プロは売り、素人は買う相場

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最近は少しアップダウンが激しい相場になってきましたね。大きく上昇したと思ったら、次の日には大きく下がったりと不安定な相場になってきています。

押し目買いを狙った投資家の買いが集まったり、利益確定の売りが集中したりと、市場の反応がクルクルと変わる展開となっています。

相場が安定しないと不安だよね

ボラティリティは少ない方がいいですよね

8月は下落が続く展開となっており、今年は好調だった分、下落が続くと不安が高まっていきますよね。

そんな中で、天才投資家の動向が報道されていました。今回はこの話題についてのお話です。

目次

バフェット氏は売っていた

天才投資家として世界に名を轟かせているウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは先日決算発表を行っており、その際に保有株式を売り越していると発表していました。

2023年の4月~6月には、79億8100万ドル(約1.1兆円)の売り越しとなっており、米国株式が上昇している中で利益確定に動いていたようです。

購入した株式は45億6900万ドル、売却した株式は125億5000万ドルとなっており、大幅に売り越しています。アップルや米国大手石油会社のオキシデンタル・ペトロリアムの株式は追加取得していたみたいですが、BYDやゼネラルモーターズ、シェブロン、アクティビジョン・ブリザードなどは売却していたようです。

では、ここでバークシャー・ハサウェイの現在の保有株をみてみましょう。

順位銘柄保有比率
1位アップル44.3%
2位バンク・オブ・アメリカ8.6%
3位アメリカン・エキスプレス7.3%
4位コカ・コーラ7.2%
5位シェブロン6.2%
6位オキシデンタル・ペトロリアム4.1%
7位クラフト・ハインツ3.6%
8位ムーディーズ2.2%
9位ヒューレット・パッカード1.0%
10位ダビータ0.8%

こうやってバークシャー・ハサウェイの保有株をみていると、バフェット氏はめっちゃアップルに集中投資ですね。アップルは今年に入ってからも買い増しており、それだけ自信があるという事なんでしょうね。

乗り遅れた投資家は買い始める

今年の相場が上昇を続けている要因の1つは、相場が下落すると想定していたキャッシュ比率を高めていた投資家が上昇している相場をみて「相場に乗り遅れてしまう」とキャッシュを入れ始めた事が相場を支えている要因の1つだと言われています。

一方で、天才と言われているバフェット氏は売りを増やしてキャッシュ比率を高めています。

どっちが正しいのかなんて事は、先々にならないと分からない事です。バフェット氏がいつも正しいとは限らないし、バフェット氏でさえも見通しを誤って失敗している事もあります。

ただ基本的にはバフェット氏は、相場が大きく下落した時には買いに回り、相場が上がっている時は売りに回る事が多いので、トータルで見ると上手くいっているケースが多くなっています。

投資の基本ですよね。安い時に買い、高い時に売る

分かっていても、なかなか出来ない事でもあると思います。

私も逆の動き(安値で売って、高値で買う)をする事があります。投資って難しいですよね。

まとめ

相場が上昇していると、ついつい「いつまでも上昇を続けていく」と思ってしまいがちです。逆に下落をしている時も「まだまだ下落をしていく」と思ってしまいがちですよね。

でも、相場に勢いがある時は利益確定をしてキャッシュを少し確保しておいて、相場が大きく下落して悲観的になっている時にはキャッシュを突っ込んで安値で買うことが安定した取引に繋がります。

ついつい相場が過熱している時にキャッシュを突っ込みたくなるのですが、そうするといざ相場が大きく下落した時にはキャッシュがほとんどない状態になってしまいます。

「暴落時に買う」という投資の基本をする為にはキャッシュを残しておかないと出来ないのですが、このキャッシュを残しておくというのが意外と難しかったりします。相場がある程度上昇している時には売りに回ってキャッシュを少し用意しておくという事も必要な事ですね。

バフェット氏の動きをみていると、そういった基本的な事を思い出させてくれますよね。

  

さて、今回の内容は、YouTubeにもアップしています。動画でみると、ブログとは違う魅力などもあると思いますので、ぜひYouTubeの方も見てくださいね。

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