未来が見通せない企業

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株式市場が下落している時は、欲しいと思っていた企業や保有している企業が安く買えるという事でもあり、チャンスであるとも言えます。

そういった時に保有株が欲しいと思える企業だったらいいのですが、株価が下落した局面でも欲しいと思えないような企業を保有している時があります。

まあ、そんな企業だったら売ってしまえばいいのですが、「もしかしたら上昇するかも」という淡い期待を抱いたまま保有している企業があったりしませんか?

塩漬けしている株があるよ(-_-;)

私もです(^_^;)

そんな親不孝(?)な銘柄達のお話しです。

目次

下落した時に欲しい銘柄

株式市場が軟調になっている時や暴落しているような時には、株価が大幅に下がって欲しかった企業が安く買えるバーゲンセールになっている時があります。

そんな時には、安全に投資をするのであれば指数(S&P500やダウ平均株価)などを買えばいいだろうし、手堅く投資をするのであればマクドナルドやコカ・コーラ、J&J、P&Gなどの鉄板銘柄を購入しておけば安定した運用が期待できるだろうし、成長性に期待するのであればアマゾンやマイクロソフト、グーグルなどのGAFAMを購入して未来の成長を楽しむことも出来ると思います。

投資の仕方によって、投資先の企業や銘柄は様々だと思いますが、それぞれに共通することは「将来的に業績(経済)が上昇していると思える企業(国)」だという事ですよね。

1~2年ぐらいは景気の悪化などで業績が低迷している事があったとしても、長期的な観点からすると業績は伸びていると思える企業であれば、株価が下落した時には購入したいなという意欲が湧いてくると思います。

未来が見通せない企業

でも、今後の業績が未知数で見通しが分からない企業であれば、たとえ株価が大きく下落をしていても手が出しにくいと思います。積極的に買い増ししていこうという気にはなれないですよね。

私が保有している企業の中では、テンセントやアリババなどの中国株がこれに該当します。

中国という国や中国の企業の成長性は確かに他の国と比べると力強いものがあると思います。いずれまた大きく成長軌道にのって業績を拡大させていく企業もあるでしょう。

アリババやテンセントなどが再び大きく成長する可能性も充分にあります。

ただ、成長が止まってしまう可能性や成長が鈍化してしまう可能性が今まで以上に高くなってしまっていると感じます。

今までは、多少成長性が減速してもいずれは持ち直すだろうと楽観的に投資する事ができていました。長い目でみれば高い成長性を維持する事が可能な企業群だという認識でしたが、今後はそれが叶わない可能性も考慮しないといけないと思えます。

それでも、中国株には高い成長性があると思うのですが、万が一という懸念が常に頭をよぎってしまう以上は、高い比率で投資を行う事は危険だと判断してます。

それでも、米国株以外に投資する先として考えた時に、一番最初に浮かぶのが中国株なので多少は中国株に投資をする事があると思いますが、積極的に投資をする対象とはならずに保有株に占める割合は高くても10%ぐらいまでの投資に留まっていくと思います。どんなに高くなっても20%以上の比率で投資をする事はないだろうと思っています。

独裁という腐敗

中国は今までも一党独裁の国家であり、資本主義社会の私達の国々とは制度も文化も価値観も全く異なる国でした。一党独裁の国家ではありましたが、国家運営においては権力の集中が起こらないに中国なりに配慮はされていました。

一党独裁国家ですが、一者独裁国家ではなかったのです。今までは集団指導体制となっており、同じ人物が長く政権トップに留まる事が無いように国家主席のポストは「2期10年」までとなっており、任期が過ぎると下野させる事になっていました。

集団指導体制においては、重要な意思決定を政権幹部の合議や多数決の原則に従って政権運営をしていました。

いかに優れた指導者であったとしても、いかに権力を持った指導者だったとしても、国家運営において独裁政権が作られないように縛りを作っていたのです。

それが、習近平氏になってからは独裁色が強くなり、ついには「2期10年」だった任期を廃止して、3期目の国家主席に就任する事が確実視されています。政権幹部は68歳が定年となり、それを超えるとは役職に就けないのですが、それも破って(習近平氏は現在69歳)3期目を続投する見込みです。

習近平氏への権力集中が強くなっており、集団指導体制は形骸化しています。

独裁は腐敗を生みます。誰もが意見を言いにくくなり、誤った方向性に進んでも修正が効かなくなります。時の権力者の判断ミスがそのまま押し通り、修正すらされずに突き進んでしまいます。

ロシアのプーチン氏をみていれば分かりやすいと思います。誰も意見が出来ずに、判断ミスも修正できず、自分の考えが押しとおってしまいます。一度誤った方向に転がると、坂道を転がるようにストップをかける事が非常に困難になります。

中国も同じ道をたどりつつあります。中国が今まで発展してきたのは、お互いが競争をする事で政治も経済も活性化して成長を続けてきたのですが、それが失われつつある現状は非常に勿体ないと思います。

高い成長性と厳しい制約

中国が今後も成長を続けていく可能性が高いというのは間違いないと思います。

ただ、その成長にいきなりストップを掛けられる可能性も非常に高いというのも間違いないと思います。

ハイリスク・ハイリターンだった中国株は、ハイパーリスク・ハイリターンへと変化しています。

それでも人々の儲けようという貪欲な姿勢はリスクを取ってでも果実をもぎ取ろうとして中国という市場を今後も手放さないでしょう。世界の多くの企業は今後も中国市場から足を洗う事は出来ずに、中国に依存しながらいびつな成長を続けていく事になると思います。

なので、中国株や中国市場に投資をする事は間違ってはいないと思いますが、常に最悪のリスクを想定する必要がある市場であるという事は忘れてはいけないと思います。

それでも、私は今後も投資資産の一部は少しだけでも中国株に投資をしていると思います。

米国に追いつける国は、今のところは中国以外には考えられないからです。

  

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