インデックス投資とは違って、個別株投資は銘柄選択が何よりも重要となります。しっかりとした銘柄さえつかんでいれば、投資資産は大きく増えていきます。
今、投資をするとして「これならば大丈夫だ」と自信をもって答える事が出来る銘柄はどれだろうか?
GAFAMなどのビックテックかな
確かにそんな感じですよね
個人的に、個別株に投資する場合に自信があると感じる銘柄をあげると、「マイクロソフト」「アマゾン」「コカ・コーラ」「マクドナルド」、そして「エヌビディア」となります。
今回は、鉄板銘柄と言えると感じているエヌビディアについてのお話です。
各社の決算発表を確認して驚いた
先月から決算シーズンが到来しており、保有株や気になる銘柄の決算を確認していたのですが、その中で驚いたことは各社の決算発表の場であったり、カンファレンスコールの場において、自社の業績や事業のお話と一緒に他社であるエヌビディアについて触れている企業があったという事です。
例えば、テスラのイーロン・マスク氏はカンファレンスコールにおいて「私達は、いくつかのエヌビディアのハードウェアを使用しています。私達は早くからエヌビディアのハードウェアを利用しています。エヌビディアに多大な敬意を表します。彼らは素晴らしい仕事をしてくれました。しかし、率直にいって、彼らが十分なGPUを提供できるかどうかは分かりません」
「ニューラルネットのトレーニングは、準無限的なものであり、その必要性は非常に大きいです。なので、エヌビディアと自社開発のドウジョウの両方を使う事で明確になります」と他社であるエヌビディアに言及していました。
また、中国IT企業最大手のテンセントも「私たちは非常に広範囲のユーザーベースをカバーしており、大量のデータを持っています。当社が実際に導入してきた CPU ベースのターゲティング システムに基づいて顧客をターゲティングすることが非常に複雑になってきました。そして重要な変更点は、多数の GPU を配備して、CPU から GPU に移行したことです。」とエヌビディアのGPUについて触れていました。
アマゾンかマイクロソフトかどっちだったかは忘れましたが、どちらかも決算の場でエヌビディアのGPUについて触れていたと思います。
他社の決算発表の場において、名前をあげられるほど重要な企業(部品)となっているのは凄いですよね。
次世代のインフラ
エヌビディアのGPUは、従来はゲーム市場が主戦場でした。高度な処理ではなく単純でも大量のデータや画像を瞬時に処理できる能力はゲームに相性抜群でした。そこで培ったノウハウや技術は、多量の情報を処理するデータベース、自動運転、チャットGTPなどのあらゆる次世代AI機能に必要とされており、今後のAI社会には無くてはならない歯車となっています。
アマゾンでは、クラウドだけでなくオムニバースでも利用されており、アマゾンの物流倉庫においても、オムニバースを利用してアマゾンロボティクスのスマート物流倉庫を効率化しています。
オムニバースとは、仮想コラボレーションとリアルタイムシミュレーションのためのオープンプラットホームで、仮想空間上で3Dデザインモデルをリアルタイムに共有・閲覧・編集する事で、ストレスのないシームレスな共同作業とパフォーマンスの強化を実現できます。
また、マイクロソフトもオムニバース・クラウドにおいて最初のクラウドプロバイダーとしてアジュールに導入しています。
今では、ビックテックは何処もがエヌビディアを利用しており、あらゆる先端技術にエヌビディアのGPUがなくてはならない存在となっています。
現代版ゴールドラッシュ
金の価値が高かったころ、新しく金が発掘されたという噂を聞くと、金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到して、多くの人々が金を求め彷徨っていた時代がありました。ゴールドラッシュと呼ばれたその現象は、多くの夢見る投資家や労働者を産み出していきました。
ゴールドラッシュの時に、一番手堅く儲けた人は金を掘り出した人ではなく、金を探し求めていた採掘者にスコップやショベルを売っていた人や、作業用のジーンズを販売していた人達でした。
現代のAI時代でも、ゴールドラッシュの時と同じように多くの企業や投資家達がAI関連に群がっています。メタバースや自動運転、遠隔医療、拡張現実などなど、どれが将来のスタンダードとなるのかは未知数です。
しかしながら、どれにも必要不可欠な部品として重宝されているのがGPUです。これがなければ、成り立たないほどの重要部品となっています。
まさに、ゴールドラッシュの時のスコップやショベルのように、その作業をする為には万人に必要な商品となっています。
AI革命が現代版の黄金ラッシュであるならば、エヌビディアはそれに対応するスコップのような手堅く儲かる事が出来る必需品となります。
まとめ
次世代のスタンダードになる技術を的確に当てる事は難しいかもしれません。
しかしながら、次世代のスタンダードになりえる可能性が高いと言われている自動運転や遠隔医療、拡張現実などに必要不可欠なGPUは、何が天下を取ったとしても、そのどれにも必要とされている部品である事から手堅く伸びていくと想定できます。
また、自動運転や遠隔医療、拡張現実などの全てがスタンダートとなるようであれば莫大な需要が発生する事になります。まさにゴールドラッシュの中心に存在する企業と言う事になります。
今は、人気が高騰しており非常に高値が付いているエヌビディアですが、株価が下った時などに少しずつ仕込んで行けば、数年後には大きなリターンを与えてくれるかもしれませんね。
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