通常、投資といえば株式投資や不動産投資がメジャーだと思います。投資家と呼ばれている方々の多くはこれらの投資先に投資をしていると思います。少しマイナーな投資先となると、金(ゴールド)や債券(国債・社債)などになってくると思います。
株式と不動産が二大巨頭だね
株式は、新NISAや投資信託の普及で扱いやすくなったよね
ちょっとリスキーな投資先となるとFX(証拠金取引)などになると思いますが、FXは投資というよりも投機に近い(ゼロサムゲーム)なので、高リスクな案件になりますよね。
さて、最近は従来とは違った新しい投資先が生まれてきていますよね。代表的な例でいれば、ビットコインなどの暗号通貨(仮想通貨)ですよね。ビットコインに投資をしている人も結構いますよね。たくさんある仮想通貨の中でも、ビットコインは初期のころからある王道の暗号通貨であり、一番メジャーでもある事から今ではデジタルゴールドとしての地位を確立しつつありますね。
新しい投資と呼ばれているものには、ビットコインのように生き残っているものもあれば、消え去ったものや瀕死状態のものも数多くあります。
例えば、数年前(2022年頃)に少し流行った投資先に「STEPN(ステップン)」というものがあったのをご存じでしょうか?
「STEPN」は、ウォーキングやランニングをする事で独自の暗号通貨(仮想通貨)を稼ぐことが出来るゲームタイプのアプリです。分かりやすいようにざっくりしたイメージをするならば、ポケモンGOでポケモンを捕まえれば暗号通貨が手に入るみたいなイメージかな(全然違うけどね)。
「STEPN」では、アプリ内で専用のスニーカーを購入して、それを使用してウォーキングすることでGSTやGMTといった暗号通貨を手に入れる事が出来ます。このスニーカーが数千円から数万円するのですが、値段が高い方が性能がよくて、暗号通貨を稼ぎやすいようになっているみたいですね。
「STEPN」で儲けるには、ウォーキングをしてGSTやGMTといった暗号通貨をためたり、購入したスニーカーが値上がりしたりする必要があるのですが、GSTやGMTといった暗号通貨もスニーカーも現在では暴落しており、ボロボロになっています。
「暗号通貨GSTのチャート」
話題になっていた頃は、「STEPN」内の暗号通貨であるGSTの価値は、1089円ほどあったのですが今では2.48円しかなく、わずか2年ほどで99.7%も暴落するという状態になっています。もはや紙屑レベルですよね。
こういった案件は、上がる時は激しく急上昇するのですが、下がる時には上がった時以上に急激に下がっていくので、逃げる時にはいち早く逃げる必要があります。
毎年新しい投資が次々と誕生していきます。新しい投資が私たちのもとで話題になっている時にはすでに過熱している状態の事が多いです。その中でも、本物の投資先であればさらに上昇していく事もあるのですが、その本物の投資に出会えるのは宝くじに当たるレベルの確率だと思います。大抵は、紙屑のようにボロボロになって、そんな話題があったことも忘れ去られるかのように消え去っていきます。
話題になっている新しい投資に手をだすようなことがあるのであれば、逃げる準備だけは忘れずにいる必要があります。
「そのうち上がるんだ(元に戻るんだ)」なんて楽観的にホールドしていると地獄を見る可能性が高くなりますよ。
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