中国株が驚異の大復活!

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長らく低迷していて、どん底に落ち込んでいた中国株市場。それが突如、息を吹き返し、怒涛の上昇をしているんだよね。中国当局の市場介入によって投資家からの信頼を失い、将来有望だったハイテク企業達が軒並み低迷していた中国市場が生き返ったかのように復活していたね。

3年間に渡る暗闇から抜け出せたかな

今度の動向に注目したいよね

今まで必死に食らいついて我慢をしてきた中国株投資家にとっては、ようやく見えてきた一筋の光。かつては、多くの投資家から有望な市場として見られていた中国株市場。テンセントやアリババといって有力企業に投資をしていた方々も多かったのではないかな。そういう私も、かつてはテンセントやアリババに投資をしていたよ。

かつては投資家に人気だった中国株も、中国当局の規制強化や市場介入によって、各企業の成長性を阻害された事などで投資家が離れていき、株価の低迷の要因となっていたんだな。また、それと同時に中国経済の調子もイマイチで、企業の成長性鈍化と中国経済の低迷のダブルパンチを受けて、株式市場はどん底を這っていたんだな。

そんな中国株市場が突如生き返ったのは、中国政府による広範囲な景気刺激策が出たことで、中国経済がⅤ字回復するのではと期待が高まったからなんだ。

9月24日に中国人民銀行(中国の中央銀行)は、市中銀行(一般の銀行)に対する預金準備率を少なくとも2018年以降で最も低い水準に引き下げると発表したんだ。それと共に、主要な短期金利(政策金利)である7日物リバースレポ金利の引き下げも発表していたんだ。

米国のFRBも先日0.50%の大幅利下げを行っていたけど、中国当局も異例の大幅金融緩和となっていて、預金準備率の引き下げと政策金利の引き下げを同時に行ったのは中国において初めての事であり、驚きをもって市場に迎えられたんだ。

これによって、預金準備率は約7.0%から約6.5%に下がり、7日物リバースレポ金利は1.7%から1.5%に引き下げられる事になったよ。

また、中国人民銀行総裁は、低迷する中国株式市場に対して、支援する方針を示していて、中国株式市場に少なくとも8000億元(16兆6400億円)の流動性支援を供給すると発表していて、そのうえで株式安定化基金の設立を検討している事も発言していたんだ。

複数の支援策を打ち出したことで、中国の不動産市場や株式市場に対して政府がテコ入れを行っていくという期待感が上がってきたことで中国株式市場は連日の上昇を記録しているよね。

中国経済はいまだに弱く、先日発表された中国製造業PMIでは、中国の製造業活動は5か月連続で縮小しているという結果が示されていて、中国経済は依然として低迷した状態を脱していないんだ。

それでも、中央銀行の金融緩和や中国主要都市の住宅購入規制の緩和、銀行の住宅ローン金利の引き下げなどの支援策は経済を復活させる可能性があるとのことで市場関係者の間では盛り上がってきている感じみたいだね。

こうした期待感は、株式市場への資金流入へと繋がっていき、9月30日の香港市場の売買高は過去最高の540億ドル(7兆7200億円)に達していて、中国本土市場も上海と深センの両証券取引所の売買代金は過去最高の2兆6000億元(52兆8600億円)となっていて、更に2008年以降で過去最大の上昇率を叩き出していたよ。

「ハンセン指数の2021年からの長期チャート」

今までは世界の株式市場で最も元気がなく、値下がりが目立っていた中国株市場が政府の景気刺激策によって投資家達が回帰している状態となっているんだ。

ここ1か月ほどの中国株式市場の上昇率は驚異的なものがあり、ハンセン指数とダウ平均、S&P500、ナスダックと比較してみると、その上昇力の強さが際立っているんだ。

「各指数の9月1日からの上昇率」

指数9月1日からの上昇率
ハンセン指数24.1%
ダウ平均3.0%
S&P5003.2%
ナスダック4.6%

大きくは動きにくい指数が1か月ほどで24%も上昇しているのだから、投資家達がこぞって中国株を買い漁っているのが分かりやすいよね。

中国政府による支援策によって、中国市場のセンチメントが好転しているので、株式市場のバリュエーションも過去の水準に戻っていくかもしれないね。今まで我慢していた中国株投資家にとっては、ようやく訪れた春のきざしなのかもしれないね。

    

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