火中の栗(ルメンタム)を拾って、お決まりのように火傷した

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半導体メーカーのマーベルが光学機器サプライヤーであるルメンタムを買収する事を検討しているといった報道あるという事を昨日のブログ記事に書いていましたが、そのマーベルとルメンタムの合併が正式に発表されていました。正式発表後の両社の株価は、ともに大きく値下がりする状態となっています。なので、ルメンタムを買い増ししてみましたが、買った後も更に下がっていて、火傷しています(笑)

通常は、買収される側は上昇しやすいのにね

当初の想定よりも条件が悪かったみたいだね

当初に報道されていた買収の条件では、マーベルが一部の現金を使ってルメンタムを買収して、足りない分に関しては株式を割り当てて(ルメンタムの株式をメーベルの株式と交換)、ルメンタムを買収するだろうという感じでした。これにより、合併後の株主構成は、既存のメーベル株主が 75%、既存のルメンタム株主が 25%ぐらいになるのではと言われていました。

正式に発表された買収条件では、メーベルがルメンタムに対して全額株式交換方式で買収する事になっていました。ルメンタム 1株に対してマーベル株を 4.5株割り当てるという事で決定したようです。この場合だと、合併後の株主構成は、既存のマーベル株主が 67%、既存のルメンタム株主が 33%ぐらいとなり、かなり多くの株式を発行して(希薄化)買収を行うようですね。

マーベルの株主にとっては、買収によって保有している株式が希薄化(ルメンタム株主が割り込んでくるので自分の取り分がその分だけ減ってしまう)してしまうので、株価が下がる要因となります。

一方で、ルメンタムの株主にとっては、買収の対価として評価された株価は、1株 1,132ドルとなっていて、これは評価額を計算した10月28日を基準とすると、その日のルメンタムの株価は 913.95ドルだったので、1,132ドルの評価額は 23.8%のプレミア価格となっていました。マーベルの10月28日の株価が、251.65ドルなので、4.5株貰えるとなると、1132.45ドル(251.65×4.5株)なので、この金額になっているのでしょうね。

これが、現金での買取となっていれば、株価も上がっていったのですが、全額株式交換方式なので、ルメンタム 1株をマーベル株 4.5株に交換するだけとなるので、マーベルの株価が下がってしまえば、その分だけルメンタムの株の価値も落ちてしまいます。

買収が正式発表された際(11月2日取引開始前)のマーベルの株価は、196.4ドルとなっていて、すでに買収額を算定した基準日(10月28日)の株価である 251.65ドルと比較すると、21.9%も下がっている状態となっています。この時点で、マーベル株 4.5株は、883.8ドルとなっていて、本来なら(現金での買付ならば) 1,132ドル貰えたはずが、883.8ドルと大きく目減りしている状態なんですよね。

ルメンタムの株主にとっては、マーベルの株価が下がれば更にルメンタムの価値も下がっていくので(マーベル株 4.5株と交換なので)、今のうちに売却しておこうとする動きが加速して、買収が正式に発表された後は大きく株価が下がってしまう事になりました。

結局、買収が発表された 11月2日の取り引きでは、マーベルは 12.7%下落した 171.41ドルとなっていて、ルメンタムは 18.5%下落した 684.40ドルとなっており、ともに大幅に下落した状態になってしまいました。

私が寝る前( 0時半)に米国株市場を見ていた段階でも、マーベルとルメンタムは大きく下がっており、その時点でルメンタムは 10%ほど下落した 756ドルだったので、単純にこの株価でマーベル 4.5株を貰えると考えると、マーベル株を 168ドル(756ドル÷4.5株)で買える事になるので、下がり過ぎているんじゃないかなと感じたので、保有しているコヒレントを売却して、その売却資金でルメンタムを購入してみました。

「購入」
ルメンタム 756.0ドルで 2株(約 24万円)
「売却」
コヒレント 217.3ドルで 7株(約 24万円)

朝起きてみると、ルメンタムは更に下がっていて、結局ルメンタムは 18.5%下落した 684.40ドルとなっていたので、私が買った株価(756ドル)から更に 9.4%も下がっているんだよね。

火中の栗を拾って失敗しているやん

めっちゃ火傷しちゃったよ

まあ、217.3ドルで売却したコヒレントが、その後は大きく下がって 199.95ドルになっていたので、それを考えると、コヒレントは 8.6%も高く売れている感じなので、ルメンタムが下がった分をコヒレントを高く売れた分で相殺できている感じかな。と自分で自分を慰めている感じです(笑)。

個人的には、買収の評価額を決めた基準日となっている 10月28日のマーベルの株価が 251.65ドルだったので、買収条件のルメンタム 1株に対してマーベル株 4.5株を付与すると、合併後の株主構成は既存のマーベル株主が 67%程度になるのだから、単純にマーベルの株価である 251.65ドルの 67%程度がマーベルの株価だと考えると、株価が下がったとしても 168.6ドルぐらいがマーベルの妥当な株価かなと考えていました。

であれば、ルメンタムの株価はマーベルの 4.5倍だとすれば、下がったとしても 758.7ドル(168.6ドル×4.5株)ぐらいまでが妥当な水準なんじゃないかなと思っていたので、11月2日に 756ドルになっていた時点で、ルメンタムを購入しても問題ないんじゃないかなと思ったので買い増してみました。

単純に、買収前のマーベルの株価(251.65ドル)から買収条件により希薄化する割合を引いた株価(168.6ドル)を計算していますが、これには買収によってマーベルに加えられる利益などを考慮しておらず、単純に株式が増えるから増えた分を考慮しただけの株価です。なので、買収効果によって得られるメリットを考えれば、この株価(168.6ドル)よりも高い価値があるのではないかと思ったんですよね。

現在(11月2日の取引終了後)のルメンタムの株価は 684.40ドル。これをもとにマーベルの株価を計ると 152.08ドル(684.4ドル÷4.5株)となります。一方で、マーベルの株価は 171.41ドルとなっていて、かなりの差がありますね。

さて、ルメンタムの値付けが正しいのか? それともマーベルの値付けが正しいのか? 私は、ルメンタムの株価が下がり過ぎていると思ったのですが、果たして未来の結末はどうなるんでしょうね。

    

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