下落と反発を繰り返しながら相場を形成する

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下落相場の渦中にいる時でも、一方的に下がっていく相場などはなく、株価は下落と反発を繰り返しながら相場を形成していきます。

下がっている場面から反発をすると、もう底を脱したのかと感じる事もあるのですが、安易の飛び乗るとただの反発だっただけで気が付けば再び下落へと戻っている事があります。

反発するとついつい飛び乗りたくなるよね

確かにその気持ち、よく分かります

でも、「デッド・キャット・バウンス」だったら、飛び付いてしまった代償を払う事になってしまいます。目先のリターンに惑わされて、あまり急いで飛び乗らなくてもいいのではないかなと思っています。

今回は、そんなお話です。

目次

1回目の反発

1年ほど前から株式市場は下落相場となっています。下落相場を眺めていると、下がっては反発して、また下がっては反発してを繰り返しながら、気が付けば下落を続けている展開となっています。

今の下落相場は、何度も下がったり上がったりを繰り返していますが、大きくみると3回に分かれている感じですよね。

まずは、1回目の下落と反発。

S&P500は、2022年の3月8日に4170.70となっており下落の底を一旦は脱しています。そして、そこから1ヵ月後の2022年3月28日に4631.60の高値を更新した後は、再び下落へと転落しています。

当初はロシアのウクライナ侵攻などもあって下落を続けていたのですが、下落の底値の辺りではロシアのウクライナ侵攻が始まって2週間ほどが経過しており、侵攻の影響は当初に想定されていたほど世界経済にダメージは与えないとの思惑によって反発する事になります。

この間の上昇率は11%となっていました。

反発したものの、結局はズルズルと下がっていき、2022年の6月までは下落が続くことになります。

2回目の反発

そして、2回目の反発が起こる事になります。

今回の反発は前回よりも長い上昇となっています。

S&P500は、2022年6月16日に3666.77となっており、ここから底を脱して上昇をしていく事になります。そして、この時は2か月後の8月16日まで上昇が続いていきます。この時の高値が4305.20となっています。

この頃はインフレが止まらないという事で利上げが続くことに株式市場は大きく動揺しており、下落が止まらない状況でした。下落の底値辺りでは、今はインフレがピークだからこれ以上はインフレが高まらないだろうとの憶測が高まり、悪材料出し尽くしによって再び反発が始まりました。

この間の上昇率は17%となっています。

この時も反発はしたものの、再び株価は下落を始めていき、この時は2か月後の10月まで下落が続く事になります。

今回の反発

今回の反発が3回目となります。

今回の反発は、まだ下落が確定したわけではなく、どっちに転ぶのかは今のところは不明です。

S&P500は、2022年10月12日に3577.03となっており、ここを底値として反発が始まります。現時点の株価で考えると、2023年2月7日時点で4164.00となっており、16%の上昇となっています。

2022年の秋頃は、2023年のリセッションへの懸念によって大きく下がっていました。それが10月頃になると、2023年には景気減速をするだろうけれども、それにより利上げが止まって利下げが始まる事で景気が持ち直していく事を先読みした買いが入り始めて上昇を開始しました。

まとめ

この後の展開がどうなるのかは、誰にも分からない事だと思います。

ただ、下落した後に反発をする事は何度でもあります。

現時点では、下落からかなり戻してきており、本格的な反発のように感じるかもしれませんが、この程度の反発ならば下落相場では何度もある事です。

少し反発したぐらいで慌てて飛びつかなくても、もう少し本格的に反発した事を確認してから飛び込んで行ってもいいのではないかと思っています。

上昇を始めると置いていかれてしまうという想いが先行して、ついつい先走りがちになるのですが、そういう想いが往復ビンタを食らう大きな要因となります。

慌てなくても、相場に乗り遅れたぐらいの感じでノンビリと乗り込んでいく方がケガをする確率はグッと減ると思います。

   

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今後のアメリカの株価は、アメリカのCPIとアメリカ政府の債務上限問題によって乱高下する可能性を秘めていると私は思います。
    特にアメリカ政府の債務上限問題は、6月頃には大問題に発展しているような気がします。
    現在のアメリカ議会の下院の状況を見ていると、すんなりと債務上限問題が解決できるとは思えません。
    2011年の再来を今から予感しています。
    今までは最終的には何とかしてきたアメリカ政府の債務上限問題ですが、アメリカ政府がデフォルトすることだけは本当に勘弁して欲しいです。(今までは一回もアメリカ政府がデフォルトしたことが無いですが…)
    さて、今後、アメリカ株の株価はどうなるのか、まずは2月14日のアメリカのCPI発表後から今までの上昇傾向が一変するかもしれませんが、私は安くなった株を少しずつ買うスタンスでアメリカ株を買っていきます。
    2022年からアメリカ株は難しい局面が続いていますが、お互いこの難局を乗り切りましょう。

    • おはようございます、せいさん。

      来週の消費者物価指数は注目ですね。
      順調に下がってくれるといいのですが、再び上がってくると非常に困った展開になりますね。
      米国政府の債務上限問題は、なんとか期限ぎりぎりで解決してくれると思いますが、まとまらないと確かに大問題ですね。
      無事に通過してくれることを願っています。
      今年も厳しい相場が続きそうですが、なんとか乗り切りたいと思います。

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