長らく低金利が続いていた日本の金融市場。デフレ時代が続き、モノの値段が安いことが当たり前の社会となっていました。今では、上がらないといわれていた金利も少しづつ上がっていき、賃金も上昇してきており、物価高(インフレ傾向)になってきています。

モノが安かったのは、消費者としては嬉しかったよね



適切な賃金上昇があればインフレでも皆が納得できるんだけどね
現在の日銀の政策金利は、6月に 0.75%から 1.0%に引き上げられました。次回の会合は 9月17日~18日、その次は 10月29日~30日という日程になっています。大方の予想では、9月か10月には追加利上げが行われて、1.0%から1.25%への利上げとなっていくとされています。
金融緩和よりの高市政権も、最近の報道では利上げ容認に傾いているようであり、政治的プレッシャーも少ないことから、9月または10月の利上げは確定路線に近くなっています。
利上げが行われるとなると、真っ先に影響を受けるのが為替相場です。現在は 1ドル 159円台ぐらいの水準となっています。これが、利上げが行われたとなると円高に振れていくことになります。では、どのぐらいの円高へと向かっていくだろうか。
そもそも利上げが行われることは周知の事実になっています。なのでサプライズ感などはなく、ある程度織り込み済でもある事から大幅に円高に振れるということはないと思います。一時的に大きく下げることがあっても、1ドル 155円ぐらいで落ち着くのではないかなと思っています。
ただ、利上げが行われるだけでなく、追加利上げに言及(示唆)するようなことがあれば、市場は次の利上げを織り込んでいくので、1ドル150円付近にまで円高が進んでいくかもしれません。現状では、あまりそこまで踏み込んだ発言はしないだろう(慎重な姿勢を崩さないだろう)という想定が大半なので、利上げを行って、その後については今後の経緯を見守るという程度の発言になってくると思います。
ドル円相場は、155円台ぐらいになるとして、株式市場はどのような動きになるのだろうか。
基本的には円高に振れると輸出企業にとっては悪影響を受けやすくなります。また、不動産企業や借入コストの高い企業は利上げによる金利負担が重くなっていきます。逆に、銀行は金利上昇で利ザヤが拡大するので好都合であり、保険会社も保有資産を高い金利で運用できるので有利になります。小売・食品・電力会社なども輸入コストが下がるので好都合です。
恩恵を受ける企業と悪影響を受ける企業とが入り混じっていますが、日経平均と TOPIXとでは構成銘柄が異なるため、若干影響が違ってきます。円高を受けて、日経平均は半導体・輸出大型株の影響が大きいためにマイナスに左右する割合が大きく、TOPIXは銀行などの金融株や輸入企業が他の下落を支える展開になっていきそうです。
そのため、パフォーマンスは「日経平均<TOPIX」という感じになっていきそうですね。
それでも、円高による下落(株価調整)は短期間に終わり、ある程度の下落はあったとしても、企業業績と需給が株価を支える展開になっていきそうなので、しばらくしたら上昇局面に戻ってきているのではないかなと思います。


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