暴落したようでも、実はそれほど下がっていない

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週末の株式市場は世界的に総崩れの展開となっており、金曜日の日本株市場は2216円も下落して前日比マイナス5.8%とかなり大きな下落幅となっていましたね。また、米国株市場もダウは1.5%の下落、S&P500も1.8%の下落、ナスダックは2.4%の下落と軒並み大きく下がっていました。

何だか一気に相場の空気が変わった感じがするね

米国で発表された雇用統計がボロボロでしたからね

米国で発表された非農業部門雇用者数は、市場予想を大きく下回る雇用状況となっており、また同日に発表された失業率も市場予想を上回る4.3%となっていて、米国経済が急減速している感じとなっていたことから市場では警戒感が持ち上がってきていたようです。

7月中旬ごろから下落基調が続いており、先週の金曜日には世界市場全体的にも大きな下落となっていた事から、投資家の間では悲壮感が漂う雰囲気になってきています。

順調の上昇していた米国株市場も急角度で下落している状態となっていますね。

米国株安だけでなく、ドル円相場も大きく動いており、わずか1か月ほどで15円も急激に円高に振れているため、米国株の評価額が株安と円高のダブルパンチを受ける事態となっています。

そのため、株クラの間でも騒然となっており、不安感が頭を持ち上げてきているようです。

さて、でも冷静になって考えてみると実はそれほど下がっているわけではないんですよね。

年初から見てみると、まだ十分に上昇している状態となっています。なので、年初に一括投資をしてしまったとしても特に問題ない状態ですよね。

例えば、S&P500のチャートを確認してみると、まだ年初よりも上昇しています。

「S&P500:年初からのチャート」

まだまだ綺麗な右肩上がりのチャートとなっていますよね。年初からの上昇率は12.0%となっていて二桁上昇となっているので充分に上昇している状態です。

そして、急激に円高に振れているというドル円相場も年初からの動きを確認してみましょう。

「ドル円相場:年初からのチャート」

まだまだ年初の頃の水準から考えると円安水準なんですよね。年初よりも5円ほど円安ドル高となっているので、今までが急激に円安ドル高に振れていただけで、少し元に戻ってきているといった感じになっているだけです。

株価もドル円相場も、今までは年初から考えると非常に条件が良かっただけで、急激に下がったように感じるけれども、まだまだ年初の水準から考えると充分に良い状態です。

皆さんの多くが投資をしていて、新NISAでも大人気の投資信託であるeMAXIS Slim米国株式も年初からみてみると、まだまだ充分上昇している状態です。

「eMAXIS Slim米国株式:年初からのチャート」

eMAXIS Slim米国株式も年初から見ると、株価の上昇と円安の効果で20%も上昇している状態となっています。ただし、このチャートは金曜日の下落分を反映していないので、金曜日の下落分を反映するともう少し下がってしまいますが、それでも10%以上の上昇は確実にしている状態となっているはずです。

つまり、年初に一括投資をしていても、まだまだ余力(プラス状態)があるということですよね。

最近の相場だけをみていると、思い切り下げたように思えてしまいますが、そもそも大きく上昇していたのだから、その反動で上がったぶん下がっていくのは必然なのではないかなと思います。

暴落していると大騒ぎしていますが、今の状態だけをみてみると、それほど大騒ぎするほどでもないのではないかなと思います。ここ1~2か月で投資を始めた人は大きく損失が出ているかもしれませんが、年初ぐらいから投資をしているのであれば、まだまだ余力があるのではないかな。

ただ、今後も経済指標などが思わしくない状態が続くようであれば、更なる株安に進んでいくだろうし、今後は米国の利下げが進むことになるのでドル円相場も円高ドル安に振れていく事になると思います。

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