途中で降りる事は意外と難しいものなんだ

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今年は、半導体メモリ株の急騰が話題になりましたよね。日本株であればキオクシア、米国株であればマイクロン、韓国株であればSKハイニックスなどが大きく上昇しました。キオクシアは一時は日本の時価総額トップであったトヨタ自動車を抜いて日本の時価総額でナンバーワンになるほど急拡大していましたよね。

キオクシアは凄かったよね

あっという間に時価総額トップになったよね

こういった半導体メモリ株に投資をしていて、一気に資産を増やした投資家も多かったようです。中には、この半導体メモリ相場に上手く乗って FIRE出来た投資家もいたようです。

ただ、上がり過ぎた相場は急に逆回転する事があります。半導体メモリ株も最近は逆風が吹いており、一気に大きく下落していました。半導体メモリ株で FIREできたのに、キオクシアを信用取引して大損となり、追証で資金をごそっと取られてしまった投資家などもいたようです。

こういうのをみていると、「せっかく FIRE出来たのだから、その後はインデックス投資だけにして、ゆっくりと過ごせばいいのに」という意見を多く見るのですが、実際には簡単には路線変更などは出来ないものなんですよね。

FIREするには、2通りのパターンがあると思います。収入が多く、入金力を武器にコツコツと投資資産を積み上げて資産を増やしていって FIREする人と、個別銘柄を当てて一気に大きく資産を増やして FIREする人がいます。前者は、FIRE後も特に何も変える必要はなく、今まで通りの投資をしていればいいだけですが、後者の方はそのままの投資を続けているとリスクが高く、出来れば路線変更するべきです。

ただ、これが意外と難しいんですよね。リスクを取って資産を増やしてきた投資家が、いざ1億円ぐらいを手に入れて FIREしたからといって、急にインデックス投資オンリーの緩やかな投資方法に変更する事が出来ないケースが多いです。

成功体験があるから「まだもっと増やせるだろう」という想いがどうしても頭をよぎって、なかなか路線変更出来ないものです。そして、リスクを高く取ったままの状態で保有株の急落などに出くわしてしまい、身動きが取れなくなって、一気に資産が減ってしまう事があるんですよね。

話題になっていたキオクシアなども、最高値を付けた6月から僅か2か月ほどで65%も下落していました。半値以下になっているのだから破壊力が高いですよね。これを信用取引していたら、それこそ致命傷になり、一気にとどめを刺されますね。

この辺りが投資の難しい所なんだなと思います。

普通のサラリーマンが1億円を超える資産を作るのは非常に難しいです。コツコツとインデックス投資をしていても、FIREが出来そうな資産規模である1億円に届くのは難しいです。そうなると、個別株などで1発当てるのを狙う事になります。

ただ、上手く個別株で1発当てる事が出来ても、そんなことが何回も出来るわけではなく、上手く逃げ切る事が必要なのですが、気持ちや投資方法を切り替えるのは難しいものです。特に、大きく急上昇した個別株を持っていたことがある人は分かると思うのですが、大きく上昇した株をうまく利益確定するのは難しいです。「まだまだ上がるかも」という気持ちが出てきてしまい、適切なタイミングで利益確定出来ないものです。

個別株で当てて、1億円ぐらいの資産を一気に築いたのに、逃げ遅れて気が付けば利益を大きく棄損してしまった投資家をみると「馬鹿だな」と非難する人もいますが、実際には逃げ遅れる人が大半で、上手くコントロールできる投資家は少ないものです。

投資って、欲望との戦いでもあるのですが、この欲というのが一番厄介で、一番の難敵なんだろうなと思います。

     

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