将来性抜群のエヌビディア2024年度2Q(2023年5月~7月)決算

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エヌビディアの勢いが止まりませんね。今年になって、株価も業績も大きく上昇しているエヌビディア。これからやってくるAI時代の申し子のような感じになってきましたね。

エヌビディアのGPUは、先端技術のあらゆる製品に必要不可欠な商品となっている事からどの企業も我先にと買い漁っており需要多寡で品薄状態になっています。

今年になってから勢いが更に増したね

これからの市場の基礎となる商品なので期待感が高いよね

GPUが使われているデータセンターやAI関連の機器はこれからが生産・普及が本格的に始まっていくものなので、それらの心臓部分であるGPUは今後の拡大が期待されますね。

そんな人気のエヌビディアが決算を発表していました。今回は、将来性抜群のエヌビディアのお話です。

目次

エヌビディア2024年度第2四半期(2Q:2023年5月~7月)決算

NVIDIA:2024年度第2四半期(2Q:2023年5月~7月)決算

売上高  135億0700万ドル(101.4%増加
営業利益 68億0000万ドル(1262.7%増加
純利益  61億8800万ドル(843.2%増加
1株利益 2.48ドル(853.8%増加

市場予測
売上高  111億8500万ドル(20.7%上回る
営業利益 58億4600万ドル(16.3%上回る
純利益  48億2900万ドル(28.1%上回る
1株利益 1.74ドル(42.5%上回る

恐ろしい位の好業績をあげていましたね。売上は過去最高の数字を更新しており、前年同期比で2倍以上の増加となっており、絶好調です。

営業利益に関しては化け物みたいな伸び率を叩き出しており、前年同期比で13倍以上の増加という驚異的な伸び率です。

純利益に関しても、前年同期比で9倍以上となっており、業績の上昇の様子は、もはや天井知らずのような様相を呈しています。

チャットGPTに代表されるように、AIブームに突入したIT業界において、必要不可欠なエヌビディアのGPUは奪い合いの状態となっており、各社はエヌビディアの言い値で買わざる負えない状況となっています。

それは粗利益率に大きく表れており、前年の粗利益率は43%だったのが僅か1年で粗利益率は70%と大幅に上昇しています。エヌビディアの言い値で付加価値を付けた値段を設定しても、IT企業はエヌビディアのGPUを買うしかない状況になっており、それが今後も続くようであればエヌビディア独走は止まらないかもしれませんね。

市場予測と比較してみても、圧倒的に実績の方が上回っています。売上は20.7%上回っており、営業利益は16.3%上回り、純利益は28.1%上回るなど、どれもが市場予測を上回っていただけでなく、二桁以上も予測を上回る結果を叩き出していた事は驚異的だったと思います。

各部門別の売上

部門別売上
データセンター 103億2300万ドル(171.2%増加
ゲーミング   24億8600万ドル(21.7%増加
プロ用VZ   3億7900万ドル(23.5%減少
自動車関連   2億5300万ドル(15.0%増加
その他      6600万ドル(52.8%減少

クラウドやAI向けを含むデータセンターは爆発的な伸びを見せていますね。前年同期比で2.7倍という大幅の増加で業績を大きく牽引しています。特に利幅の大きいGPUの最新機種「H100」が利益を向上させています。

従来の主力部門だったゲーム部門も21%の増加と充分健闘しています。ゲームも将来的にはスマホのような携帯端末で高度な画像処理が出来るようになれば更に需要は拡大するかもしれませんね。

自動車関連も地味に業績を伸ばしています。将来的に自動運転が実用化されていくと、この部門も更に伸びていくと想定されています。

業績が好調だったので、全ての部門が絶好調だったのかというとそういうわけでもなく、プロ用VZ(プロフェッショナル・ビジュアライゼーション)は前年同期比で23.5%減少と大きく落ち込んでいます。

売上規模が大きいデータセンターが大きく伸びていたので、プロ用VZの売り上げ鈍化は目立つ事はなく、業績にあたえるインパクトもほとんどありませんでした。それほど、データセンターの伸びが驚異的でしたね。

来期のガイダンス

では、重要な来期のガイダンスを確認してみましょう。

来期ガイダンス
売上 163億2000万ドル~156億8000万ドル(中央値160億ドル)
粗利益率 71%~72%(中央値71.5%)

市場の来期予測
売上    125億9300万ドル
営業利益  66億8600万ドル
純利益   55億1900万ドル

来期の業績も、好調なAI需要に後押しされるかのように、過去最高の売上を更に更新していく見込みです。しかも、市場予測よりも更に高い想定となっており、いい意味で市場の想定の斜め上をいくようなガイダンスでした。

まとめ

ビックリするぐらいの凄い決算内容だったと思います。全て良かったというよりも出来過ぎていて現実離れしていると感じるぐらいの好決算でした。今期の実績も申し分なく、来期のガイダンスも市場予測をはるかに上回る想定となっており、本当に無敵の銘柄といった感じになってきました。

IT企業としては珍しく株主還元にも積極的であり、少しだけですが配当もあり、自社株買いもしてくれています。今期は1株あたり0.04ドルの配当と自社株買いは32億8000万ドルで750万株を買い戻しました。自社株買いの枠はあと39億5000万ドル残っているのですが、追加で250億ドルの自社株買いを承認したので、合計で289億5000万ドルの自社株買いの枠が残っています。

あえて悪い点をあげるとすれば、期待値が高過ぎて株価が上がり過ぎているという事ぐらいかな。買いたくても上がり過ぎて手が出せないと感じてしまう投資家も多いと思いますが、そんな思いを飲み込みながら更に上昇していくのが凄いですよね。

AI向け半導体の市場規模は2028年には2021年に比べると12倍の1278億ドルに急拡大する見込みであると市場では想定されています。まだまだ成長の余地が多く残る市場において、必要不可欠な製品を創り出しているエヌビディアの優位性は今後も続いていくのではないでしょうか。

  

さて、今回の内容は、YouTubeにもアップしています。動画でみると、グラフなどを多く用いて視覚的に楽しめるようになっておりブログとは違う魅力などもあると思いますので、ぜひYouTubeの方も見てくださいね。

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