ここ数日でドル円相場が一気に動きだし、9月2日には 1ドル 160円台だったのが、わずか数日で 1ドル 153円台へと下落していますね。たった 1週間でドル円相場が 7円も円高に振れており、7月下旬に日米で協調介入した時でも 155円台あたりだったのが、介入なしでもズルズルと円高へと崩れていきましたね。

介入がなくても、急激な円高になっていくんだね



介入効果よりも、市場の動きの方が流れが強いからね
一時的な介入による円安是正よりも、普段から流入している資金の流れが変わっていくほうが影響力が強いという事で、今回は介入などなくても市場の資金の流れの変化によって円高へと振れていきました。
円高に振れる要因となったのにはいくつかありますが、主だったものをあげていくと、「日銀が9月に利上げすることがほぼ確定的になった」、「9月に利上げするだけでなく、年内にさらにもう一回の利上げの可能性が出てきた」、「日本の長期金利(10年債券)の利回りが 3%を超えた」、「米国政府も円安是正を支持している」といった感じです。
従来までは、9月の利上げ確率は50%程度だったので、利上げするかどうかは半々程度だったのですが、日本経済の好調さやインフレ具合、長期金利の上昇などが合わさって、9月に利上げする確率は一気に 97%ぐらいになっており、ほぼ確実に日銀は 9月に 0.25%の利上げを行うとされています。
そして、長期金利(10年債券)が 3%を突破したことで、日本の機関投資家が国債を買う動きも加速しました。3%を超える金利を安定的に取れるのであれば国債投資にも旨味が生まれてくることになり、「海外資産を売る → ドルを売る → 円を買う → 日本国債を買う」という流れになることで、「ドルを売って、円を買う」という動きが加速する要因にもなりました。
当面は、1ドル150円~155円あたりが想定されるドル円相場の水準となっていきそうな感じとなっています。でも、1ドル160円台が極端な円安水準過ぎただけであり、現状では適度な状態に戻っているという感じなのだと思います。
9月17~18日に行われる日銀金融政策決定会合で、9月の利上げだけでなく、追加利上げについても示唆するような発言があれば、円高はさらに進む可能性があるので、そうなると 1ドル 145円~150円あたりになっていくのかもしれませんね。
ただ、円高になったとしても、私たち投資家は特に何も行動を変える必要はないと思います。米国株などの外国株式に投資をしているのであれば、確かに円安の方がうれしい(円換算した評価額が上がる)ので 1ドル 160円台などになってくれたほうがいいのですが、為替相場なんてプロでも読めないものなんで、気にせずに淡々と普段通りの投資を続けていけばいいと思います。
特に今、資産形成をしている段階の方々であれば、円安よりもむしろ円高の方が仕込める(購入できる)量が多くなるので、円高の方が資産形成には有利に働きます。なので、淡々と積み立てなどを続けていき、コツコツと資産を積み上げていけばいいと思います。
円高になったからといって、何も変わることなく、いつも通りの投資を続けていきましょうね。


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