株式と債券は、両方ともに投資をしておくべきなのか?

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投資の勉強をしていると、大抵の教科書に載っているセオリーとして株式と債券を混ぜて保有するというものがあります。株式と債券は逆相関の関係(負の相関関係)にあり、「債券価格が上昇すると、株式は下落する」または「債券価格が下落すると、株式は上昇する」といった感じになります。

ポートフォリオに債券を組み入れる事を推奨している本も多いよね

債券は、ポートフォリオの動きをマイルドにしてくれるよね

FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強などをしていると、株式と債券の割合を6対4や7対3ぐらいにしたポートフォリオが推奨されていたりします。この辺りのバランスは、投資家の年齢や家族構成などによっても異なるのですが、投資を行う際のポートフォリオには債券を組み入れていく事を推奨しています。

分かりやすく株式と債券の割合を5対5にして、国内株式25%・国内債券25%・国際株式25%・国債債券25%といった感じのポートフォリオを推奨している時もありますね。とりあえず、株式だけに投資をするのではなく、ある程度バランスよく他の商品にも散らしていって、債券にも投資をする事がお勧めとされています。

でも、実際にはあまり周囲の投資家さんで債券に投資をしている人は少ないのではないでしょうか。

基本的に、安定した運用を心掛けるという事を意識するのであれば、ポートフォリオに債券を組み込んでいく方がいいと思います。

ただ、皆さんが投資をしている大きな目的は、少しでも「資産の増やしたい」と言う事がメインだと思います。

それであれば、個人的には債券を入れる必要はないと思っています。

運用資金が、5000万円・1億円と大きな資金を運用しているのであれば、安定したポートフォリオを構築して資産を守るという事を考慮して、株式と債券を組み合わせておいた方がいいと思うのですが、そこまで大きな資金を運用しているという訳ではないのであれば、わざわざ債券を組み入れなくてもいいと思います。

特に資産形成期である100万円~1000万円ぐらいの時期であれば、債券をポートフォリオに組み入れていると、資産の増加スピードが遅すぎて満足できない状況になると思います。もちろん、債券を組み入れるという事は資産がゆっくりと安定的に増えていくという事であり、それが債券を組み入れる事のメリットでもあるのですが、資産形成期であれば、そこまで安全志向にしていなくてもいいのではないかなと思います。

株式だけでポートフォリオを組んでいても、ディフェンシブな銘柄を組み入れたり、キャッシュポジションを増やしたりしながら、自分のポートフォリオをコントロールしていくだけでも充分安定的な運用(あくまでも投資をする上で)をしていく事は可能だと思います。

もしくは、ポートフォリオを構築していくのが面倒であれば、オルカンなどのインデックス投資だけに投資をするなどをしておけば、株式だけで運用していたとしても比較的安定的な運用が出来ると思います。

債券などの投資は、確かにポートフォリオに安定をもたらしてくれることになるのですが、それほど投資資金が多くないときは債券を組み入れる必要はなく(必要がないというよりも、債券を組み入れたポートフォリオのゆっくりとした動きにきっと満足が出来ないと思います)、キャッシュポジション等で調整をしていけばいいと個人的には考えています。

    

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