カナダ、メキシコに関税戦争(貿易戦争)を起こしたかと思えば、返す刀で今度は中国に関税戦争を仕掛けていったトランプ大統領。中国に対して10%の追加関税を発動しましたね。これに対して当然ながら中国も報復処置を発動して、一部の品目に対して追加関税を掛けると発表していたね。

世界の2大経済大国同士の貿易戦争が開始されたね



まあ、お互いある程度の手の内は知った仲なので、いずれ纏まるだろうね
第1次トランプ政権の時も、中国と貿易戦争(関税戦争)を繰り広げていたトランプ氏。お互いに関税を掛けあいながら、駆け引きを続けて有利な条件を引き出そうとディールを繰り返していたね。
今回の米国の追加関税に対して、中国がとった対向処置は「約 80品目への追加関税」、「グーグルへの独占禁止法違反に関する調査」、「タングステンとテルル、ビスマス、モリブデン、インジウムを含む金属などの輸出規制」などになります。
第1次トランプ政権の時の貿易戦争と比べると、少しトーンダウンした感じになってみるみたいだね。今の中国は経済的に苦しく(経済成長が伸び悩んでいる)、あまり強固な対応を取りずらいようだね。
米中の貿易量を比較すると、中国は米国への輸出は多いけれども輸入はそれほどでもなく、米国への輸出量と米国からの輸入量を比べると3倍ぐらい輸出量の方が多いので、関税引き上げ合戦になると中国の方が不利なんですよね。経済状況がイケイケの時ならいざ知らず、景気が良くない現状では強い対応を取りずらい状況ではあるみたいだね。
なので、追加関税だけでなく、グーグルへの調査を打ち出して中国に進出している米国企業への対応をちらつかせていたね。ただ、グーグルは中国ではほぼ事業を展開していないので実害はないと言えるよね。まあ、いざとなれば他の米国企業への制裁も可能だよというスタンスを示したという感じかな。ちょっと苦し紛れな対応に思えるよね。
ただ、中国にもメンツがあるので必要以上に折れる事はなく、カナダやメキシコのように簡単には纏まらないかもしれないね。特に、パナマ運河の問題については折り合いが難しい部分があるかもしれないので、少し時間が掛かる可能性も視野に入れる必要があるかもしれないね。
それでも、米国も中国の自国の経済状況を悪化させてまで貿易戦争(関税戦争)に固執するという訳でもないので、いずれは落ち着く展開にはなるので、話が纏まるまでは暫くは株式市場も不安定な状況になっているとは思うけど、あまり慌てずに静観していればいいのではないかなと思うよ。
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