去年の相場と取引の反省

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さて、年が明けて新しい1年が始まりましたね。年始の米国株市場は下落してスタートしており、先行きが不安になるようなスタートだったのは残念ですね。

新しい1年が始まり、心機一転、次のスタートに向けて投資を始めていく必要があるのですが、まずは去年1年間を振り返って今後の投資につなげていきたいと思います。

去年の取引が上手く行った方も、イマイチだった方も、まずは去年を振り返りながら今年の相場に取り組んでいってみてはいかがでしょうか。

では、去年の相場と私の取引について振り返ってみたいと思います。

目次

去年の相場

去年の相場は、年始が最高値となっており、その後はズルズルと下げ続けた1年間となっていました。

今年の前半はまだ楽観的な空気も流れており、金利を引き上げるとしても大幅な引上げは限定的であり、経済への影響もある程度はあったとしても大きな景気減速まではいかないのではないかという感じでした。

流れが変わりつつあったのが、5月の利上げだったと思います。

3月に0.25%の利上げを実施した後に、5月には0.5%の利上げとなっており、引き上げ幅をあげていきました。インフレ圧力が思ったよりも強く、更なる利上げが必要だという認識が強く意識されだしたのと、FRBの行動も同様に動いた事で危機感を高めた方が多かったと思います。

決定的だったのが6月の利上げだったと思います。

0.75%の利上げという非常に大きな引き上げを実施した事によって、FRBの本気度も確認できた時期だったと思います。

こんなに大幅な利上げをするなんてね

しかも結局は連続で大幅利上げしたよね

6月は、2年国債と10年国債の逆イールド発生、消費者物価指数(CPI)の高騰、政策金利を0.75%と大幅に引上げ、S&P500が弱気相場入り、と数々の悪条件が出揃った時期でもありました。

6月以降は、消費者物価指数も少しずつ下がってきており、インフレのピークは過ぎてきたという認識が広がってきたことから多少の安心感が生まれていき、株式市場は8月中旬までは反発して上昇している状態でした。

8月中旬からは、インフレはピークを過ぎたもののインフレ圧力は弱まっておらず、大幅な利上げの引き続き継続される事が想定される事から、株式市場は再び下落へと転じていきます。

相次ぐ大幅な金利引き上げによって、経済への強い悪影響が懸念されて、景気悪化が深刻化する可能性が広く認識されたしたことから、S&P500は10月に最安値を更新するほど下げる事になったのです。

その後は、また少し持ち直しており、株式市場の若干の反発をしたのですが、年末に向けて再び下落基調を強めており、2023年度に強い不景気が引き起こされる可能性への警戒と株式市場の更なる下落を懸念した動きとなっていました。

今年の株式市場は、1年を通してズルズルと下落を続けていた状態でしたね。

私の取引

私の場合は、当初は金利を引き上げるとしても段階的に徐々に引き上げるのであれば、景気への影響は限定的だと考えていました。

通常の景気サイクルの場合、景気が上昇中の金利の引き上げは当然であり、景気が強ければ金利を引き上げても株価への影響は限定的であり、むしろ好調な景気が続くのであれば金利を引き上げても株価は上昇を続ける事になります。

ですが、思ったよりもインフレの圧力は強く、インフレが収まらない事から、楽観的に考えていた私も流石に景気への影響を懸念し始めます。

当初の私が想定していたのは、最大で20%程度の下落でした。そのうえで、円安も考慮すれば円換算での投資資産はそれほど大きくは減らないという事を想定して、ホールドで大丈夫だと判断したのです。

ただ、それでも思ったよりも株式市場の下落圧力は強く、下がり続ける株式市場を確認しながら、安全策を取るために5月には保有しているアマゾンの大部分を2081ドル(分割後で計算すると104ドル)で売却する事になりました。

6月には、逆イールドの発生や消費者物価指数の高騰、政策金利の0.75%という大幅な引上げ決定、S&P500の弱気相場入りなどを考慮して、更に安全策を高めるという選択を選びます。

この6月の時点でNISA口座以外の個別株を全て売却して、投資信託も半分ほど売却して投資資金内でのキャッシュ比率を高める事にしました。これによりキャッシュ比率は70%となりました。

この状態でしばらくは相場の様子を見る事にしました。

秋になって相場が下がってきたタイミングでキャッシュを少しずつ投下していきました。

マイクロソフト
219.9ドルで310万円分
アマゾン
89ドルで300万円分
83.5ドルで300万円分

あとは、テンセントを年末に売却しました。これはテンセントが特別配当を行う事によってスピンオフの処理となり、権利落ち後は特定口座から一般口座へと強制的に変更となるので、一般口座になるのは避けたかったのでテンセントは一旦売却する事にしました。

こんな感じで今年度の取引は終了して、年末時点のポートフォリオがこんな感じでした。

ポートフォリオ
S&P500投資信託 21%
アマゾン       7%
マイクロソフト    5%
アリババ       2%
キャッシュ     65%

取引を振り返って

年初の時点で楽観的に考えすぎていたので、動くが遅くなってしまったのは反省点だなと思っています。

FIREしたので保守的なポートフォリオを組んで行こうと思っていたので、投資信託(eMAXIS Slim米国株式)を中心にポートフォリオを再構築して、個別株の割合を20%~30%ぐらいに減らしておこうと思っていたのですが、後回しにしているうちに下落相場に突入していました。

年初の時点でのポートフォリオでは、個別株の割合は53%、投資信託の割合が37%、キャッシュが10%となっており、明らかに個別株の割合が多くてリスクを高めに取っていました。

利上げを行う事による景気への影響は考慮していたつもりですが、ここまで急激な利上げは想定しておらず、一気に0.75%の利上げをした6月の時点で今後の景気への影響を考慮して個別株のほとんどを売り払う事にしたのですが、もう少し早く動くべきだったなと思います。

先行きに不安を感じて、少し売ろうかと考えていた3月頃にせめて一部だけでも早めに売って安全を確保する事をしておけば良かったなと思います。

ただ、6月の個別株を売却した後に、株式市場が下落をしていた10月以降からアマゾンとマイクロソフトを購入したのですが、それに関してはイイ感じで拾っていけたと思っています。

売却した株価水準
「アマゾン」
1回目104ドル、2回目113.5ドル
「マイクロソフト」
243.67ドル

再購入した際の株価水準
「アマゾン」
1回目89ドル、2回目83.5ドル
「マイクロソフト」
219.9ドル

アマゾンは売却した水準から15%~20%下落したあたりで拾っていけており、マイクロソフトは売却した水準から10%下落したあたりで拾っていけているので、ここは上手く行ったのではないかなと思っています。

去年は、動くのが少し遅くて投資資産の減少を拡大させてしまったのではないかなと感じます。下落相場だったので、投資資産が減ってしまうのを避ける事は難しかったかもしれませんが、もう少しうまく立ち回っていれば減少幅もすくなくて済んだのではないかなと思います。

さて、今年はキャッシュが豊富にある状態で1年が始まります。

ここからまだ下落は続いていくのではないかと思っているので、キャシュを有効に使いながら買い増しを続けていきたいと思います。

  

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