立山黒部アルペンルート車中泊の旅(2日目:室堂、黒部ダム)

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素晴らしい景色だった立山黒部アルペンルート。その中でも絶景だったのが室堂。とても素敵な場所だったよ。今回は、1泊2日で初日は戸隠神社へ行って、2日目に立山黒部アルペンルートへ行ったんだ。いつかは、立山黒部アルペンルートの室堂で宿泊して、2日間ほど室堂の景色を眺めていたいと思ったよ。

室堂にいった事のある人は、皆おすすめしているよね

360度見渡す限りの絶景だったのが印象的だったな

今回のブログ記事は、立山アルペンルート車中泊の旅の2日目。初日は戸隠神社へ行ったんだよ。その時の様子は、こちらの記事をどうぞ!

では、立山アルペンルート車中泊の旅2日目スタート!

さて、朝の5時に起きて、コンビニで朝ごはんを買って、6時過ぎには道の駅:白馬を出発したのだけど、あいにくの曇り模様。どんよりと空一面が雲に覆われていて、これで立山アルペンルートの景色を眺めれるのだろうかと少し不安に思いながらのスタートなんだ。

天気予報では晴れとなっていたのに!

立山黒部アルペンルートへは富山側から行くルートのと長野側から行くルートの2つあって、一般的なのは富山側の立山駅から行くルートみたいなんだ。でも、私達は長野県に行っていたので長野側の扇沢駅から行くルートにしたんだ。

乗り物を乗り継いでいける最高地は立山室堂駅で、そこは標高 2450mとかなりの高地となっていて、登山しなくても乗り物を乗り継いでいくだけで、森林限界(高木が生育できず森林を形成できない限界線:概ね 2500mぐらいから)に行く事が出来て、高山植物などの高地の景色を眺める事が出来るんだ。

関西で一番高い山は、奈良県にある八経ヶ岳なんだけど、そこが 1915mなので、関西最高峰の山よりも更に高い場所に登山しなくても乗り物に乗っていけるのは凄いよね。

色々な乗り物を乗り継いで行くので、それも楽しいよ

道の駅:白馬から扇沢駅までは車で40分ぐらいで着くよ。私達は7時前に扇沢駅に着いたよ。

平日の朝一に行ったので駐車場も空いていたんだ。立山黒部アルペンルートの乗り物は事前に予約する事も出来るんだ。富山側の立山駅から行く場合は事前に予約をしていた方がいいと思うよ。混んでいると当日券が無い場合もあるみたいなのでね。一方で、長野側の扇沢駅の場合は、土日祝やオンシーズンは予約した方がいいけどオフシーズンの平日だと予約しなくても当日券が買えそうだったよ。立山駅は電車直結だけど、扇沢駅は車かバスでないといけないから利用者数が違うみたいだね。

予約状況や当日券の発行状況は公式WEBサイトで確認できるから、行く人は適時公式サイトをチェックしてね。

扇沢駅に着いてみると、少しだけ晴れてきたんだ。

少し希望の光が見えてきたぞ

私達はチケットを予約していなかったので、当日販売窓口に並んで買ったんだけど、平日の朝一番の7時30分に出発する便なのに、思ったよりも並んでいる人が多かったかな。それでも普通に当日券は購入できたけどね。私達は、扇沢駅から立山室堂駅の往復切符(往復で 13,700円)を買ったよ。

無事に切符を購入して、改札口に並んでいると、改札近くの柱に液晶モニターがあって、そこに各駅の気象情報(ライブカメラ)が流れていたんだ。それによると、室堂の天候は晴れみたいなんだ。

まじか、めっちゃ晴れてるやん。やったぜ!

ちなみに、私達が行った9月24日(火)の大阪の最高気温は 30度、長野県白馬の最高気温は 22度となっていて、大阪と違って白馬は涼しいな~と思っていたけど、さすがに高地の立山室堂は更に気温が低くなっていて、9.3度みたいだね。

立山室堂に行くときは、自分たちが住んでいる地域だけでなく、現地(長野県)の気温よりも更に低いので、着るものには注意を払って、厚手の物を事前に用意しておく必要があるよ。

さて、いよいよ立山室堂に向けて出発だ~。まずは、扇沢駅から黒部ダム駅まで関電トンネル電気バスで行く事になるよ。

乗る前からワクワクが止まらないよ~

関電トンネル電気バスという名前だけあって、道中はほとんどトンネルの中。扇沢駅から少しの間だけが普通の道路だったけど、あとは全部トンネルだよ。なので、景色などは何も見えない。

車内では、黒部ダムについてのお話(アナウンス)が流れていて、それを聞きながら15分ぐらい乗っていると黒部ダム駅に着くよ。

黒部ダム駅に着いたら、めっちゃ晴天だったんだ~♪

これは、絶好のハイキング日和だぞ~♪

とりあえず、まずは立山室堂を目指すことにしたので、黒部ダムの観光(見学)は帰りにすることにしたんだ。

なので、一目散に次の駅である黒部湖駅に向けて、黒部ダムの上をトコトコと歩いて行ったんだ。黒部ダム駅から10分ぐらい歩いたら黒部湖駅に着くかな。

黒部湖駅からは、黒部ケーブルカーに乗るんだよ。

めっちゃ、急こう配やね

黒部ケーブルカーは、すぐに次の黒部平駅に着くんだ。ケーブルカーに乗っている時間は5分ほどだよ。

黒部平駅から大観峰駅までは立山ロープウェイに乗っていくんだ。立山ロープウェイは日本最長のワンスパンロープウェイなんだ。普通のロープウェイって、駅と駅の間に柱が何本も建っていて、そこにワイヤーを通してロープウェイを支えているのだけど、ワンスパンの場合は駅と駅の間に柱が全く無くて、一本のワイヤーだけで駅と駅の間を結んでロープウェイを支えている形になっているんだ。

立山ロープウェイは、全長1.7キロメートルもあって、その間を1本のワイヤーだけでつなぐワンスパン方式を採用している日本最長のワンスパンロープウェイなんだよ。

81人も乗れるみたいだよ。めっちゃ乗れるんだね

立山ロープウェイは、日本でも最も安全性の高いロープウェイとなっているみたいで、故障や停電等で走行不能となった場合でも、ドッキング救助方式という方法で乗客を救助してくれるみたいで、安全にお客様を次の駅まで救助してくれるみたいだよ。

安全性が高いのは安心できるよね

ロープウェイからの景色も、とても綺麗なんだ。全面ガラス張りなので、周囲の景色が良く見えるよ。

出来れば窓際に位置できれば、ロープウェイからの景色を堪能できるのではないかな。

ガラスを通して、まるで1枚の絵画みたいな景色だったよ

約7分ほど乗っていると、次の大観峰駅に着いたよ。こちら側の駅からみると、ロープウェイが凄い場所に作られているのが分かりやすかったよ。

81人乗りのロープウェイが凄く小さく思えるほどだよ

前の駅がほとんど見えないし、黒部ダムもめっちゃ小さくしか見えないよ

次は、大観峰駅から立山室堂駅まで立山トンネルトロリーバスに乗っていくよ。トロリーバスは、電車のように頭上に張ってある架線からパンタグラフのようなもので電気を取り込んで走るバスだよ。

こんな感じに上の架線から電気を取り込むみたいだよ

立山トンネルトロリーバスは、今年で運行が終了するみたい。今後は、架線を使わない電気バスに切り替えるみたいなんだ。なので、立山トンネルトロリーバスは今年がラストランなんだ。

ラストランだから「ありがとう!」のステッカーが貼ってたよ

大観峰駅から立山室堂駅までは10分ほどで着くよ。立山トンネルトロリーバスの区間は名前の通り、トンネルの中を通るので景色は全く見れないよ。

扇沢駅から立山室堂駅までは、様々な乗り物を乗り継いで行く事になり、扇沢駅から立山室堂駅まではおおよそ1時間半ぐらい掛かるよ。なので、7時半に扇沢駅から出発して、9時ごろに立山室堂駅に着いたんだ。

立山室堂駅に降りて、すぐに見た景色は凄く雄大で感動したんだな。しかも後で気づいたけど、この時の景色の素晴らしさはまだまだ序の口で、さらに素敵な景色がそのあとに広がっていたんだな。

初めて森林限界の景色をみて、感動したんだな

立山室堂駅を降りてすぐのところに、「立山玉殿の湧水」があるんだ。霊峰立山に降り積もった雪が万年雪となり、それが立山の地層(花崗岩、変成岩)で200年~300年もの歳月をかけて自然に濾過され、ミネラルを醸成させて湧出する清冽な名水なんだ。

豪雪・寒冷地帯のため、採水できる期間が短くて、12月から6月の間は湧水は凍結していて、7月~11月の5ヶ月間だけ採水出来る貴重な名水なんだよ。2度~5度と非常に冷たくて、そのまま飲むことが出来るんだ。

とても冷たくて、美味しいよ

こんな感じで、チョロチョロと流れているんだ

そして、「立山玉殿の湧水」から先は、どこを見渡しても絶景の立山室堂の景色が広がっているんだ。

まずは、遊歩道と山々のコントラストが綺麗で素敵で凄く感動したんだな。そして、どこを見渡しても、綺麗な景色が360度パノラマビューなのも素晴らしいよね。

石畳の遊歩道が最高に素敵だよね

動画の方がもっと分かりやすく魅力が伝わるかな

とにかく何処をみても、素敵な景色ばかりで心が穏やかな気持ちになれて、とても良かったよ。今までいった場所の中でも一番素晴らしい絶景で、ラスベガスのグランドキャニオンやハワイのキラウエア火山よりも素晴らしい景色だったと思うよ。海外に行かなくても国内でこれほど素晴らしい景色に出会えたのに感動したんだな。

まずは、みくりが池の周囲を散策したんだ。

黄色の矢印の方向に進んでいったよ

みくりが池は室堂のシンボルであり、約1万年前にできた周囲約630m、水深約15mの火山湖なんだ。 その美しい姿から、北アルプスで最も美しい火山湖といわれているみたいだよ。湖面の美しさと周囲の景色の素晴らしさが相まって何とも言えない素敵な風景を醸し出しているんだな。

バックに見える山々が綺麗だよね

綺麗なみくりが池の景色を眺めながら、次は地獄谷がみえるエンマ台(地獄谷展望台)に向かったんだ。昔は、地獄谷の周辺の散策路も歩けたみたいなんだけど、今は有毒ガス(火山ガス)が出ているので地獄谷周辺の歩道については通行禁止になっているよ。

地獄谷の歩道は通行止めになっているよ

みくりが池の遊歩道から左に向かうとエンマ台(地獄谷展望台)に行けるよ。

地図の黄色の矢印の方向だよ

エンマ台に向かう途中には、火山ガス情報ステーションがあって、火山ガスの状況を観察してくれていて、ガスが発生するとお客さんに知らせてくれるみたいだよ。エンマ台から雷鳥荘の間には火山ガス検知器が設置してあって、火山ガスが一定量検知されたら、ランプで危険を周知してくれるみたいだよ。

もしも、火山ガスが発生したら、タオルやハンカチを水に濡らして鼻や口を覆うといいみたい。火山ガス情報ステーションの横には水場が設置してあるので、そこでタオルやハンカチを濡らすことが出来るよ。

7月~10月の日中は職員が常駐してくれているから安心だよね

行っている時に、赤(レッド)になったら怖いよね

エンマ台(地獄谷展望台)からは地獄谷が見渡せるよ。地獄谷は2001年に遊歩道が整備されて、一般客も立ち入る事が出来ていて、地獄谷にも温泉宿泊所があったみたいなんだけど噴気活動が活発化した事で、2011年以降は地獄谷一帯が通行禁止となっているみたいだね。

なので、今でも地獄谷の噴気活動は活発的なので、噴出量と風向きによってはエンマ台~雷鳥荘の間のルートも火山ガスが濃くなるので注意が必要だね。火山ガスステーションからの警告が出たら、速やかに退避しましょうね。

私が行ったときは、多少は硫黄の香りがするけれども火山ガスの発生はなく、穏やかに散策出来たよ。地獄谷からはモクモクと白い煙が上がっていたよ。

地獄谷って名前が怖いよね

さすがに地獄谷周辺には草木が生えていなかったよ

モクモクと白い煙(火山ガスかな?)が上がっていたよ

ここから先(エンマ台から雷鳥荘)の間の道や景色が一番良かったと思う。立山室堂駅からは結構歩くので、日帰りの場合はみくりが池周辺を散策(1時間ぐらい)して帰るのがオーソドックスみたいだけど、時間があれば雷鳥荘辺りまで散策(2時間ぐらい)してほしいな。本当に絶景の景色が広がっていて心が和むとともに、ワクワクするぐらい素敵な風景だったよ。

エンマ台~雷鳥荘の間の黄色の矢印の道だよ

登山客をバックに映える雄大な北アルプスの景色が最高だぜ

下の写真のような細いアップダウンの道が続くので、少し歩き疲れるとは思うけど、疲れた分以上の絶景を見渡せるので雷鳥荘辺りまで散策するのがお勧めなんだな。石畳の道になっていて整備されているので比較的歩きやすいけど、階段などもあるからトレッキングシューズなどを履いていった方がいいかな。

階段の昇り降りは結構体力使うよね

道中の右手には「血の池」があったよ。火山跡が池になったらしく、土壌に酸化鉄が多く含まれているから血のように赤い色がついているみたいだね。行った時期が9月だったので、周囲の景色が少しずつ紅葉し始めているから分りにくかったけど、夏などの新緑の季節に見に行くと、緑と赤のコントラストが綺麗なようだよ。

池の土壌が赤で、周囲の草も赤いので目立たないな

エンマ台から雷鳥荘への道のりは、それなりにアップダウンもあるので歩き疲れると思うけど、本当に行って良かったと思えるぐらいの絶景が広がっているんだな。360度見渡す限りの気持ちいい景色が展開されていて、すべてが絵画の世界に入り込んだような風景に出会えるんだよ。

本当にここには行ってほしいと思うよ

雷鳥荘まで行くと、雷鳥荘の横に少し広いスペースがあってベンチなども置いているので、そこでゆっくりと歩き疲れた体を休めるために休憩したよ。

雷鳥荘は、日帰り入浴(1000円)も出来るみたいだよ。温泉に浸かりながら窓からは北アルプスの山々を眺める事が出来るというとても贅沢な温泉なので時間があれば温泉で疲れを癒すのもいいかもね。

雷鳥荘では、トイレを借りる事も出来るみたいなので、ここでトイレを済ませておく方が良さそうだね。喫茶コーナーもあって簡単な軽食(カレーやうどん:各700円)やコーヒー(400円)などのドリンクもあるので、少し休憩していくのもいいかもね。それにしても、こんな高地の観光地にあるのに非常に良心的な値段設定だよね。

雷鳥荘の横の広場から見る景色は、個人的には立山室堂で一番の景色だと思うので、ここでゆっくりと休憩するのもお勧めだよ。すっかり写真を撮るのを忘れていたから、帰り道の少し離れた場所からの引きの写真しかないけど、下の写真のような感じでベンチがいくつか並んでいる広場になっているよ。

立山室堂駅からは雷鳥荘までは歩いて30分~40分ぐらいで行けるみたいなのだけど、ゆっくりと周囲の景色などを見ながら歩いていたので1時間以上は掛かったかな。

オレンジの矢印を進んで、黄色の丸印が雷鳥荘だよ

ここのベンチでゆっくりと座って景色を眺めて欲しいな

雷鳥荘から先は下り坂になっていて、先に進むと帰りには登って戻らないといけないので私達はここで引き返すことにしたんだ。雷鳥荘の先には、他の宿泊施設である雷鳥沢ヒュッテや雷鳥沢キャンプ場があるよ。登山する方々は宿泊所やキャンプ場で寝泊まりして数日掛けて登山するみたいだね。

雷鳥荘の広場の真下に雷鳥沢キャンプ場があるから、雷鳥沢キャンプ場の様子も見る事が出来るよ。

キャンプ場から眺める山々も、きっと綺麗だろうな

雷鳥荘の横の広場でゆっくりと休憩した後は、元来た道を引き返して「みくりが池」の方へと戻っていったよ。みくりが池の横には「みくりが池温泉」という施設があるんだけど、そこから数分の所にみくりが池を見渡せる広場(休憩所)があるので、その広場でお昼ご飯を食べる事にしたんだ。

ちなみに、みくりが池温泉は日本で一番高地にある天然温泉で、ここも1000円で日帰り入浴出来るよ。みくりが池温泉も宿泊できる施設で、レストランや喫茶などもあって、ソフトクリームなども売っていたので、おやつタイムにも利用できるね。

地図の「みくりが池」の左側にある黄色の丸印あたりに休憩できる広場があるよ。

お昼ご飯は、立山室堂の食事処などで食べても良かったんだけど、混んでいて時間が掛かったら折角の貴重な観光時間が減ってしまうと思ったから、パンを持ってきていたんだ。なので、そのパンを広場のベンチに座って食べていたんだけど、素敵な景色を眺めながら食べるのって至福のひと時だったよ。

コンビニのパンなのに、なぜだか無性に美味しいんだな

立山室堂には、至る所にベンチが設置してあって、休憩するための広場なんかも数か所あるので、のんびりとベンチに座って休憩したり、お茶したり、食事を取ったりできるので有難いよね。

各所のベンチからは、北アルプスの素晴らしい景色を眺める事が出来るので、本当に心が穏やかになれるよ。

本当にあらゆる所にベンチがあるので助かるよね

お昼ご飯のパンを食べ終わったら、みくりが池の周りを散策することにしたんだ。みくりが池温泉の施設を右に曲がって、みくりが池の周囲を歩いて行くよ。しばらく行くと「みどりが池」という小さな池がある広場に着くんだ。

黄色の矢印の方向に進むと「みどりが池」があるよ

「みどりが池」は小さな池だったな

みどりが池を少し眺めたあとは、再びトコトコと歩き始めたよ。

しばらく歩いていると、前から小さなキャタピラー運搬車がやってきたんだ。こんなところでも車みたいなのが走っているんだね。まあ、確かに人力だけだと大変だよね。宿泊所などの日用品や食料品などを運搬しているのかな。

なんだかちょっと可愛いよね

再びトコトコと歩き始めたんだ。立山室堂山荘の方に向かっていったんだ。ここに向かう途中の道から立山室堂駅を眺める事が出来たのだけど、のどかな高原って感じで素敵だったな。

立山室堂って広いよね

立山室堂山荘は代表的な宿泊施設で立山室堂駅からだと10分ほど着く立地条件の良い場所に建っているのでハイキングや登山など何処に行くにも便利な宿泊施設だね。周囲の景色も綺麗だし、一度は泊まってみたいな。

人気なので予約が取りにくいみたいだけど、泊まってみたいね

立山室堂山荘の横には「室堂小屋」があって、昔からある日本に現存する最古の山小屋なんだ。室堂小屋は1980年代までは実際に使用されていた山小屋だったのだけど、その隣に立山室堂山荘を新しく建てたので現在は使用されていないんだ。

現在の室堂小屋は国の重要文化財として保護されていて、室堂小屋の中は展示室として一般公開されているよ。でも、傍からみても展示室とは分からない外観なので、事前に知っていないと入れないかもね。私達も、前を歩いている人が室堂小屋に向かって行って、そこに入っていったから行ってみたのだけど、前の人が入らなかったら分からなかったよ。

立山室堂山荘の隣の黄色い丸印が室堂小屋だよ

パッと見では、中に入れるとは思えないんだな

建物の後ろの方の扉が開いていて、そこから入れるんだ

入り口の横には、料金箱みたいなのが置いてあって、協力金を入れて各自が自由に展示物を拝観する事が出来るようになっているみたいなんだ。この小屋は釘や杭などは使わずに、木材の凹凸を加工して組み合わせて建てているそうだよ。

室堂小屋を見た後は、周辺を散策していたんだ。立山室堂山荘の横の広場には、立山参道三十三観音石仏の32番石仏があったよ。立山参道三十三観音石仏は、立山信仰が盛んだった江戸時代に立山への信仰登山で使われた登山道におかれた石仏みたいだね。32番石仏の隣には室堂平の石仏もあったよ。

立山参道三十三観音石仏の32番石仏だよ

室堂平の石仏だよ

立山参道三十三観音石仏の32番石仏の近くの道からは、「玉殿岩屋」や「一の越」、「室堂山」に向かう事が出来るのだけど、それらの道は登山道になるので、登山届を出したうえで行く必要があり、登山なのでそれなりの装備をしていかないといけないので、私達はいかなかったよ。

赤の矢印のルートは登山道になるみたいだよ

ここから先は本格的な登山の人たちのルートみたいだね

立山室堂山荘の周辺は高原のように広々としていて、この辺りの景色も穏やかで素敵だったよ。

ここでもゆっくりと立山室堂の素晴らしい景色を堪能していたよ。

立山室堂は見どころが沢山あるよね

立山室堂山荘の周辺を散策した後は、立山室堂駅まで戻ってきました。通常であれば、みくりが池周辺を1時間ぐらいかけて1周するみたいなんだけど、私達は立山室堂駅からみくりが池の横を歩いて、みくりが池温泉からエンマ台へ、エンマ台から雷鳥荘まで行って、雷鳥荘からUターンして再びみくりが池の周囲を散策して、立山室堂山荘の周辺も散策して、立山室堂駅に戻ってきたんだけど、休憩などもしていたから大体3時間半ぐらい掛かったかな。

「立山室堂駅」→「みくりが池温泉」→「エンマ台」→「雷鳥荘」→「みくりが池」→「立山室堂山荘」→「立山室堂駅」

黄色の矢印を進んで、3時間半ぐらいの散策コースになったよ

立山室堂からの風景を堪能した後は、来るときに後で見ようと思った黒部ダムを見に行く事にしたんだ。なので、立山室堂駅から順番に来た駅を戻っていったんだ。

立山室堂駅から黒部ダムに行くまでに通る「大観峰駅」と「黒部平駅」には展望台や庭園があるので、帰りにはそこに少し立ち寄りながら帰ったんだ。確かに良い景色ではあるのだけど、立山室堂の景色に比べるとやはり落ちるので、わざわざ時間を取るのであれば、その時間を立山室堂の散策に充てた方がいいと思うかな。乗り物を乗り継ぐ際に待ち時間とかがあるから、その待ち時間を利用して少し観に行く程度で充分だと思うよ。

黒部平駅の庭園モニュメント

庭園は思ったよりも広い

黒部平駅から大観峰駅を見た景色

そして、黒部ダムに到着。ダムの高さが日本一の黒部ダム。通称「くろよん」。なぜ「くろよん」と呼ばれるのかというと、他に黒部川第一発電所から黒部川第三発電所があり、黒部ダムは黒部川第四発電所だから、略して「くろよん」と呼ばれているんだ。

黒部ダムは7年間の歳月をかけ、作業員の延べ人数は1000万人という巨大な人員を動員した巨大プロジェクトだったんだ。標高 1454mという高地にあり、冬の積雪量が多いこの地域においての作業は過酷を極め、171人もの方が命を落としたんだ。黒部ダム建設現場では「黒部にケガはない」と言われていたんだけど、それは工事での労働災害が無いという意味ではなく、「落ちたらケガでは済まない」という意味であって、ほんの少しのミスで命が失われるほど過酷な労働環境だったんだ。

先人達の命がけの献身的な作業によって黒部ダムは完成しており、そんな歴史を知りながら黒部ダムに行くと、また違った思いで黒部ダムを見る事が出来るのではないかなと思うよ。

標高1454mに造るなんて凄い大変な作業だったんだろうね

黒部ダム駅から見て左側(地図の10番)の片隅にひっそりと祀られている「尊きみはしらに捧ぐ」の文字が彫られたプレートが掲げてある殉職者慰霊碑。その下には工事で殉職された171名の方々のお名前が記載された銘板があり、訪れる方々は殉職された方々へご冥福をお祈りしています。私達もここで殉職された方々へご冥福と感謝の気持ちを込めて手を合わせてきました。

多くの方々の尊い命があったからこそ、今の安全な暮らしがあるんだよね

さて、黒部ダムをゆっくり観光していこうと思ったのですが、室堂でめっちゃ歩いたので、もうクタクタだったんだよね。黒部ダムって、ダム堰堤(地図11番)やレストハウス(地図9番)あたりは平たんなのでいいんだけど、ダム展望台(地図4番)やレインボーテラス(地図7番)などは、めっちゃ階段を昇り降りしないといけないんだよね。

もう気力も体力も、ほとんど無いです

私も同じく、クタクタです

夫婦そろってノックダウン寸前の疲労状態だったので、さすがに階段の昇り降りはキツイ。なんとか気力を振り絞って、レインボーテラスには行ってみたけど、降りた後に登ってくるのが疲労困憊の体には地獄だったよ。これ、元気な時に行かないと無理だ。ダム展望台に上がる気力は全くなかったよ。さすがダムの高さ日本一の黒部ダム。階段の数もヘビー級だったよ。

気力を振り絞っていったレインボーテラスから眺めた放水

黒部ダムでは毎年決まった時期に観光放水をやっていて、今年は6月26日~10月15日(日程は年度によって若干前後する)となっているよ。観光放水の時間は7時~16時半(時間も月日によって多少前後する)にやっているので、極端に早い時間や遅い時間でなければ観光放水は見れるよ。

黒部ダムの上には要塞みたいなコンクリートの塊の建造物があるのだけど、これは「ガントリークレーン」というもので黒部ダムの両側にこれがあって、ダムを建設するために設置されたケーブルクレーンの基礎なんだ。中央の丸い穴のような所からワイヤーを通して、滑車でコンクリートバケットを吊るして、コンクリートを運んでいたみたいだよ。

写真の下の建物がレストハウス(地図9番)だよ

本当は、もっとゆっくりと黒部ダムを見ようと思っていたのだけど、あまりに疲れていたのでレインボーテラスに行くだけで気力がなくなり、写真もほとんど撮っていなかったんだよね。

黒部ダムのダム湖は観光船で遊覧出来るのだけど、今年一杯で運行を終了するみたいなんだ。時間がある方は遊覧船からのんびりとダムを眺めるのもいいかもしれないね。

遊覧船の乗り口の向こう側には、湖畔遊歩道があって1時間で散策できて高低差もあまりないみたいなので、黒部ダムだけを観光しに来た時には、遊覧船に乗ったり、湖畔遊歩道を散策したりするといいのではないかな。

さて、そろそろ帰らないといけない時間になったから疲れた体を引きずりながら車に戻って、大阪までの長い長い道のりを帰っていったんだ。

最近の車は、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)があれば、前の車に追従して速度をコントロールしながら走行していくし、アクセルやブレーキ・ハンドル操作などもお任せでいいので(もちろん監視は必要だけど)、とても楽だよね。帰りは食事休憩も含めて8時間ぐらい掛かったんじゃないかな。

立山黒部アルペンルートは、本当に素晴らしい場所でした。「室堂」での景色は、今までみた景色の中でも一番素晴らしい景色だったと思うので、ぜひ皆さんも一度は訪れて欲しいと思うんだ。

「室堂」は本当にお勧めだよ

   

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