好調な米国株式市場を眺めながら、何処かで調整が入るだろうと思っているのですが、そんな想定を裏腹に米国株式市場は順調に上昇を続けています。何もせずにホールドを続けている投資家が一番恩恵を受けている状態ですね。
インデックス投資やハイテク銘柄を買って、放置でいいよね
下手に動かない方がパフォーマンスがいいですよね
私は相場が下がった時にゴチャゴチャとポートフォリオを動かしたりしていたので、指数などと比べると最近はパフォーマンスが良くないです。やはり、放置が一番いいのかもしれませんね。
さて、私の実家は徒歩でいける範囲にあるので、お正月にも実家には帰らず、ようやく先日に実家に行ってみました。そして、半年に1回ぐらいでやっている恒例の実家の投資資産の確認もしてきました。
昔のライブドアブログ時代から、私がアドバイスを任されている実家の投資資産のパフォーマンスをブログに掲載しているので、今回も実家の投資資産の状況を見ていきたいと思います。
実家の運用を任された経緯
10年以上も前に実家に帰った時に、ひょんなことから投資の話になり、銀行で預けていた投資信託が元本割れになって損をしているという事で、商品内容をみてみたら、私でも投資先の内容が分かりにくくて、しかも手数料が非常に高い外国通貨建て新興国市場の投資信託だったんですよね。「こりゃ、あかん」という事で少しアドバイスをしたことがきっかけとなりました。
これまでの実家の資産運用の経緯を簡単にまとめると次のようになります。
- 営業マンに言われるままで運用実績がイマイチだった
- 仕事で金融業経験のある私に投資の話をしてみた
- とりあえず私のアドバイスに従って投資をやり直した
- 投資資金(初期投資:テンセント等)が5倍になった
- 気をよくした両親は更にキャッシュを追加して投資をした
- 追加投資分は、P&G、J&J、VOOを均等に購入
- その後に、初期投資分(テンセント等)を利益確定
- 利益確定した分から投資元本を全額回収して元本は貯金した
- 利益確定の残りは、VTIやアマゾンを購入した
- その後、VOO、VTI、J&J、P&G、アマゾンは売却して「eMAXIS Slim 米国株式」に集約する
順調に投資資産は増えている事から、私のアドバイス通りに運用を続けており、半年に1回は実家で投資資産の内容を確認しています。
実家の投資資産のアドバイスを任させるようになった経緯や過去の運用の様子は、以前使っていたライブドアブログの方に半年に1度ぐらいの頻度で記事をアップしていたので興味のある方は、ライブドアブログの方をご覧くださいね。
(ライブドアブログ時代の過去記事はこちらから)
実家の投資資産
では、実家の投資資産におけるポートフォリオと保有銘柄のパフォーマンスを確認してみましょう。
現在(2024年2月9日時点)の「実家のポジション」は・・・
実家のポートフォリオ
キャッシュ 13%
S&P500投資信託 84%
合計 100%
次にパフォーマンスを確認してみました。
「実家の投資資産パフォーマンス」
(2023年8月18日時点 → 2024年2月9日時点)
実家のパフォーマンス
2月 → 8月
S&P500投資信託 +50% → +76%
資産全体 +71% → +96%
絶好調だね
ちょっと羨ましいんですけど
ちなみに、前回確認した時(2023年2月)のブログ記事はこちらになります。
この半年間のポートフォリオの動き
前回の半年間もそうだったのですが、今回の半年間も特に何も動くことはなく、保有株やキャッシュについては何も動かしていません。そのままの状態を維持しています。
相場が下落するようであればキャッシュを投下して投資信託のeMAXIS Slim米国株式を購入する様に伝えようと思っていたのですが、相場が下落するどころかグングンと上昇していくので、とりあえずキャッシュは使わずにそのままの状態にしています。
株式市場の好調を維持しているし、円安状態も継続しているので、投資信託であるeMAXIS Slim米国株式の評価額は大きく上昇しており、それを受けて投資資産も順調に増加しています。
よしぞうの運用よりも断然成績が良いね
余計な事をせずに、実家と同じようにしていれば良かったよね
実家の投資用キャッシュは、半分を去年使って、残りを今年に使う予定でいたのですが、去年は米国株市場が思ったよりも下がらずに使う事がなかったので、今年にスライドさせて今年の何処かのタイミングで相場が下落する場面があれば、キャッシュを投入する様に伝えていこうと思います。
ただ、ムリをしてキャッシュを入れる必要もなく、相場が順調であれば、キャッシュはそのままにして経過観察した方がいいかなと思っています。
まとめ
毎回思うのですが、実家の運用をみていると、結局はインデックス投資をして、その後は動かさずに保有を続けておくのが一番いいですよね。充分満足のいくパフォーマンスも得られるし、非常に安定していると思います。
私自身の運用のように、相場を考えながらポートフォリオを触っていると、読み通りに相場が動くと非常にパフォーマンスが大きくなるのですが、読みが外れた場合はインデックス投資に全然及ばないパフォーマンスになるので、全く安定感がないです。最近の私の運用は、インデックス投資に劣っているので、実家のパフォーマンスを大きく下回る事になっています。
基本的には、インデックス投資をして、ある程度のキャッシュを残しておいて、相場が大きく崩れた時にキャッシュを入れていき、そして購入した投資信託などは売却せずに長期投資を続けていくのが一番よいですよね。
老後資金などは、やはり安定したインデックス投資にしていくのがベストだと感じます。
実家の運用を確認しながら毎回思う事は、淡々とインデックス投資をしているだけでいいんだなと改めて思います。
コメント
コメント一覧 (4件)
よしぞうさんの実家の運用成績を見ていたら、アメリカ株のインデックス投資がものすごく成績が良いことに改めて気づかされました。
円決済のインデックスで資産運用をされているので円安の影響を大きく受けているとはいえ半年で26%の成績は素晴らしいの一言です。
私も今年のアメリカの大統領選挙でトランプ前大統領が次の大統領に決まったら、来年以降、アメリカ株に投資している資金の半分ぐらいをインデックス投資(VOO&VYM)に変更するかもしれません。
トランプ前大統領は、公約として自分が大統領になったら中国に60%を超える関税を課すと言っていますし、アメリカが輸入する輸入品全てに10%関税をかけると言っているので、本当に大統領になったら実行に移すでしょうね…。
そうなると世界の株価が大きく下げることは必須だと思います。(2018年がそうでしたね。)
よしぞうさんの実家の資産運用を見ていると投資資産の半分以上は、アメリカ株のインデックス投資にするのが、いろいろな意味で安定して成績がいいと思います。
私は2003年5月から本格的に個別株だけで株式投資を始めていますが、政治家の判断で売りたくない株を売ってきたことが何回か大きな節目でありましたので、これがアメリカ株のインデックス投資を中心にしていますとそのようなことが少なくなることが、今回のよしぞうさんの実家の資産運用の記事を読んで改めて認識できました。
大きな金額の資産を運用する時は、半分以上の資産をアメリカ株のインデックス投資をして保有し続ける事が安定して良い成績を残せますね。
こんばんは、せいさん。
インデックス投資って、安定感もあるし、それなりに運用成績が良い時もあるし、やはり非常に優れた投資だと思います。
去年のS&P500の実績は、プラス24%上昇だったので、充分過ぎるほどの上昇力でしたね。
そこに円安の影響も合わせるので、去年のeMAXIS Slim米国株式などの投資信託の成績は凄かったです。
トランプさんは米国ファーストを貫くだろうから、米国の企業には追い風になりそうですね。(テスラなどの相手国からの報復処置を受けてしまいそうな一部の銘柄は除く)
世界的な株安になっても、なんだかんだ言って、米国の指数が一番下がらないし、一番早く値を戻していくので、米国を中心にしておくのが安心だと思います。
結局はインデックス投資をして、その後は動かさずに保有を続けておくのが一番いいですよね。←これが出来ないのが大半の自称長期投資家なんですよね(笑)
皆さん口を揃えてそう言われるんですが、下落相場が始まると何かと理由を付けて結局売却しますw
その理由は間違いではないです。それは個人的な理由なのでそれはそれで正しいと思いますが、結果売却します。
売却は簡単ですが、再度インのタイミングと資金の投入量などここがめちゃくちゃ難しいし個人素人投資家が全てうまくできるわけがありません。なのでホールドはそのリスクを回避する戦略の一つで、再現性が最も高い個人素人投資家の最適な方法だと思います。個別株は除くw
りんりさんが言っているように、ホールドも賢明な投資戦略の一つですねw
放置と聞くと簡単と思えますが、そうではない。日本人の投資信託の平均保有期間は3年らしいです。たった3年。今はNISAで盛り上がっていますが、3年もすると戻ると思います。残念ですよね。NISAより学校での金融教育の方が必要なんじゃないかと思います。
私は投資歴8年程度の投資家ですが、一貫してコア(VTI・QQQ・AAPL・NVDA)はホールド戦略ですがリターンは凄いことになってますw運用額は富裕層クラスです。ホールド戦略でも十分利益を得ることが出来ると確信しています。
確かに長期投資って難しいですよね。
私も長期投資をしているつもりでも、投資歴19年で売却せずに保有した期間が一番長い個別株は、テンセントの10年が最長なので、なかなか長期投資は出来ていないものですね。
下落相場の時に売らずに保有を続ける事ができる人は確かに多くはないですね。それが出来れば投資で増やせる可能性は高いのですが、なかなかうまくいかないものですよね。
インデックス投資をしながら、頑張って保有を続けていけば充分満足できるリターンになっていくので、相場や周囲の意見に惑わされずに長期投資を続けていく事は大切ですよね。