金利が20倍の大幅上昇

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「金利が20倍の大幅上昇」。これだけをみたら、すごい金利が上昇したんだと思えてしまうのですが、実際にはほとんど上昇していません。日銀が発表したマイナス金利の解除。そして、それに呼応するかのように発表された大手銀行の三菱UFJ銀行と三井住友銀行の金利改定。

預金金利が上昇するのは嬉しいよね

確かに嬉しいけど、元々が低いからあまり上がっていないね

三菱UFJ銀行の発表資料によると、普通預金の金利を従来の0.001%から0.02%と20倍に引き上げると発表していました。普通預金の金利の引き上げは2007年2月以来で17年ぶりとなるそうです。17年って、生まれた子供が高校卒業するぐらいになっていますね。本当に長い年月ですよね。

三菱UFJ銀行は、定期預金の金利も引き上げる事となっており、3年定期は0.002%から0.15%に上昇、10年定期は0.2%から0.3%へと上昇することになります。

三井住友銀行も普通預金金利を0.001%から0.02%へと4月1日から引き上げると発表しており、三菱UFJ銀行と同じく20倍へと引き上げる事になります。

金利を20倍も引き上げるというと、凄く大きく金利が上がると思えてしまいますが、そもそもの金利はゼロに近いものなので、20倍に上がっても0.2%程度しかないので、相変わらず全然増えない金利ですよね。

金利が凄かった時期といえば、日本の経済が最高潮だったバブル時の普通預金の金利が凄かったですよね。バブル時の普通預金の金利は2.08%もあったので、ノーリスクで年間2%も増えるので何もしなくてもお金が増えていく状態ですね。

バブル時の定期金利はもっと凄くて非常に高い金利でした。現在の定期金利とバブル時の定期金利を比較すると、当時の凄さがより際立ちます。

期間現在の金利バブル時の金利
1年定期0.002%7.12%
3年定期0.025%8.84%
5年定期0.075%9.60%
10年定期0.200%11.91%

定期金利などは今では考えられないような高水準となっており、現在の投資での平均リターンを超える水準の金利を安全な定期預金で得られるなんてまさにパラダイスですね。預金金利でこれほどのリターンを得られるのであれば、リスクを伴った株式に投資をしていたらどれほどのリターンになっていたのかを考えるとバブル時の株式市場は本当に爆発的な上昇だったのだろうなと感じますよね。

さて、現在の預金金利は本当に雀の涙程度しかなくて全然増えないので、1回でも仕事が終わった後にATMでお金をおろすと時間外手数料が110円ほど取られてしまうので、増えるどころかマイナスになってしまうのが悲しいですね。

日銀がマイナス金利を解除したことで銀行の金利も上昇して20倍という非常に大きな上昇となっていますが、元々の金利が低すぎて相変わらず全く増えないような金利となっています。

物価も上昇しており、何をするにしても手数料がとられる現状においては、銀行にお金を預けておくよりも、ある程度の資金は株式市場などに投資をしておいて、企業が稼いだお金を分けてもらうようにしていくほうがいいですよね。

株式市場は、短期的には浮き沈みの波がありますが長期的に投資を続けていけば、経済成長と企業の成長の恩恵を受けることができるので、コツコツと投資を続けていくことが大切なんじゃないかなと思います。

     

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんばんわ~、よしぞうさん

    小生の子供の頃は母から普通預金の金利は5%だよと教わりました。
    でもそれから十数年たって会社に入り、バブルの数年前でも保険会社
    の商品だと5%位の金利のものがあり、1千万預けていれば1年後
    に通帳を見ると50万増えていました。
    大企業の会社業績は良くてもバラマキによるもので、物価だけ上がっ
    て住宅金利も上がらないが預金金利も増えないということでなんにも
    良くなっていないように思います。
    米国株しかないですね~(笑)!

    • こんばんは、スタッフーさん。

      昔の預金金利はすごいですよね。保険会社の利回りもよかったので、養老保険とかも人気だったみたいですね。
      リスクを取らなくても、充分なリターンがあるから昔の方は貯金志向が高いのでしょうね。
      物価に賃金や金利が追い付いていない感じなので、人々の暮らしはあまり改善されていない感じに思えてしまいますよね。
      米国株に頑張ってもらわないといけませんね。

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