FIREして、運用資金で生活していくというのが投資家にとっては理想的な状況だと思います。よく言われているのが4%ルールで、投資資金のうちの4%ほどを取り崩しながら生活していくというものです。例えば、1億円運用していれば4%だと400万円、2億円だと800万円ほどを取り崩すことが出来るという感じになります。

4%ルールで取り崩して、その資金で生活できれば働かなくていいよね



生活費よりも4%で取り崩す分の方が多いと、資産は減らないよね
一般的には、米国株指数(S&P500)で運用していた場合、平均的な年間リターンは、5%~6%ぐらいだと言われています。なので、4%ルールで取り崩していって、それを生活費に充てている場合は理論上は投資資産が減らない計算になります。
ただし、あくまでも米国株指数の平均的な年間リターンが5%~6%ぐらいだというだけであって、毎年の騰落率の幅は非常に大きく、ある年は20%ぐらいプラスになっていても、ある年は20%ぐらいマイナスになっている時もあります。平均すれば5%~6%ぐらいだというだけであって、株式市場は浮き沈みが激しいです。
なので、2年~3年ぐらいはマイナス成長が続く年もあると思います。そうなると、投資資産は減っている状態なのに、FIREしているから生活費を投資資金から取り出さないといけないので、ますます投資資産が減ってしまうという事になってしまいます。
出来れば下落している時(年間リターンがマイナスになっている時)には運用資金から生活費を出さずに、どこかから生活費(現金)を用意して日々の生活費に充てているほうがいいですよね。
そこで、株式で運用している資金とは別に、予備の生活費用に現金(キャッシュ)を年間生活費の2年~3年分ぐらいは用意しておいた方がいいです。例えば、年間の生活費が500万円ぐらい掛かっているのであれば、1000万円(2年分)~1500万円(3年分)ぐらいは投資資金とは別に避けて置いておいた方がいいです(国債などに置いておく)。
例えば、投資資金が1億5000万円ぐらいあったとすれば、4%ルールで取り崩すと、600万円ぐらいになります。税金が最大20%引かれたとしても480万円は手取りとして残ります(実際には利益に対して20%の税金なので手取りはもう少しあると思うけどね)。
普段は、このような感じで取り崩していくとしても、相場の調子が悪い時で年間リターンがマイナスになっている時は、投資資金を取り崩さずに、別に置いてあるキャッシュを使って、生活費に充てておけば、投資資金を大きく減らすことなく、過ごすことが出来ます。
そして、相場がプラスリターンになった時に、キャッシュから取り崩した分を投資資金から補充しておくようにしておいて、常に年間生活費の2年分から3年分ぐらいをキャッシュで置いておく(国債などで保有しておく)事で、いざという時はそちらから生活費を出せるようにしておくのがいいと思います。
FIREするときは、どうしても運用資金にのみ焦点が当たりがちですが、運用資金とは別にキャッシュで数年分の生活費を用意しておくことが、安定的な FIREをするうえで大切なことなのではないかなと思います。


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