クラウドからエッジへ

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私が保有しているアマゾンやマイクロソフト。これらの企業を保有している一番大きな理由は、クラウド企業だからというのがあります。様々なデータを管理するクラウド。今までは各企業ごとにデータセンターを作っていたのですが、それをクラウド上にまとめて提供しているのがアマゾンやマクロソフトです。

クラウドという言葉は普通に聞くようになったよね

でも、まだまだクラウドに移行している企業は少ないみたいだね

多くの企業はまだオンプレミス環境(自社運用)で情報管理をしており、クラウドで管理している企業の割合は約20%程度のようです。まだまだオンプレミス環境が主流であり、クラウドに移行しているのは一部の大企業が中心となっています。

今後、様々な企業がクラウドに移行していく事が想定されており、それだけでも膨大な需要が発生することから、クラウド企業の成長性は手堅いと思われます。

そして、クラウド事業はデータセンターなどの莫大な設備投資が必要となる事から参入できる企業が限られており、この分野で先行しているアマゾンやマイクロソフトなどのハイテク大手企業を後から追いかけるのは至難の業であり、参入障壁が高い事業となっています。

クラウド事業にはまだまだ成長性が残っているのですが、ハイテク大手企業は更なる次の成長の種を狙っており、クラウドの次にくるのが「エッジコンピューティング」だと言われています。

「エッジコンピューティング」とは、利用者側の端末やその近くに設置するサーバーなどの部分(これらをエッジというらしいです)でデータを処理するコンピューティング手法です。クラウドがデータセンターを作って、そこで情報を集中管理するのに対して、エッジは利用者側のパソコンなどで情報を処理する形となります。

なぜ今主流であるクラウドのようにデータを一元管理していくのではなく、個別に情報処理をしていく手法が次なる成長戦略となっているのでしょうか。

それは、次世代データ通信技術「5G」による大規模高速通信の確立と、AI技術の普及による自己学習能力の向上によって、コンピューターが次なる新しい段階に移行していくからのようです。

例えば、車の自動運転のように瞬時にあらゆる条件を確認して判断するようなケースでは、クラウドなどに情報を送って判断するとコンマ数秒であってもその遅延が致命的となる可能性があります。そのため端末側(車自体)でその場で即時に判断した方が的確な行動が出来るという事になります。

従来では難しかった情報処理も AI技術の進歩によって可能となり、車に搭載されたコンピューターで情報処理・自己判断が可能となり、クラウドに情報を送って判断するよりもエッジ側(端末側)で処理を行う方がベストな状態となっているのです。

店舗運営などにもエッジシステムが導入されるケースがあり、たとえばアマゾンが運営していてたアマゾンゴーという無人小売り店舗はエッジの仕組みを利用して、お客様の行動や商品の動向(棚から取ったり、戻したりの判断)などを多数のセンサーやカメラをもとに瞬時にその場で判断して処理するシステムとなっています。これにより遅延なくスムーズな顧客へのサービス提供が可能となっています。

工場でもエッジシステムの活用が期待されており、自動的にベルトコンベアー上の製品や部品を確認して不良品を判別するなどの場合も、多数の画像や動画などのデータをクラウドに送信していると情報量の多さで通信量が膨大となり、判断処理の遅延が発生する事になりますが、その場で判断することで遅延が解消され、即時に判断して即時に不良品を撤去するなどの対応が出来るようになります。

アマゾンやマイクロソフトなどのクラウド企業は、クラウド事業だけでも成長性が期待できるのですが、次なる黄金の柱を狙って、エッジコンピューティングにも力を入れています。

AI技術が発展してきたことでエッジコンピューティングの普及も現実的になっており、今後はこれらの分野にも注目が高まってくるのではないかと思います。

    

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