マカオ旅行。香港へ行くついでにマカオに寄るという人が多いのだが、マカオにがっつりと行くのも面白い。今回、3泊4日でマカオに行ってきたが、その際に役に立ったアプリ、バスや電車の乗り方、マカオパス(交通系ICカード)についての説明をしていこうと思う。

マカオに行く人って、あまり多くないよね



だからマカオの情報も限られているんだよね
まず、マカオに行く際に必需品となるアプリについては、「グーグルマップ」は必ずダウンロードしていこう。これ、マカオでもちゃんと動くし、現在地の把握、バスに乗る際の路線番号の表示、ルート案内など様々なシーンで大活躍する。これがないとマカオをスムーズに移動できないというぐらいなので、グーグルマップは必ず用意しておこう。
ただ、時折グーグルマップが作動しない事があるらしい。そういった際のバックアップとして、中国の地図アプリである「百度地図」をダウンロードしておこう。中国語だけど、基本的にはグーグルマップと使い方は同じなので、何となくで使えるだろうし、現在地が分からない時でも中国語でも地図さえ見れたら迷わずに済むのでグーグルマップが使えない時のバックアップとして念のためダウンロードして使えるようにしておこう。



中国版グーグルマップの百度地図


「百度地図」をダウンロードすると、プライバシーポリシーの確認の画面が出るので同意をして、パーソナライズ有効(過去に検索した場所やルートの履歴をもとにお勧めする為に利用履歴データにアクセスする機能)をONかOFFを選択する画面が出るので必要に応じてONかOFFを選択してくださいね。
あと、iPhoneであればアップルマップ(純正のマップ)をダウンロードしておこう。純正のマップなのでiPhoneを使っていれば最初から入っているのだけど、グーグルマップの方が使いやすいからアップルマップを削除している人も多いと思う。
中国ではグーグルマップは使えません。ただ、マカオでは使用できます(一国二制度のため)。でも、スマホの機種や契約しているキャリアによってはグーグルマップも不安定な時があるみたい。そういった時でも、アップルマップは中国でも使えるのでマカオでも問題なくアップルマップは使えます。なので、iPhoneであればグーグルマップのバックアップとしてアップルマップを用意しておけばいいかなと思うよ。日本語で使用できる点でもアップルマップは有難いよね。
地図アプリが使えないと海外での移動は大変なので、グーグルマップ、アップルマップ、百度地図と全てダウンロードしておいて、何かあってもどれかの地図アプリは使えるようにしておいた方が無難だね。
ネット上ではマカオのバスの交通アプリである「巴士報站 (Macao Bus Service Information)」をお勧めされていたけど、グーグルマップで充分だったし、何より中国語や英語で使用するので、最低限英語が分からないと使いにくいと思う。基本的には、グーグルマップが動くし、ルート案内でどのバスに乗ればいいのかも表示してくれるので、グーグルマップで充分だった。



グーグルマップ。一番近いバス停から、71番か73番のバスに乗ればいい


それと必ず必要なアプリが、「ChatGPT」や「Gemini」のような生成 AIアプリ。これ、めちゃくちゃ大活躍するんだ。色々な質問にすぐさま答えてくれるのだけど、写真を撮ってそれをアップして「翻訳して」と記入すれば、あっという間に翻訳してくれる。
メニューの写真を撮って、「翻訳して」とやれば、メニューも全て日本語にしてくれるんだ。これさえあれば、何処にいっても簡単に翻訳できるよ。お店のメニューも、バスや電車の表示も、お土産屋の商品の表示も、全てとりあえず写真に撮って翻訳してもらえばいいんだ。
それと、「Gemini」は同時通訳も可能となっていて、「日本語と広東語(英語)の同時通訳をして」と入れて「Live」のモードで話せば、こちらが話した日本語は広東語(英語)で話してくれて、向こうが話した広東語(英語)は日本語に訳してくれるので、凄く便利だよ。
さて、次は「マカオパス(交通系ICカード)」について。バスに乗る際には、小銭が必要です。6パカタ(全路線同一運賃)が要るのだけど、小銭なんてあまり持っていないし、お札も小額紙幣(10パカタ、10香港ドル)しか使えません。しかもお釣りは出ない。なので料金の支払いがバスに乗る際の高いハードルになっているんだ。
そこで大活躍するのがマカオパス。これを料金支払いの機械にかざすだけでバスに乗れます。便利です。バスは乗車時に運賃を支払う(マカオパスならタッチする)だけでよくて、降りるときはそのまま降ります。目的地が近づいてきたら、近くにあるチャイムを押して降りる事を知らせましょう。
ちなみに、バスに乗る際には、手を挙げて乗る事をアピールしないといけません。色々な路線のバスが走っており、バス停で待っているだけでは乗るかどうか分からないので自分が乗る路線のバスが来たら必ず挙手しましょう。でないと通り過ぎてしまいます。



マカオパスは、下の方の青緑の澳門通と書いてある枠にタッチする





路線図と次のバス停を表記してくれる電光掲示板があるバスもある


さて、バスなどに乗る際に便利なマカオパス(交通系 ICカード)ですが、日本では Suica(スイカ:JR東日本)や ICOCA(イコカ:JR西日本)などを想像してもらえばいいと思います。カードにお金をチャージしてタッチ決済するカードです。
コンビニやスーパーなどで販売されており、マカオパス(澳門通)は 1枚 130パカタ(2,600円)です。30パカタは発行料金となっており、チャージされている金額は 100パカタとなっています。港珠澳大橋(国境ターミナル)やマカオ国際空港(上の階の出発ロビーにあるらしい)などにはコンビニがあるので、こういった場所のコンビニだと比較的英語が通じやすいので「マカオパス、プリーズ」と言えば、購入できます。



港珠澳大橋のやる気のないコンビニ店員さんでも、ちゃんと売ってくれた


マカオパスが使える場所は、バスや電車だけでなく、店舗(飲食店やお土産屋など)でもマカオパスが使える所が多いみたいです。「澳門通」と書かれていればマカオパスで決済できます。コンビニとかでもマカオパスが使えるので、飲み物やおやつを買うのに使ってもいいですね。
バスや電車だけだと、100パカタ(2,000円)も使いません。バスの料金は一律 6パカタなのですが、マカオパスを利用すると半額になるので 3パカタでバスに乗れます。なので残高が全然減らないです。電車の料金は距離によって違いますが、通常は6パカタ~10パタカなのですが、電車の場合もマカオパスを利用すると半額で乗る事が出来ます。なので、バスや電車だけでは使い切る事はないです。
だから、マカオパスは勿体ないと言われますが、マカオパスがないと現金でバスに乗る事になるのですが、小銭が無いと乗れないので気軽にバスを使えません。そうなると、タクシーなどに乗る事になるのですが、例えばコタイ地区のベネチアンホテルからセナド広場までタクシーで行くと 80パカタ掛かります。往復で 160パカタとなります。移動の度にタクシーを使っていると、それなりの費用が掛かるので、それであればマカオパスを購入しておけばいいと思います。使い切れなくても、タクシー代を考えれば充分元は取れると思います。
ちなみに、マカオパスは1人1枚必要です。なので、旅行に行く人数が4人ぐらいになるようであれば4枚必要となるので、そうなると移動回数にもよるけどタクシーの方が安上がりかもしれません。1人~2人ぐらいであればマカオパスを用意した方が便利だと思います。
私はバスや電車以外では、コンビニで瓶のスタバのコーヒー(22パカタ)を買ったり、自動販売機でお土産のキーホルダー(40パカタ)を買ったりしたので、帰る時には残高が 4パカタぐらいでした。



マカオパスが使える自動販売機もある


マカオパスは、チャージ(金額を追加する・お金を入れる)する事も出来ます。マカオパスを販売しているコンビニやスーパーなどで 50パカタ単位で追加する事が出来ます。バスや電車で使うだけであればたくさん余ると思いますが、飲食店やお土産屋さんで使用すると、全然足りなくなっていくと思います。そういう時は、コンビニなどで手軽にチャージする事が出来ます。
マカオパスさえあれば、バスや電車にスムーズに乗れるので、マカオを訪れる際にはマカオパスはあった方が便利だよ。
「無料のカジノバス」
マカオには無料のカジノバスが運行されているんだ。各IR施設(カジノ施設)のコタイ地区・マカオ半島側のグループ系列店やホテルから港珠澳大橋やマカオ国際空港をシャトルバスが走っているんだ。このカジノバスは、そこのカジノ施設のホテルに泊まっている人でなくても、誰でも無料で乗れるようになっています。なぜ無料で乗れるのかというと、カジノ施設のサービスの一環で、無料でもたくさんのお客さんがカジノに足を運んでくれれば、それだけで運賃以上の儲けがあるので、各IR施設は無料のカジノバスを運行しているんだ。
例えば、ギャラクシーマカオであれば、「ギャラクシーマカオ(コタイ地区) ↔ スターワールドホテル(マカオ半島)」、「ギャラクシーマカオ ↔ 港珠澳大橋」、「ギャラクシーマカオ ↔ マカオ国際空港」などを運行しているし、ベネチアンも「ベネチアン(コタイ地区) ↔ サンズマカオ(マカオ半島)」、それと港珠澳大橋やマカオ国際空港にもシャトルバスを運行しています。ほかにもリスボア系列、MGM系列、ウィン系列などの各カジノ施設もそれぞれ無料のカジノバスを運行しています。
これらのバスを上手く使えば無料で移動する事が出来ます。ただ、1時間に2~3本程度(30分間隔程度)なので利便性は少し劣ります。また、各系列のホテル間での移動(空港や国境行きは別として)となるので、自分の行きたい場所よりも少し遠くなると思います。それでも、無料で移動できるというのは大きなメリットだと思います。私も、「ホテル ↔ 港珠澳大橋(国境ターミナル)」へは、行きも帰りもギャラクシーマカオの無料シャトルバスを利用していました。
「電車(マカオLRT)」
マカオにはマカオLRTという新交通システムが運行しています。運賃は、3駅以下(6パカタ:120円)、4駅~6駅(8パカタ:160円)、7駅~10駅(10パカタ:200円)となっています。切符は自動販売機(券売機)と窓口で販売しており、自動販売機はパタカしか使えないので、香港ドルやクレジットカードを使用したい場合は窓口での購入となります。ちなみに、マカオパスを利用した場合はバスの時と同様に半額になります。
自動販売機や窓口で購入する切符はトークンというコインみたいなものになります。このトークンを改札機の赤い部分にかざすと入場できます。駅から出る時(降りる時)は改札機の赤い部分にトークンを回収する穴(お金を入れる投入口みたいなの:降りる時の改札機にのみある)があるので、そこにトークンを入れる事になります。マカオパスの場合は、入場時も退場時も改札機の赤い部分にかざすだけでOKです。



切符の自動販売機(券売機)はマカオパカタのみ





改札機の赤い部分にトークンやマカオパスをかざす





駅は近代的で綺麗な所が多い





電車の路線図。各駅名(中国語表記、ポルトガル表記、英語表記)





電車の路線図。手作りなので少し見にくいかも





ホームの表示板も見やすく、あと何分で来るのか分かりやすい





電車も綺麗でスタイリッシュ





前方席は開放的な前面ガラス張りになっている


電車は、夜に乗ると夜景が綺麗らしいです。私は時間が合わなくて夜に乗る事が出来なかったのですが、機会があれば夜の電車を堪能してみてください。前方に乗ると全面ガラス張りなので非常に綺麗に外の景色が見えると思います。特に、コタイ地区を走っている間はギャラクシーマカオ、ベネチアン、パリジャン、スタジオシティマカオ、ウィンパレスなどが電飾されている風景を楽しめると思いますよ。
あと、スマホなどのネット環境ですが、私はドコモ系列の格安通信のAhamo(アハモ)を利用していたので、そのまま使えました。Ahamoはモバイル通信のデータローミングをオンにするだけで海外の 91か国でそのまま使用する事が出来ます。香港やマカオもAhamoであればデータローミング設定をオンにするだけでOKでした。通信状況(電波状況)も日本と変わりなくスムーズに利用出来ていました。
宿泊しているホテルなどでは無料でWi-Fiに接続できる事もあると思います。その際に注意が必要な事は、中国仕様のWi-Fiに接続する事になるので、使えないアプリやアクセスできないサイトがあるという事です。中国側の規制に引っかかるので、欧米のアプリなどは使えないケースがあります。グーグルマップやGeminiなどは中国のWi-Fi環境では使えないケースが出てくるようです。実際に私がホテルのWi-Fiに繋げている時はGeminiにアクセスできませんでした。
なお、Ahamoであったり、日本から持ってきた(設定した)Wi-Fi環境であったり、日本で購入した(設定した)海外で使用する為のSIMカードを使用したりする場合は、アクセス先が日本になるので、通常通り日本と同じように普段使っているアプリやサイトを使用する事が出来るので問題はないです。
マカオはカジノだけではなく、世界遺産の教会など見どころも充分にあり、食べ物も美味しくて、非常に楽しい所でした。ぜひ、機会があればマカオに行って楽しんでみてくださいね~。





コメント
コメント一覧 (2件)
前にもコメントしましたが、私はマカオがポルトガル領の頃(1990年代後半)に行って以来行っていないので、よしぞうさんのマカオの旅行記の記事を読んで、あまりにも現在のマカオの変わりように戸惑いを隠せなかったです。
マカオに電車ができたこと自体驚きでしたし、時の流れをものすごく感じてしまいます。
ただ、マカオのホテルの一泊の料金が私が20数年前に泊まったホテル(ホリデインマカオ)と変わらなかった事とマカオの物価が私がマカオに行った頃とそれほど変わっていないのは意外でした。
私がマカオに行った頃(1990年代後半)は、香港ドルが1香港ドル21円ぐらいでした。
マカオの通貨、パカタも香港ドルとほとんど違いがなかったと記憶しています。
意外なほどマカオの物価は他の外国(アメリカ・ヨーロッパ等)と比べて安いですね。
よしぞうさんのマカオの旅行記の記事を読んで、私も20数年ぶりにマカオに行きたくなりました。
よしぞうさんのマカオの旅行記は非常に参考になりましたので、また、旅行に行かれたら旅行記の記事をたくさん書いててください。
こんばんは、せいさん。
コタイ地区の埋め立て地に欧米のカジノ企業が進出してからの発展は凄かったのだと思います。
コタイ地区は、巨大カジノ施設が乱立して、電車も通して、非常に近代的でスタイリッシュな感じになっています。
物価については、せいさんが訪れた時とあまり変わっていないと聞いてビックリしました。
私が行った時は、1パカタ(香港ドル)=20円ぐらいだったので、20年前とあまり変わらない為替水準なんですね。ちょっと意外ですね。
パカタと香港ドルと人民元は、ほぼ同じレートで等価交換でした。なので、パカタでも香港ドルでも同じ金額で支払えました。
マカオ楽しかったですよ。ぜひ機会があれば、また行ってみてくださいね。
マカオについての記事を、あと2回ほど予約投稿(毎週日曜日)しているので、よかったらそちらの記事も見に来てくださいね。