爆上げ!市場の救世主。マイクロンの2026年3Q決算

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多くの投資家の注目を集めていたマイクロンの 2026年度第3四半期(3Q)決算が 24日(日本時間 25日の早朝)に発表されていました。結果は超絶好決算で、時間外取引ではマイクロンの株価が 18%も上昇しているなど、株価もお祭り騒ぎになっていました。

期待を更に上回る結果を叩き出していたね

市場全体が少し弱気になっていた時にこの神決算。さすがマイクロンです

私がマイクロンを購入したのは先月末ぐらいなのですが、まだ 1か月ほどしか経っていないのに、もうすでに 30%も上昇しているのだから凄いですね。年初からは 267%(3.6倍)に上昇しているのだから、強すぎますね。業績も急上昇しているので、株価が爆上げするのも納得感がありますね。

さて、ということでマイクロンの2026年第3四半期決算を確認していこうと思います。

目次

マイクロン2026年度3Q(第3四半期)決算

マイクロン 2026年度第3四半期(2026年3月~5月:3Q)決算
売上高   414億5600万ドル(345.7%増加:4.4倍
営業利益  333億1800万ドル(1436.0%増加:15.3倍
純利益   282億4300万ドル(1398.3%増加:14.9倍
1株利益(希釈後) 24.67ドル(1368.4%増加:14.6倍

市場予測 
売上高  359億1100万ドル(15.4%上回る
1株利益 20.55ドル(20.0%上回る

数字を見間違えたのかなと思うぐらいの爆裂決算でしたね。エヌビディアの決算で爆発的な成長性を見た事はあるのですが、それをさらに上回る超絶好決算ですよね。

売上高は、前年対比で 4.4倍という激しい成長性を見せていました。需要に供給が追い付いていないというのは聞いていましたが、作っても作っても足りないといった感じなんでしょうね。売上高は大型企業ではあまりみる事がないレベルの伸び率でした。

そして、営業利益と純利益の方は、もう計算が間違っているのではないだろうかと思うぐらいの爆益ぶりで、前年対比で 14倍とか 15倍とか、あり得ないぐらいの伸び率となっていました。ちょっと聞いた事がない感じの成長性ですね。

営業利益はたった3か月間で、前年よりも 311億4900万ドル(約 5兆円)も増えているのだから、想像を絶するぐらいの増加金額ですよね。そりゃ、株価も馬鹿みたいに上昇するよね。

市場予想と比較しても、売上は 15.4%ほど上回っており、1株利益も 20.0%ほど上回っていて、どちらも市場予想よりも大幅に上回っている結果となっていて文句のつけようがないです。

粗利益率や営業利益率も恐ろしいほど高くなっていて、粗利益率は 84.6%、営業利益率は 80.4%と前年よりも倍増している状態でした。売れすぎているから、利益を高く設定しても顧客は喜んで買ってくれる状態で、ほぼ言い値で売る事が出来るような超強気な価格設定が出来るほど需要が膨大で、供給がタイトになっているのだろうなと感じます。

マイクロン2026年3Q2026年2Q2025年3Q
粗利益率84.6%74.4%37.7%
営業利益率80.4%67.6%23.3%

事業部門別財務実績

クラウドメモリ事業部
売上     137億6900万ドル(306.6%増加:4.0倍
粗利益率   83%(前年は58%)
営業利益率  78%(前年は46%)

コアデータセンター事業部
売上    115億2400万ドル(653.2%増加:7.5倍
粗利益率  87%(前年は38%)
営業利益率 83%(前年は20%)

モバイルおよびクライアントビジネスユニット
売上    115億2100万ドル(253.9%増加:3.5倍
粗利益率  87%(前年は24%)
営業利益率 86%(前年は15%)

自動車および組み込みシステム事業部
売上    46億3400万ドル(311.1%増加:4.1倍
粗利益率  79%(前年は26%)
営業利益率 75%(前年は11%)

まずは、各事業の簡単な説明からしていきます。マイクロンの事業部門は、製品ごとに事業部門が分かれているというのではなく、顧客や用途別に分かれているといった感じになっています。

クラウドメモリ事業部は、ハイパースケール・クラウド事業者向け(マイクロソフト、アマゾン、グーグル、メタなど)のメモリソリューションと、全データセンター顧客向けのHBM、高帯域幅メモリを担当する部門です。分かりやすく説明すると、AIブームの中心にある部門であり、AIデータセンターの心臓部に近いメモリを売っている部門ですす。エヌビディアなどのAI動作用GPUの横に搭載される主力製品などが該当します。エヌビディアのGPUのように世界中で争奪戦が起きている最もホットな市場(製品)となっています。

コアデータセンター事業部は、上記のクラウドメモリ事業部がハイパースケール・クラウド事業者向けだったのに対して、こちらの事業部は一般企業や、従来型のデータセンター、サーバーを構築するITインフラ企業向けとなっています。AI専用ではなく、インターネットや社内システム、通常のクラウドを支える「大容量の記憶装置」の事業部門となっています。

モバイルおよびクライアントビジネスユニットは、スマートフォン、タブレット、PC向けのメモリ・ストレージとなっていて、私たちが日常的に使う身近な電子機器(デバイス)の中に組み込まれるメモリの事業部門です。「モバイル(スマホやタブレット)およびクライアントビジネスユニット(個人や企業が使うPC)」という感じです。

自動車および組み込みシステム事業部は、自動車メーカー、電気自動車(EV)サプライヤー、工場の産業用ロボット、スマート家電メーカー向けのメモリ・ストレージとなっていて、産業機械に組み込まれているメモリの部門です。自動運転や工場の自動化、医療機器、IoTデバイスなどで使われる頑丈なメモリとなっています。

特定の部門だけ伸びているという訳ではなく、どの部門も爆発的に伸びています。需要の拡大に追い付けず製品が不足する事で争奪戦となり、製品価格が高騰しています。そして、それに伴い、全部門とも粗利益率・営業利益率が大幅に向上しており、これが売上や利益が大幅に増えた要因となっているようです。

来期(2026年第4四半期)のガイダンス

さて重要な来期のガイダンスを確認してみましょう。

マイクロン自身が予測した次期ガイダンス

売上高        490億ドル~510億ドル(中央値 500億ドル:前年対比4.4倍)
粗利益率       86%
運営費        18億6000万ドル
営業利益       411億1400万ドル
1株利益(希釈後)  29.73ドル~31.73ドル(中央値 30.73ドル)

市場が想定していた次期ガイダンス

売上高    435億8000万ドル
営業利益   339億3600万ドル
1株利益   25.22ドル

来期のガイダンスも強気な設定となっていて、売上高は中央値で前年よりも4.4倍の売上を叩き出す予定となっています。市場が想定していた次期ガイダンスと比較しても、売上高は 14.7%上回り、営業利益 21.5%上回り、1株利益 21.8%上回っている状態となっていて、市場の想定よりも更に高い次期ガイダンスを発表していました。

カンファレンスコールの抜粋

カンファレンスコールで幹部達が話した内容を一部抜粋してみました。

第4四半期にはキャッシュフローの成長がさらに加速すると予想しています。最近30%増配したように配当金は時間をかけて増やしていくつもりです。また主な資本還元策は自社株買いです。12月9日から資本還元を増やすつもりです。

お客様からの数量に関する要望は、2027年だけでなく、複数年にわたる需要要求についてお客様と協議してきました。SCA契約の大きな利点の1つは、複数年にわたる需要要求についてお客様と協議してきたことです。そのため、この複数年にわたる期間、つまり2027年以降、2028年などを見据えると、当社の供給能力をはるかに超える非常に高い確信度でお客様からの需要を得ることができます。

市場の逼迫は2027年以降も続くと予想していることをお伝えしました。その理由の一つは、HBMのTAM(総市場規模)が拡大したことです。以前は2028年には1000億ドルを超えると予測していましたが、今では2027年には1000億ドルを楽々と超えると見ています。

需要が業界の供給能力をはるかに上回っているため、供給の伸びが出荷量の伸びを決定づける要因となり、供給増加率は需要を満たすのに必要な水準に引き続き達しないでしょう。供給が需要を満たすことができるようになる時期は、現時点では見通せません。

戦略的顧客契約(SCA)はキャンセルできないことをお伝えしておきます。この契約には、顧客が契約を解除できる条項は一切ありません。一般的に、これらの契約は5年間です。各年ごとに年間購入量の義務が定められています。テイク・オア・ペイとは、部品を購入するかどうかにかかわらず、購入量に応じた価格を支払う義務があることを意味します。これらの大規模契約の多くには価格帯が設定されています。価格の上限と下限があり、市場状況に基づいて四半期ごとに価格交渉が行われます。価格は上限を超えることも、下限を下回ることもありません。

これらの契約は一部の前払い金が必要となり、すでに署名済みの戦略的顧客契約(SCA)だけでも、これらの 16 の契約の合計は、現金と関連する財務上の約束の合計で 220 億ドルを超え、そのうち現金だけでほぼ 180 億ドルになります(ちなみにこれは保証金のようなもので契約が遂行されると返金されるようです。つまり大金を差し入れてでもマイクロンの製品が欲しいので、長期契約と共に製品購入する意志として保証金を差し出すような感じみたいです)。

エージェント型AIはCPU需要とCPUベースのサーバーの需要を大きく押し上げており、これは確かに私たちが目にしているトレンドです。これらのCPUベースのサーバーは、複数の異なるサプライヤーから提供されています。多くの企業がデータセンター向けCPU製品を発表しています。x86ベースのCPU、NVIDIAのCPU、QualcommのCPUなどがあります。当社はこの分野で確固たるリーダーとしての地位を築いており、これらの製品すべてにおいて市場をリードしています。

まとめ

今回初めて決算を確認したのですが、決算自体は化け物のような決算内容でビックリするような数字ばかりでした。今期の決算内容自体も文句のつけようのない素晴らしいものだったし、来期のガイダンスも充分過ぎるほどの成長性を上げていくようでした。

今処、需要に全く追いついておらず供給が足りない状態が続いているようなので、当面は何も問題なさそうです。株価も更に上がっていくでしょう。ただ、それがあと1年~2年で終わるのか、それとも5年~10年と長く続いていくのかは分からない感じです。この辺りが不安材料なのですが、少なくとも1年~2年は安泰なんだろうなと感じます。

粗利益率や営業利益率の向上によって、キャッシュも大幅に増えており、それを株主に還元するという事も言っていたので、配当金の増配や自社株買いの増加にも期待出来そうです。

決算を確認してみて、「何でもっと早く買っておかなかったんだろう?」と思うぐらい、絶好調で、しかも伸びていきそうな企業でした。マイクロンは、まだまだ期待が出来そうな感じでした。

    

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