投資はリターンよりも心の余裕を保つ事が大事だよ

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長期投資の基本はバイアンドホールドです。インデックス投資、または優良な銘柄を購入したら、あとはずっと保有したままにしておいて成長の果実をしっかりとつかみ取る事が大切です。相場には波があり、上昇する時もあれば下落する時もあります。時には大きく下落する時もあるのですが、それでもしっかりと握り続ける事が大切だと言われています。

長期投資では下落時に投げ出さない事が大切だよね

確かにそうなんだけど、実際には難しかったりする事もあるんだよね

株式市場は、数年ごとに大きな下落を伴う事があります。20%~30%ぐらいの急落をする事もあれば、リーマンショックの時のように50%以上も暴落する事もあります。近年だと、2020年のコロナショックの時には 34%ほど急落をしていたし、2022年の利上げショックの時は 25%の急落となっていました。

そんな時でもホールドを続けていければいいのですが、状況によっては中々難しい時もあると思います。投資には心理状況が大きく左右します。心理的に不安定な時に株式市場が急落や暴落をすると、どうしても強気な対応が難しくなることがあると思います。

私も過去に心理的に不安定な時に相場が大きく動いたために、保有株をホールドし続ける事が難しくなったことがありました。

それが、リーマンショックの時です。この時は、私は勤めていた大手企業を退職する事を決めていました。すでに会社(上司)には伝えてあり、年度末を持って退職して次の職場に移る事になっていました。大手企業から大手企業へと転職できれば良かったのですが、残念ながら中小企業にしか転職出来ず、給料も大きく下がる予定となっていました。

そんな中で訪れたリーマンショック。私の投資資産はあれよあれよという間に減っていきます。2500万円もあった投資資産が気が付けば900万円になっていて、1600万円も溶けていたのです。最初は「いずれ相場も戻るよ」と軽く見ていたのですが、ドンドンと減っていく投資資産に流石に我慢が出来ずに、いったん全額をキャッシュに換えて様子を見る事にしました。

転職を行わずに、ずっと大手企業に務めていれば投資資産が大きく減っても、もしかしたら我慢できたかもしれません。でも、大手企業から転がるように中小企業へと転職する事になり、給料も大きく減ってしまう中で、更に投資資産まで激減するとなると不安しか感じませんでした。

転職という人生の節目、そして給料も減ってしまうという事実。そんな中で投資資産も大きく減ってしまうと、もう怖さしかなかったです。普通の状態でも暴落・急落時にホールドするのは難しいのに、心理的に弱っている状態で頑張れるほど心は強くなかったです。

転職、退職などの人生の転機の際には、心の余裕もあまりない状態になります。そんな時は、ちょっとした動揺でも冷静に対応できない事があると思います。下がり続ける相場に、不安が一気に高まって、心の負担が半端ないです。

こんな時は、セオリーではホールドを続けていく事なのですが、少しづつでもいいので心を軽くするために保有株を現金に換えていった方がいいです。我慢を続けていると、いつしかそれに耐えられなくなって、一気に全株を売却して現金を確保しようとしてしまいます。

心にゆとりがないと保有株をホールドする事が出来ないです。なので、転職や退職、職場のストレスなどで心理的に不安定な時は理性的な行動が取れない時があります。ただでさえ、心に余裕がなく不安定なのに、さらに投資で不安が高まると負担が大きくなってしまいます。

不安に押しつぶされないように、心に余裕がない時は無理をしてホールドしなくてもいいので、一部だけでもキャッシュに換えて安全を確保して心の余裕を増やしておいた方がいいです。それが結果として、後々の全株売却という狼狽売りを避けるお薬にもなります。

投資をしていると、ミスをせずに正解選択肢を取り続ける事が正しい事だと思ってしまいがちなのですが、失敗してもいいと思うし、他人よりもリターン(投資成績)が悪くてもいいと思います。

資産を運用する事で長期的に見て、投資資産が緩やかでもしっかりと増えていればいいので、一時的にリターンが市場平均よりも悪くてもいいです。

無理をしないという事と、心理的に不安定な時は、投資においてもリターンを考えるよりも安全に動いて、心の余裕を持つことも長期的に投資を続けていくうえで大切な事だと思いますよ。

    

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