米国株市場は、一昨年(2023年)は年間で24%の上昇、去年(2024年)は年間で23%の上昇となっていて、今年(2025年)は現時点で13%の上昇とこのままのペースで行けば3年連続の二桁上昇と非常に好調な感じとなります。近年、これほどまで株式市場が好調なのもAIブームによるハイテク銘柄の上昇が市場を牽引しているからですよね。

不況になる、インフレになる、と言われながら株価は好調だね



今年中は利下げが続きそうだし、暫くは上昇しそうだね
調子よく上昇が続いている事と、市場が楽観的過ぎる事と、上昇している銘柄がハイテク銘柄中心となっている事から、AIバブルになっているという意見が多くなってきています。
確かに、AIバブルになっている側面はあると思います。では、AIバブルになっているから相場から逃げた方がいいのかというと、そういう訳ではないと感じています。
というのも、AIバブルであったとしても、そのバブルはまだ初期段階なのか、中段に差し掛かっているのか、もう頂点に登り詰めているのか、果たして今はどの位置にいるのかなんて誰にも分からないからです。
バブルの頂上付近にいるのであれば、もちろん相場から降りた方がいいし、キャッシュポジションを厚くしておくことが正解なのかもしれませんが、では今がバブルの頂点なのかと問われたら、誰も答えられないと思います。
逆にバブルだったとしても、今が初期段階で、ここから相場が更に過熱していき、株価が2倍・3倍となっていくのであれば、今相場を降りてしまうと大きな波を逃してしまうという痛恨のミスをしてしまいます。
仮に今がバブル状態だけど初期段階だったとして、ここからバブルが膨れ上がって株価が2倍になって、その時点でバブルが弾けて、株価が40%も下落する大暴落を引き起こしたとしましょう。例えば、1000万円の投資をしていれば、それが2倍になって2000万円になります。そこから40%下落の大暴落が起こっても1200万円になっているので、当初の1000万円から考えてもまだ200万円は利益が出ているという事になります。
なので、変に動くよりも、どうせ誰も相場の先行きなどは分からないのだから、ド~ンと構えて投資を続けていけばいいのだと思います。


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