利下げ実施による今後の相場の見通しは?

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FRB(米連邦準備理事会)が利下げを実施しましたね。FOMC(米連邦公開市場委員会)において3会合連続となる0.25%の利下げを決定しました。これにより、政策金利(フェデラルファンド金利の誘導目標レンジ)は 3.50%~3.75%となりました。

株式市場も利下げを好感していたね

金利が下がれば景気を刺激するから株式にはプラスだね

景気を高めたり景気を冷めたりすることのない中立金利の水準とされる3%前後に近づきつつあり、今後も非常に緩やかではありながらも利下げを継続する方向性(来年度は1回の利下げを想定しているみたい)のようです。来年度の利下げ想定が1回という水準はタカ派的な感じなのですが、そもそも市場ではこのくらいの設定になるだろうと想定されていたので、想定の範囲内の結果でした。

ただ、今回の利下げの決定以外にFOMCはバランスシートにおいて準備預金が十分な水準にまで低下したと判断しており、パウエルFRB議長は「長期的に十分な準備預金の供給を維持する目的のみにおいて、財務省短期証券(TB)の買い入れを始める事を決めた」と発言していました。

12月12日から毎月400億ドル(6兆円)の財務省短期証券の購入を開始して、金融市場に必要な資金を供給する為にFRBはバランスシート引き締めによって減少した準備金を再び積み上げる方針に転換しました。

これは量的緩和(QE)ではないものの、流動性の供給によって株式などのリスク資産に資金が流れ込みやすくなる事や将来的には買い入れ資産の対象が広がって量的緩和に繋がっていく可能性がある事から、株式市場では利上げの決定よりもサプライズ感があると判断されたようです。

米国株式市場では、そろそろ年末ラリーが始まっていきます。12月上旬は節税対策のために株式が売られやすい傾向にありますが、それが収まると節税対策で売った株式の買い戻しが強まっていくという事と、季節的に年末は機関投資家が運用成績をよく見せるための「お化粧買い」などで株高になりやすいというのがあります。

今年は、これに利下げによる効果と財務省短期証券(TB)の買い入れの開始などもあって、米国株市場においては多少は下がってしまう事があったとしても、年末までは比較的安定した相場になっていきそうな感じなのではないかなと思っています。

   

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