多くの投資家が投資しているS&P500。そんな中でも年間手数料(信託報酬)が安くて資産規模が大きいという事で、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)という投資信託などが大人気になっていると思います。S&P500に連動する投資信託は、通常は時価総額加重平均型の投資信託となっています。

S&P500というと、時価総額加重平均だよね



基本は「時価総額加重平均」だけど「均等ウェイト型」もあるよ
通常のS&Pは時価総額加重平均型となっていて、時価総額が大きいほど組み入れられる割合が多くなっていきます。しかしながら、この普通のS&P500(時価総額加重平均)とは異なる組み入れ方法であるS&P500も存在します。それが均等ウェイト型の投資信託(イコール・ウェイト・ファンド)です。
S&P500の均等ウェイト型投資信託(S&P 500イコール・ウェイト・ファンド)は、指数に組み入れられるすべての企業を均等に保有します。なので、S&P500のように上位500社に投資するような場合は、1社あたり0.2%づつ均等に組み入れるようになります。
では、「通常のS&P500(時価総額加重平均)」と「均等ウェイト型のS&P500(イコール・ウェイト)」の組み入れ比率を確認してみましょう。
| それぞれの組み入れ比率 | S&P500(加重平均) | S&P500(均等ウェイト) |
|---|---|---|
| エヌビディア | 7.6% | 0.2% |
| アップル | 7.3% | 0.2% |
| アルファベット | 5.4% | 0.2% |
| マイクロソフト | 5.2% | 0.2% |
| アマゾン | 3.6% | 0.2% |
| ブロードコム | 2.8% | 0.2% |
| メタ | 1.8% | 0.2% |
| マイクロン | 1.5% | 0.2% |
| JPモルガンチェース | 1.5% | 0.2% |
| テスラ | 1.4% | 0.2% |
時価総額加重平均の場合は、時価総額が大きいほど組み入れ比率が大きくなっていくので、S&P500の上位に君臨する巨大企業などの組み入れ比率が高くなっています。
通常の S&P500(時価総額加重平均)の場合は、上位10社の組み入れ比率は 38%もありますが、均等ウェイト型であれば上位 10社の組み入れ比率は 2%です。また、通常の S&P500(時価総額加重平均)の上位 100社の組み入れ比率は 76%となっていて上位 100社で全体のほとんど(2/3)を占めているけれども、均等ウェイト型の場合は上位 100社でも 20%程度(1/5)しか占めていません。
仮に、100万円を投資したとしたら、通常の S&P500であれば、上位 100社のみで投資した 100万円のうちの 76万円を使っているという事になります。これが均等ウェイト型であれば、上位 100社への投資は 100万円のうちの 20万円だけとなるので、均等に投資されていることになります。
現在、多くの人々が保有してる S&P500は基本的には時価総額加重平均となっているので、上位銘柄に比重が大きくなっており、マグニフィセント・セブンに代表されるような超巨大企業の動向(株価や業績)に大きく左右される形となっています。
基本的には、通常 のS&P500(時価総額加重平均)でいいと思うのですが、補完的に均等ウェイト型の S&P500を保有していてもいいかもしれませんね。
という事で、次回は均等ウェイト型の S&P500のメリットとデメリットをお伝えしていこうと思います。


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