先週の金曜日(17日)は、ナスダック総合株価指数が続落して前日比 1.4%も大幅下落していました。ハイテク銘柄が軒並み下落をしており、その原因は中国 AIショックによるものでした。米国の最先端 AIモデルに性能面で肉薄するうえで利用料金も安い新モデルを中国企業が発表した事で、米 AI各社の優位性を脅かすとの警戒感から米国株が総崩れとなってしまったようです。

中国発のAIショックによる動揺だね



何だか前にも似たような事があったよね
中国の新興 AI企業の月之暗面(ムーンショット AI)が 17日発表した新モデル「Kimi K3」は、同社が公開した性能比較では、コーディングなどの機能で米国のオープン AIの「GPT-5.6Sol」やアンソロピックの「Fable(フェイブル)5」をしのぐと説明しているようです。
米国のハイパースケーラー(アマゾンやグーグル、マイクロソフトなどの巨大クラウド企業)は、オープンAIやアンソロピックなどが開発するAIモデルの学習・推論に使うための計算能力を拡張する為にデータセンターに多額の費用を費やしてきました。その旺盛なAI投資が半導体メモリ不足を招き、半導体メモり企業は利益が急拡大して株価が高騰するなど、株式市場の好循環に貢献していました。
ただ、中国製のAIの性能が米国のAIと同等の性能を保持するようであれば、米国の最先端モデルに大金を投入する必要がなくなっていくのではないかという懸念が持ち上がり、それによってハイパースケーラーや半導体サプライヤーなどが設備投資に多額の費用をつぎ込んでいるのも無駄になってしまう可能性があるのではという事で、ハイパースケーラーや半導体銘柄を中心に大きく株価が下落したようです。
これ、よく考えたら前にも同じような展開がありましたよね。2025年の1月に起きた「DeepSeekショック」ですよね。中国の AI開発企業 DeepSeekが、低コストながらも高性能な生成 AIモデルを発表して、無料アプリランキングで ChatGPTをおさえて1位を獲得した事で株式市場が大きく動揺してハイテク銘柄や半導体銘柄が一斉に大きく下落しました。でも、結局今では株式市場もあの当時よりも上昇しており、ハイテク銘柄も半導体銘柄も何事もなかったかのように上昇を続けています。
米国の最新の AIに中国の AIが食らいついていくのは今後も続いていく流れだと思います。ただ、最先端の半導体(GPU)を持っているのは米国企業(エヌビディア)です。中国の AI企業が米国の最新の AIを上回る事は難しいと思います。中国が追いついても、すぐに米国企業が突き放していくでしょう。
なので、この手のニュースで株価が大きく下落しても、あまり気にする必要はないと思います。暫くしたら、株式市場もそんなニュースは忘れてまた上昇していく事になると思いますよ。あまり過剰に反応する必要はないのではないかなと思います。


コメント