急に話題が膨れ上がってきた感じがするAIエージェントやエッジコンピューティング。クラウド中心の時代から、私達の身近な現実社会へとAIが浸透していくようになっていきます。そうなってきたときに、主要なもの(スマホなど)に投入されていき、時代の主役となりそうな企業の1つがクアルコムなのではないかなと思います。

高級なスマホなどはクアルコムが強いよね



スマホだけでなく、PCも扱っているのも強みだね
AIエージェントの普及とエッジコンピューティングの本格化は、様々な企業に新たなビジネスチャンスを産み出すと思います。その恩恵を受ける企業の1つがクアルコムなのではないかなと考えています。クアルコムはスマートフォン向けの半導体や5G(または6G)向けの通信技術で世界をリードしている米国の巨大半導体メーカーです。
スマホ向け半導体市場は、MediaTek(メディア・テック)がシェア率34%で1位となっており、クアルコムはシェア率25%で2位となっています。ただ、MediaTek(メディア・テック)がどちらかというと低・中価格帯のスマホを中心に手掛けているのに対して、クアルコムは高性能・高級スマホに強い企業です。なので、技術力・ブランド力が高いスマホチップメーカーという事になります。
特に低電力化には定評があり、長年に渡ってスマホ市場で培われてきた圧倒的な低消費電力技術を持っています。今後普及していくエッジコンピューティングにおいて、大切な事は各機器に搭載される端末がいかに少ない電力でAIを動かせるか(省電力性)という事が重要になっていきます。
AIエージェントが搭載されていく最も身近な端末は確実にスマホになっていきます。スマホ上で動く「オンデバイスAI(エッジAI)」の処理能力において、クアルコムのNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)はすでに世界標準の地位を築いています。
今後、スマホで培ったAIエージェントの処理ノウハウやエコシステムを、PCやスマート家電、自動車へ展開していく戦略において、クアルコムは非常に有利なポジションにいます。現在の業界におけるポジション、培われてきた技術力、そして信頼性を考慮すれば、クアルコムの半導体はかなり普及していくと考えられます。
一方で、最近はエヌビディアがライバルとして立ちはだかる可能性が浮上してきました。従来のデータセンターだけでなく、PCチップに降りてくるようになってきたのです。先日、マイクロソフトと一緒になって新たなPCチップを開発・販売・搭載していく事を発表していました。
確かにエヌビディアは強力なライバルと成り得ますが、小さな端末上で限られた電力枠に対して効率よくAIを回すという超低消費電力の最適化においてはクアルコムの方が圧倒的に得意です。エヌビディアの半導体はモンスター級の処理能力を有していますが、その分だけ電力を食う事になります。
なので、どちらかというとエヌビディアはハイエンドPCなどでは強みを発揮すると思いますが、一般的なPCにおいてはクアルコムの方が有利になってくると考えられます。
スマホやPCなどといった私達庶民が多く使う端末において、今後のAIエージェント化やエッジコンピューティングの普及が進んで行けば、クアルコムは強い企業となっていくのではないかなと思うので、最近はクアルコムがちょっと気になっています。


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