現役世代の現状を変えるために

衆議院選挙が終わりましたね。皆さんは、投票に行ったのかな？政権与党の自民党と公明党が議席を大きく減らし、野党が躍進した選挙だったね。裏金問題や直前の2000万円問題など自民党が自滅した感じだったね。

今回の投票率は、53.8％程度になるようで国民の２人に１人ぐらいしか投票していない事になるようだね。つまり、半分ぐらいの人々は投票にいかないということだよね。凄く勿体ないと思うんだな。

今回の投票率も歴史的にも低水準な投票率だったみたいで、戦後最低だった2014年の52.6％や2017年の53.6％に次いで、戦後３番目に低水準の53.8％だったようだね。

多くの方が政治に不満を持ち、選挙目当ての高齢者優遇に嫌気を感じているにも関わらず、肝心な民意を示す選挙になると、イマイチ参加しないという不思議な矛盾。何でなんだろうね。

今回の選挙の分はまだ無かったので、前回の衆議院選挙の際の年代別投票率をみると、現役世代の投票率が低く、高齢者になるほど投票率は高くなっているんだな。今回も、この構図はあまり変わっていないんじゃないかな。

７０歳台の投票率は70％を超えていて、２０歳台前半の投票率の２倍ぐらいの投票率になっているよね。人口比率が高い高齢者が多く投票にいって、若者が投票にいかなければ、そりゃ高齢者優遇のバラマキ政策がまかり通って、現役世代は負担ばかりなっていってしまうよね。

今回の衆議院選挙の出口調査による年代別の政党支持率をみてみると、若い人たち（20代や30代）は改革してほしいという思いが強いみたいで、自民党や立憲民主党よりも新しくできた国民民主党への支持が圧倒的に高いのにたいして、高齢者は昔からの自民党や立憲民主党への支持が高くなっているね。

これをみて思うのは、もっと若い世代の方々が投票に行ってくれれば、もっと大きく政治の在り方が変わってくるのではないかなと思うんだ。

「投票しても何も変わらない」と思うかもしれないけど、現状に不満があるのならば、投票しない事には何も変える事は出来ないと思うんだ。

少し話はそれるかもしれないけど、今回の選挙において大阪では強い地盤を持っていた公明党や自民党を追い落として維新が１９の選挙区において全勝していたんだな。他の県の方々からすると、大阪だけ何であんなに維新が強いんだと不思議に感じると思うよ。

大阪において維新が強いのは、投票する事で暮らしや政治を変える事が出来るという実感を持つ事で出来たからなんだよね。

昔の大阪は、街並みも汚く、利権にまみれた感じだった。それが当たり前だと思っていたし、今更変えられるはずもないと多くの府民が思っていたんだ。

それを維新が変えていって、大阪の自民党を追いやり、今の大阪が出来たんだ。もちろん、維新にも良くない部分が沢山あり、イマイチな政策もあるけれども、利権にまみれた自民党に戻るよりも、維新の方がまだマシだと思う府民がいまだに多いという事なんだ。

それほど、昔の大阪は非効率で最悪だったんだ。大きな権限を持つ政令指定都市の大阪市から改革が始まり、それがやがて大阪府への改革へと進んで行き、自分達の１票で政治や行政が変わっていく過程を実感できたんだ。

最初は大阪市議会だけだった維新の勢力が、大阪府議会へと波及していき、大阪市と大阪府が手を取り合って無駄を省くことが出来るようになり、大阪は少しずつ良くなっていったんだ。

もちろん、イマイチの部分もまだまだ多く、維新がやる施策もダメなやつもあるけど（個人的には万博などはダメだと思うけど）、昔の自民党が支配していた大阪に戻って欲しいとは思わない人々がいまだに多いのだと思う。

大阪という地方の行政の改革なんて、全国放送ではそれほど多く報道されていないかもしれないけど、当時の大阪では改革の過程で紛糾した市議会や大きく揉めていた市役所の労働組合との話し合いの過程が多くニュースで流れていて、少しずつ現状が変わっていく過程がみれたんだ。

１票を投じれば現状が変わるんだなと実感できたんだな。

話を戻すと、今回の衆議院選挙も投票率は非常に低い水準だったよね。でも、昔は投票率が70％とか60％とかあったんだよね。

今は、現役世代の負担も大きく、世代間格差が広がっているよね。でも、それを変えたければ、選挙で投票していかないと何も変わらないと思うんだ。

今回の選挙の出口調査における年代別政党支持率をみても、若い人たちは現状を変えて欲しいという気持ちを持っている人が多いのだから、それを実行できるように投票していく事が大切なんだと思うよ。

どこに投票するのかは、個人個人の考えなので、何処に投票してもいいと思う。

でも、自分の意志（民意）を示すことは大切だと思うよ。現役世代の方々には、ぜひ投票に行ってほしいと思うな。