いずれアマゾンは成熟企業となり、利益が株主に還元されていく

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4月4日(木曜日)の米国株市場は、久しぶりに大きな下落となっていましたね。順調に上昇してきた米国株市場が少し一服している感じでしたね。このままズルズルと下がっていくのか?それとも、再びジリジリと上昇を始めていくのか?に市場の注目が集まっていますね。

今年も順調に上昇して欲しいね

出来れば、毎年穏やかに右肩上がりだと私達は嬉しいよね

ソフトランディングへの期待が高まっている一方で、あまりにも景気が衰える気配がないために利下げの開始時期が遅れてしまうのではないかという懸念もあり、利下げが遅れる事で景気へのダメージが蓄積されてしまう心配も少し高まってきています。

年末になった時には、「今年も良い相場環境だった」と思えるような年末になればいいですよね。

さて、現在の相場を牽引しているのはマグニフィセント・セブンと呼ばれている米国大手ハイテク銘柄です。そんなマグニフィセント・セブンの企業の1つにアマゾンがあります。

アマゾンは、成長企業として有名な企業でもあり、自社の成長の為に設備投資や研究開発などに巨額の資金を投入する事でも有名な企業です。そんな企業だからこそ、アマゾンは株主に配当などを支払っていません。

ただ、そんなアマゾンにも最近は配当を支払ってくれるようになるのではないかという期待が高まってきているようです。

その理由の1つとされているのが豊富なフリーキャッシュフローです。

一時は、マイナスに転落していたフリーキャッシュフローも業績の改善と共に急回復しており、過去最高の水準となるフリーキャシュフローとなっています。しかも、このフリーキャッシュフローは今後も増加していく事が見込まれています。

このフリーキャッシュフローを生み出している源泉となっているのが、クラウド事業であるAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)だけではなく、最近は北米部門の業績も持ち直して好調を維持している事から、AWSと北米部門の両輪から利益を充分に取る事が出来るようになり、より一層キャッシュが集まるようになってきています。

アマゾンのフリーキャッシュフローは、去年の2023年度は過去最高の320億ドルとなっていたのですが、今年度は更に増加して去年の2倍となると予測されています。

キャッシュがドンドンと増えているのですが、そのキャッシュの使い道が限られてきており、豊富なキャッシュを使って有望な企業を青田買いする事は、近年では各国の規制当局の制限を受ける可能性が高くなってきている事から、積極的な買収や出資等がやりずらい環境となっており、溢れてきたキャッシュの行く先が株主還元である配当へと向かっていくかもしれないとされているようです。

株主としては、配当を支払ってくれることは嬉しい事でもあるのですが、個人的には配当を支払ってくれるよりは、今後も従来通り設備投資や研究開発費につぎ込んで行ってくれた方がいいと思います。

まだまだ生成AIに代表されるように、新しい技術や産業が次々と誕生していきます。そして、その流れの主流として君臨していくためには、まだまだ先行投資が必要だと思います。もちろん、アマゾンもそのあたりは手を抜いておらず、需要増加が期待されている生成AIに対応できるように今後10年間で1500億ドルをデータセンターに投資すると発表していました。

この積極的な先行投資の姿勢を暫くは貫いてほしいと思っています。

もちろん、いずれはアマゾンも成熟企業となり、大きな成長をしていく企業というよりも安定した業績を上げていく企業へと変化していく時期が来ると思います。そうなった時には配当金の支払いや自社株買いなどを積極的にやってくれると有難いと思いますが、今はまだその時期ではないと思います。

   

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