物理世界でも影響力を保持している巨人

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今後はAIエージェントが自ら考え行動していく社会へと進んで行きます。データがエッジ(端末側)で処理され、AIが自律的に動く(エージェント)ようになれば、AWSやAzureなどの中央集権的な巨大クラウドを運用しているアマゾンやマイクロソフトの影響力は衰えてくるかもしれません。

時代の変化が激しいよね

今のスタンダードが次世代でもスタンダードとは限らないよね

中央集権的なクラウドから分権的なエッジの社会へと移行していくと、アマゾンやマイクロソフトなどは不利になっていくような気がするのですが、実際にはアマゾンやマイクロソフトは現実社会においても非常に強いポジションを持っています。

そもそもアマゾンは、物流(ロジスティック)や小売り業において圧倒的な現物資産を持っている企業です。世界最大・最先端の自動化倉庫や物流システムを構築しており、AIがネット社会から物理社会へと進出していく際に、大きなインフラを握っているのがアマゾンです。

自社倉庫で数千台の自律走行ロボットやAIアームを動かし、配送ドローンを制御して自動配達を行っていく。今でも色々な実証実験を行っており、そこで培った「リアル世界でAIエージェントを動かすノウハウ」は他社にはない貴重なデータです。そして、これらをパッケージ化して他社にシステム販売を行っていく可能性が非常に高いです。今のAWS(クラウド事業)も、元々は自社で運用していたのを他社に開放したように、こういった自社製品(システム)を他社に販売していくのはお手の物です。

同様にマイクロソフトも「Windows(PC)」と「Microsoft 365(Officeソフト)」という世界最大のビジネス・エッジを保有しています。ビジネスにおいても、AIエージェントが作業を代行していくようになっていくのですが、多くの企業はマイクロソフトのオフィスソフト(ExcelやWord、Teams、PowerPoint)を利用しており、これらにAIエージェントが搭載されていく事で企業型エッジを支配できる可能性があります。

AIが現実社会へと融合していき、エッジ側で稼働していく際に、新しい物をイチから作り出すというよりも、従来からある物に付け加えていくという方向性に向かう可能性の方が大きいです。そうなった際に、現実社会においてインフラを握っている企業が主導権を手に入れる事になり、アマゾンやマイクロソフトのようなインフラを持っている企業はAIがエッジ(端末側)に移行していっても強みを保持できます。

AIがクラウドからエッジへと移行していくと、クラウド企業の力が弱ってしまうようなイメージを持ってしまうのですが、実際には現実社会でもインフラを握っているクラウド企業達は、エッジ化へと進んで行っても充分に対応できる能力を持っていると思います。

    

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