いつも勝つ必要はない

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トラス英政権が打ち出した大型減税政策によって英国市場は混乱していますね。インフレの対応に苦慮している中での減税発表だったために、さらなるインフレの加速を引き起こすということで批判を浴びています。とりあえず、一部は(高所得者の減税については)撤回しましたが、幸先が悪い政権スタートとなりました。

国際通貨基金(IMF)からも「現時点では大規模で的を絞らない財政パッケージは推奨しない」と懸念を評されるなど、トラス政権の施策は酷評されていますね。

世界の指導者たちが、適切な対応を取れるとは限らないという事ですね。今後も、世界のどこかで何かしら予想のやや斜め上をいくような事態が起こる事があるかもしれまんね。景気が好調な時は笑い話で済むのですが、景気が不調な時の失策や判断ミスは勘弁してもらいたいですね。

さて、そんな先行き不透明な経済・景気動向の中で投資行動はどのようにしていけばいいのだろうか。

目次

そもそも誰も株価の動きなんて読めない

今後の株式市場はどのように動いていくのだろうか。

最近は、悲観的な意見が増えてきており、今後の株式市場は更なる下落に見舞われるという意見も多くなってきました。私も、今後の株式市場の先行きには悲観的です。

浮き沈みはあるだろうけれども、基本的には下がり基調になっていくと思っています。

ロシアのウクライナ侵攻が終わらない限り、欧州のエネルギー問題は解決しないだろうし、インフレもなかなか収まらないと思います。そんな中で景気が後退していけば立て直すのには時間が掛かるだろうし、欧州だけでなく世界的にも景気悪化は波及していく事になるでしょう。

そうなれば、企業の業績などは低迷していき、それに連動して株式市場も冴えない展開が続くものだと思っています。

ただ、そんな想定が当たるかどうかなんて占いと同じで、あまり信憑性がないし、想定通りに株式市場が動くのであれば誰でも勝てますよね。

多数意見に従って投資をすれば勝てるのであれば、こんなに簡単なものはないです。

誰も株価の動きを読めないからこそ、投資は難しくて、奥深いのだと思います。

いつも勝たなくてもいい

投資をしていると、どうしても常に勝たないといけないと思ってしまいがちです。

でも、そもそもその発想が間違っているんですよね。

  • 前月よりも増えていないといけない
  • 指数を超えるパフォーマンスを上げないといけない
  • 他人よりも良いパフォーマンスを上げる事が素晴らしい

こう思ってしまうから、常に勝っていないといけないと思い込んでしまうのだけど、多くの投資家が一番最初に掲げていた目標は、「長期的に増えていればいい」といった感じの目標だったのではないだろうか。

長期的に増えていればいいというのであれば、短期的には負ける事も数多くあるだろうし、他人と比べたり・指数と比べたりする必要はなく、負ける時(減ってしまう時)や勝つ時(増えていく時)もあるだろうけど、最終的には資産が増えていればいいと思っているはずですよね。

そうであれば、いつでも勝つ必要(儲かっている必要)はないですよね。

勝とうとするから無理をする

常に勝っていないといけないと思うから、無理をしてしまうのだと思います。

下げ相場の時に損失を出してしまった場合でも、それをとり戻そうとするから、普段とは違う取引をしてしまう事があります。

損失をとり戻そうとして、今後は下がるだろうからと売り(ベア取引)をしてみたり、レバレッジを掛けて大きな勝ちを拾いにいったりと、普段していないような取引をやってみて更にダメージを大きくすることがあります。

ちょっと反発しただけでも、「もう相場が反転した」と勢い勇んで相場に臨んで行こうとしたりしてしまいます。

別に負けをとり戻そうとしなくてもいいと思うし、常に勝たなくてもいいと思います。

「投資が上手いやつは、どんな相場でも勝てる」

と言う人もいると思いますが、別にいつも勝たなくてもいいと思います。

「勝てると思った時だけ強気に張ればいい」

と私は思っています。

負けてしまった時は、諦めて負けを受け止めればいいと思います。

分からない時やイマイチ自信がない時は無理に投資をする必要もないと思います。

「危ないな~」と思えば逃げればいいし、「勝てそうだな」と思えば投資を再開していけばいいのだと思います。

自分で勝てる確率が高そうな時だけ投資をしていけばいいのではないかな。

勝率100%を目指すのでなく、勝率60%程度でもいいから、勝てそうな時だけ大きく張るという感じで臨んでいたほうが、結果が付いてくるような気がします。

  

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