市場が想定する金利とFRBが想定する金利がズレている

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先日(9月16日)に開催されていた米連邦公開市場委員会(FOMC)において、政策金利を 0.25%引き上げる事が決定されて、政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利は 3.75〜4.0%となりました。利下げを要求していたトランプ大統領の思惑とは裏腹に、FRBは利上げを行う方向に舵を切った形となりました。

FRBは今後も、まだ利下げを行う構えを見せているね

インフレを抑えるために、もう少し利上げを行う意向のようだね

ただ、市場が想定する利上げ幅と、FRBが想定している利上げ幅には開きがあり、市場が思っているほどFRBが利上げが必要だとは考えていないようです。市場が想定するインフレはやや悲観的で、FRBが想定しているインフレはやや楽観的だという感じなのかな。

市場では、今後の利上げについては、あと 0.75%(0.25%×3回)を想定しているようなのですが、FRBが想定している利上げ幅は 0.50%(0.25%×2回)となっていて、0.25%(1回分)の開きがあります。

市場が想定している利上げ幅(現在の金利は 3.75%~4.00%)

市場の想定では、今年中(10月か12月)に 0.25%の利上げを 1回行い、来年には 0.25%の利上げを 2回行うという想定が主流となっているみたいです。来年の 4月か 6月までには合計 3回の利上げを行い、インフレを抑制した後はしばらくは 4.50%~ 4.75%の金利で様子をみるといった感じです。

一方で、FRBの想定では、今年中に 0.25%(1回)の利上げをして、4.00%~4.25%にした後、来年になってからは、そのまま 4.00%~4.25%で維持するか、または 0.25%の利上げをして 4.25%~4.50%ぐらいに留めるといった感じの想定になっています。なので、最大でも 2回ぐらいしか利上げをしない想定になっています。

FRB委員(18人)による来年の2027年度の政策金利想定

政策金利2027年
4.25%~4.50%8人(0.50%利上げ
4.00%~4.25%6人(0.25%利上げ
3.75%~4.00%0人(現状維持
3.50%~3.75%3人(0.25%利下げ
3.00%~3.25%1人(0.75%利下げ

市場は、インフレの度合いを悲観的にみているので利上げもそれ相応に必要(3回分必要)と感じているのだけれども、FRBが想定している程度である最大でも 2回だけ(0.50%分ぐらい)の利上げで済むようであれば、株価的には非常に好都合となります。

株価は 3回分の利上げを織り込んで(ある程度は想定して・覚悟して)、現在の株価を作り出していますが、それがそこまでいかずに済むのであれば、悲観的な部分を先に織り込みすぎているという事になるので、急反発することになっていきます。

トランプ大統領は、そもそも利上げに強く反対しており、利下げを求めているぐらいなので、市場が望むような利上げを行うと強く反発していくと思います。そうなると、FRBは政府とは独立した立場で金融政策を決定できる権限があるとはいえ、市場が思うほどの利上げに踏み切らない可能性も出てくると思います。

私たち投資家としては、インフレが 2回の利上げで抑える事が出来れば、非常に助かります。そのためには、これ以上の原油高にはなって欲しくないので、イラン問題が解決しないとしても、状況が拡大しないようにしてほしいですよね。

イラン問題では、サウジアラビアとフーシ派の争いが激しくなりそうですが、仮に衝突が拡大したとしても短期間で終われば、短期的には原油価格に反映されるけど継続して原油価格が上がり続けるという事にならなければ、それほど大きな影響は与えないと思うので、報復攻撃があったとしても、連鎖にならないような対応をしてくれるとありがたいです。

果たして、利上げが行われる回数が 2回なのか、それとも 3回なのかによって今後の株式市場の動向も大きく変わっていきそうなので、利上げの大きな要因となっているインフレに直結している原油価格については、今後も注意深く確認していく必要がありますね。

   

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