バフェット氏もクラウド企業には強気に考えている

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投資家も注目しているバークシャー・ハサウェイのポートフォリオ。バークシャー・ハサウェイは、アップルやアメリカン・エクスプレス、コカ・コーラ、バンク・オブ・アメリカなどに投資をしているのですが、最近になって新たにアルファベット(グーグル)に投資をしていたことが注目されていました。しかも、一気に大量に買い付けており、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオで第5位にまで一気に上がってきました。

急にグーグルに投資をしていてビックリしたよね

新CEOのアベル氏の判断だと言われていたね

今まで投資をしていなかった企業に急に大量の資金を投資しており、しかもバフェット氏が苦手としているハイテク企業のトップランナーでもあるグーグルに投資をしていた事は、新CEO体制(アベル氏)になった事によってバークシャー・ハサウェイが新しい方向性に動いているのではないかと言われていました。

ところが先日のインタビューでバフェット氏はバークシャー・ハサウェイのグーグルへの投資について「私が始めた」と語っており、グーグルへの投資を発案し、投資判断を強く主導したのはバフェット氏だったようです。ただ、新CEOはアベル氏であることから、最終的な決断はアベル氏が行い、バフェット氏の独断という訳ではなく、共同判断だという事のようです。それでも、ハイテク銘柄が苦手な感じのバフェット氏がグーグルへの投資を主導していたのは少し意外ですよね。

バフェット氏は、「稼いだ資金を株主に分配するだけでなく、事業内部に再投資し、再び高いリターンを得られる企業は優れた企業だ」という考え方を持っている投資家であり、バフェット氏にとって今のグーグルの設備投資は将来のリターンを産むための集中投資のようなもので、他社を寄せ付けないためのワイドモート(参入障壁)を作っていると評価しているようです。

グーグルを含むアマゾンやマイクロソフトなどのハイパースケーラーはクラウドの拡大のためにデータセンターに莫大な資金を投下しています。バフェット氏はそれを「私たちが保有するBNSF鉄道の膨大な設備・インフラ開発費用をはるかに上回る本物の巨額投資だ」と語っていました。これほどの巨額投資が出来るのは、グーグル、アマゾン、マイクロソフト、メタぐらいしかなく、他の企業はこの規模の設備投資をする事は不可能です。

そして、これらの企業がそれほどまでの巨額の設備投資が出来るのは、本業でしっかりとしたキャッシュを稼ぎ出すことが出来ているからであり、稼いだ莫大なキャッシュを惜しみなくデータセンターにつぎ込んでいます。そして、そのつぎ込んだ先行投資が数年後には大きく花開くことになり、クラウド業界は数社が寡占する市場となっていて、その時には他社が追いつくことが出来ないようなワイドモート(参入障壁)が出来上がっているのです。

また、バフェット氏は目先の決算や次の四半期ガイダンスばかりを見ているのは馬鹿げていると発言しており、ウォール街の短期的な思考を改めて批判していて、クラウド企業(特にグーグル)はこれまでの実績などを考慮すれば AI競争で勝者になる可能性は比較的高いと判断したからこそ、バークシャー・ハサウェイがグーグルへ投資をする事を強く提言したようです。

クラウド各社は、今は種を蒔いている状態なので実がなっておらず本格的な収穫はまだ先なのですが、これから AI需要が伸びていき、本格的な AI時代が訪れた時には、実りある収穫によって大きな利益を手にする事になるのだろうと思います。

   

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