今年に入ってから目覚ましい発展を続けているAI。アンソロピックが開発した最新の「Mythos(ミュトス)」はシステムの脆弱性を発券する能力が非常に高く、悪意を持った人が使えば悪用される恐れがあるとして公開を控えています。そんなAIによってソフトウエア企業の業績悪化懸念が高まっているので、「SaaSの死」とも呼ばれていました。

すでに人間のレベルを超えていそうだよね



SF映画のようにAIによって人間が支配されたら怖いよね
生成AIが社会に実装され始めると多くのソフトウエア企業が生成AIに仕事を奪われるのではないかという事で業績悪化の懸念が高まり株価が大きく下がっていました。ところが、最近は共存できるのではないかという感じになってきていて、株価も戻り始めています。
スノーフレーク(SNOW)やクラウドストライク(CRWD)、データドッグ(DDOG)などの代表的なソフトウエア企業も4月頃から株価が回復してきており、かなり急上昇しています。
「4月1日からの株価上昇率」
スノーフレーク 66%
クラウドストライク 87%
データドッグ 109%
話題に振り回されて株価が大きく下がってしまうと投資家は不安になるものです。しかしながら、ちゃんと見極める事が出来れば、それはまたとないチャンスでもあります。特にセンセーショナルな話題だった場合には、株価の下落は実力以上の強い反応を示すことがあり、それが更に投資家の不安心理を掻き立てて、想定以上に弱い値動きをする事があります。
私の保有株でも「SaaSの死」に影響された銘柄があり、それがマイクロソフトでした。株価が好調な大手テック企業の中で、マイクロソフトだけはズルズルと株価が下がっている状態でした。それでも、マイクロソフトの決算内容などを確認して問題ないと判断したからこそ、買い増しに動くことが出来ました。
「マイクロソフトのチャートと買い増しした場面」


マイクロソフトも4月頃から株価は上昇基調となり、4月1日からの上昇率は21%となっています。スノーフレークなどのソフトウエア企業の中では比較的低い方の上昇率となっていますが、世界の時価総額第4位という巨大企業という事を考えれば、充分大きな上昇率だったと思います。
優良企業が実力以上に下がっている時があれば、やはりそれはチャンスでもあると思います。マイクロソフトに限らず、グーグルやアップル、アマゾンなどもそれぞれの理由によって実力以上に下がっている時がありました。
グーグルであれば生成AIが出てきた事で検索エンジンがオワンコ(時代遅れになる)として株価が大きく下がり、アップルは自社で生成AIを開発していない事で時代に乗り遅れたと評価されて株価が下がり、アマゾンは設備投資の大きさから業績悪化を懸念されて株価が下がっていました。でも、どの企業も暫くするとしっかりと株価も上昇しており、ちゃんといつもどおりの成長局面に戻ってきています。
実力のある企業が下がっている局面においては、決算等を確認しながら問題ないと判断できたのであれば、買い増しに動いていくとチャンスを拾っていけるのではないかなと思います。


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