メタが急上昇。新アプリ「Muse」は何が凄いんだ?

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メタ社が9月8日にリリースしたエージェントAIの「Muse」というアプリは、あっという間にアップルの「App Store」とグーグルの「Google Play」において無料アプリのランキング1位を獲得しており、一気に大人気アプリとなっています。これにより21日のメタの株価は11%もの急上昇をしており、ついに時代は、対話型AIアプリからエージェントAIアプリへと主戦場を移していくようです。

「Muse」って、今までのAIアプリと何が違うんだろね

本格的なエージェントAIアプリとしてリリースされたようだよ

AIアプリというと、チャットGPTなどに代表されるように、私たちの質問にスムーズに答えてくれます。同時通訳などもしてくれて、AIアプリは本当にとても便利なアプリだと思います。

チャットGPTのような対話型AIアプリと違って、自律的に動くエージェントAIとしてはアンソロピックやオープンAIからも出ていますが、API経由の開発者向けベータ版だったり、一部の有料利用者(課金利用)だったりしていました。

今回、メタ社は「Muse」をすべての一般的な利用者(今のところは米国限定)が使えるアプリとして無料で提供しており、メール・買い物・旅行予約・サブスク管理など、普通の人が理解しやすい用途を前面に出しました。つまり、プログラミングコードの自動作成などの専門家向けではなく、「普通の消費者向けサービス」として導入しました。

「Muse」が特に大きな話題になっているのは、エージェントAIそのものを発明したり・エージェントAIの性能が優れているからではなく、エージェントAIは前からあったが、「Muse」がエージェントAIとしての初めてのスマホ一般ユーザー向けのアプリであり、すでに一気に普及していき、手軽に利用されていく可能性が見えてきたという事です。

「Muse」は、メール・買い物・旅行予約・サブスク管理などが出来るようですが、実際にはどのような感じになるのかの一例として旅行予約での「Muse」の動きを確認してみるとこのようになります。

「〇月〇日、大阪から東京へ1泊。ホテルは新宿周辺で1泊2万円以下。禁煙、朝食付き。新幹線も合わせて探して予約して」というようなオーダーを出したとします。

「Muse」の動き
・Museがブラウザを開いてホテルや交通手段を検索
・条件に合う候補を比較
・「このホテルなら18,500円です」などと提案
・予約サイトを開き、宿泊日・氏名などを自動入力
「合計○○円で予約します。よいですか?」と本人に最終確認
・ユーザーが最終承認
・Museが予約・決済を実行
・予約結果を知らせる

こんな感じで、条件を指定して依頼すれば、条件にあったものを見繕ってくれて、それで問題なければ、利用者が最終決済の了承を行えれば、自動的にクレジットカードでの決済まで進めてくれて予約が完了するといった感じです。

分かりやすく言えば、旅行会社の担当者に丸投げする感じです。「旅行代理店の担当者に条件を全部伝える → 担当者が工程を検討する → 宿泊先・移動手段を探して書類まで全部作る → 最後に担当者が『これで予約していいですか?』→依頼者は『OK』と了承 → 予約完了」といった感じのことを、スマホのアプリである「Muse」の中で完結することが出来るといった感じです。

従来の「ChatGPT」とは違って、「Muse」の場合は単に「このホテルがおすすめです」とリンクを出すのではなく、実際にブラウザを操作してフォーム入力まで自動的に進められるところです。「Muse」は旅行予約だけでなく、メール送信、商品の購入、料金交渉なども自動で行えるようであり、しかもそれが無料でアプリで行えるという本格的な一般消費者向けのエージェントAIアプリなのだという事なのです。

この仕組みが普及すると、「ネット検索→比較サイト→公式サイト→入力→決済」という現在のネット利用そのものが大きく変わる可能性があります。そして、消費者はエージェントAIにすべて一任するという事がスタンダードとなり、その先駆けとして「Muse」が真っ先にリリースしたことで先行者利益を取る可能性が出てきたのです。

とはいえ、いずれはアンソロピックやオープンAIからも同様のアプリが出てくる(既存の対話型AIアプリに組み込まれる)と思いますが、ネット社会は先行者が一気に市場を取っていく事で優位に立つケースが多い事から、メタ社の「Muse」は非常に注目されています。

AIは、これからますます私たちの日常生活に活用されていき、あらゆるものがAIで動くようになっていくと思います。AI需要はまだ始まったばかりなので、この波に取り残されないように、AI関連銘柄を仕込んでおくことが、資産向上の足掛かりになっていくのだと思いますよ。

    

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