今年は上昇する可能性の方が高い!

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投資には様々なアノマリーがありますよね。例えば、よく聞くのは「セル・イン・メイ(5月に株を売れ)」というやつですよね。この言葉は有名なので多くの人が聞いたことがあると思います。

他に有名なアノマリーだと、「サンタクロース・ラリー(クリスマスから年末にかけては株価が上昇する)」や「ハロウィン効果(10月に株を買って、翌年の5月までに売れば儲かる)」などがありますよね。

アノマリーで大儲けできるやん!

あくまでも可能性が高いというだけだからね

相場は投資家の心理を強く反映すると言われており、群集心理にも左右されるためにこういったアノマリーなどが有効だったりする事もあります。

さて、そんなアノマリーの中で米国株に関連するものがあり、それを当てはめると今年の相場は上昇する事になります。

今回は、そんなアノマリーについてのお話です。

目次

今年は上昇するのさ♪

最初に私の個人的な想定をお伝えすると、私は今年の米国株市場は下落すると思っています。

リセッションが起こる事で企業業績が下落する(企業業績が下落する事を予測・想定される)事によって、株価は下がっていく事になると考えています。

なので、今後のどこかのタイミングで下がっていく局面があると思っています。

ただ、米国株のアノマリーからすると、今年は上昇する可能性の方が高いという事になります。

そのアノマリーとは、どういったものなのかというと「大統領選挙」に関するアノマリーです。米国株に投資をする人であれば、大統領選挙におけるアノマリーを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。それぐらい、有名なアノマリーでもあります。

大統領選挙に絡む株価の動き

米国の大統領選挙は、4年に1回実施されます。大統領選挙は間接的な直接選挙とも言われています。

基本的には、州ごとの選挙人を選ぶ形の間接選挙となるのだが、有権者が投票する際には大統領候補者の名前を記入して投票するために、感覚的には直接選挙のような雰囲気になります。

そして、その大統領選挙にあわせて株価も動くと言われています。

大統領選挙と株価の動き(平均騰落率)

大統領就任1年目     9.2%上昇      
大統領就任2年目     3.3%上昇
3年目(大統領選挙前年) 16.0%上昇
4年目(大統領選挙の年) 5.8%上昇

こうやってみると、大統領就任3年目で次の大統領選挙の前年にあたる年は他の年度と比べると騰落率が非常に高い事が分かりますよね。1年目・2年目・4年目は一桁台なのに、3年目だけは二桁台と絶好調です。

しかも3年目(大統領選挙前年)に関しては、19勝1敗となっており、大統領選挙前年の株価上昇の確率は95%という非常に高い確率で年始よりも株価は上昇している事になります。

なぜ大統領選挙前年は株価が上がる?

大統領選挙の前年(大統領就任3年目)は、かなりの高確率で株式市場は上昇しています。

なぜ、大統領就任3年目(大統領選挙前年)だけは株価の上昇率が高いのだろうか?

それは、翌年の大統領選挙に向けて景気対策などを実施して有権者の気を引こうとする事が多いからです。景気対策などを行って政権の支持率を高め、次の大統領選挙でも自身の再選(2期まではオッケー)または同じ政党の候補者を再選させるために有権者にいい顔をしようとする事が多いからです。

身も蓋もない話ですが、どこの国の政治も似たようなもので選挙のために有権者の人気をとる施策をしてしまうのですね。

こういった事から、大統領選挙前年はいつの時代でも景気刺激策を打ち出し、景気を維持して政権確保に努めようとする行動になりがちであり、そのために株価は上向くことが多くなります。

今年も上がるはず?

アノマリー通りであれば、今年も株価は上昇するはずです。

確かに来年の選挙を意識して、何かしらの景気対策などを打ち出す事はすると思います。

ただ、急激に引き上げた金利への反動は、いずれどこかで現れてくると思います。それが今年なのかそれとも来年になってからなのかは分からないのですが、何かしらの不都合は発生してくると考えています。

そうなると、全力で株式市場にベット(賭ける)するのは少しリスクがあると思っています。

「相場が上昇すればラッキー」と思っていながらも、「相場が下がっても大丈夫」と思えるような対応をしておくほうが無難だと考えています。

ゆえに、一定のキャッシュポジション(または債券やMMFに避難してもいいと思います)は必要だと思います。

個人的には、20%~50%ぐらいのキャッシュポジションは保ちながら、株価が急落するなどの何かあった際にはチャンスとばかりに投資できるようにしておくのが良いのではないかな。

まとめ

今年は、いつものアノマリー通りに株価は上昇しているのかもしれません。

または、アノマリーは所詮アノマリーだったとして、株価が下落する1年なのかもしれません。

例年とは違う急激な金利の上昇を伴う事による景気への痛みがどれだけ出るのか分からない現状においては、両面の作戦が取れるようにしておくほうが無難だと思います。

全力で株式市場に突っ込んでいくのもリスキーだと思うし、キャッシュポジションを大幅に高めて必要以上にリスク回避をするのも機会損失に繋がると思います。

自分なりに安心できる程度のキャッシュを残しながら、リターンを高める事を考えるよりもリスクを回避する事を重点においた運用を心掛けるのが良いのではないかと思える相場環境だと思います。

   

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