マカオ旅行一人旅。いよいよ出発。おらワクワクすっぞ。初めての一人旅、初めての海外LCC(格安航空会社)利用。なのに、英語も中国語も全く話せない50過ぎのおっさん。とりあえず、何とかなるだろうと気合だけで香港経由マカオ行きを決行。ワクワク・ドキドキのマカオ旅のスタートなんだ。

英語ぐらい話せるようになっておけよ



ごもっともで、返す言葉もございません
香港エクスプレスで、関西国際空港から香港国際空港まで飛び、香港国際空港からダイレクトバスでマカオまで行くというルート。初めて海外のLCCを利用してみたのだけど、思ったよりも快適だったよ。座席は事前に指定(有料)して通路側にしたので、トイレに行くのも気を使わないしね。
関空を14:30に出発して、香港空港には18:00に到着。定刻通りに香港に着いたんだ。さて、ここからが本番。香港空港内で、マカオ行き(20:00発)のダイレクトバスに乗り継がないといけないんだな。英語がほとんど話せないのに俺の第一の関門がやってきた。
カウンターに着くなり、問答無用でダイレクトバスを予約した時の予約表(印刷したやつ)を差し出しながら「I reserved this bus」とだけ伝えてみる。すると、「パスポートと荷物のタグをだせ」と言われたので、素直にパスポートとバゲージクレームタグ(荷物引換証)を出すと、淡々とチケットを発行してくれる。なんだ、簡単じゃん。
と思ったら、何やら英語で説明し始める。もちろん、分かる訳ない。「what?」と言いながら困った表情をしていると、デスクの上にある説明用紙を指すんだ。英語や中国語、韓国語の説明のほかに日本語の説明が書いてある物もあって、それをとりあえず写メしておいた。



これを読めば大丈夫だね


バスのチケットと澳門行きのシール(服に貼る分と荷物に貼る分)をもらって、第一の関門突破した事で意気揚々とダイレクトバスの乗り場へと向かっていくんだ。でも、その時は知らなかったんだ。乗り場では英語力ゼロの俺にとって荷が重いトラブルが待っていた事を。
ダイレクトバスを待つ乗り場はこんな感じでターンテーブルがあって、そこに荷物(スーツケース)が届いているはずなんだけど、俺のスーツケースが無い・・・。



まじか・・・俺のスーツケースがないやん!


6個ぐらいスーツケースが置いてあったけど、あっという間にゼロになって、俺のスーツケースがない。誰か間違えたか? でも、誰も俺のスーツケースを持っていないんだな。暫く待っていたんだけど、やっぱり俺のがない。仕方がないのでスタッフに拙い英語で聞いてみた。



My luggage nothing



Wait a minute
出発の30分前に乗り場に着いたので、まだ届いていない荷物があるのかなと思って待っていたけど、やはりスーツケースは来ない。チケットには15分前(つまり19:45)には必ず乗り場に来るようにと書いてあるのに、出発の15分前になっても俺のスーツケースはこない。マジで困る。マジで焦る。しかし英語も中国語も分からない。なので、勇気を振り絞って再チャレンジ。



Where is my suitcase?
チケットを見ながらスタッフがパソコンをカタカタと打ちながら調べてくれる。「フム」と言いながら、スタッフがチケットを俺に返しながらダルそうに俺に返答する。



Just wait for now!



wait???



wait!!!
一人旅で心細い俺には優しく対応してくれよ・・・。とりあえず待つけど本当に荷物くるの?
出発の10分前になっても荷物は来ない・・・でも、どうやら来ないのは俺の荷物だけじゃないみたい。出発の10分前を切ると周囲の何人かがソワソワし始めてスタッフに何やら聞いている。たぶん、俺と同じように荷物が来ないみたい。おっしゃ、仲間がいれば心強い。
出発の5分前・・・ようやくターンテーブルが音を立てて動き出し、荷物がいくつか流れてくる。俺のスーツケースもようやくやってきた。ギリギリやんけ。荷物を受け取り、シールを貼っているとバスへのチェックインが始まり、係員に誘導されながらバスへと向かい、乗車する。とりあえずミッションクリア。
20:00出発のバスだったけど、荷物が遅れたためなのかバスが出発したのは 20:15頃だった。港珠澳大橋澳門口岸(マカオの国境ターミナル)に着いたのは 45分後の 21:00。マカオ到着後は、流れに沿って歩いて行くと入国審査があり、パスポート見せるだけで特に質問などもなくスルー。無事にマカオ到着だぜ。
さて、マカオに入国したら、まず最初にマカオパスなる物を購入しようと思っていたんだ。マカオパスは交通系ICカードで、バスや電車に乗る際にこれをかざせば乗れるんだ。バスは全区間6パタカ(120円)なんだけど、お釣りが出ないらしい。しかも小銭か10パタカ紙幣(日本円で200円札)しか使えないみたい。常に小銭や少額紙幣がある訳でもないので、事前にマカオパスを用意しておけばスムーズにいつでもバスや電車に乗れるんだ。
なので、まずはマカオパスを購入するんだ。港珠澳大橋澳門口岸(マカオの国境ターミナル)には便利店(コンビニ)があるので、そこでマカオパスが買えるから、便利店に行ってみたら店員さんは安定のチャナイクオリティ。スマホをずっと見ている。スマホを見る動作にためらいがない。人生の強者だ。俺もこんな感じでバイトしたい。



まあ、接客態度が普通であれば問題ないから良いけどね


でも、流石は国境ターミナルのコンビニ。外国人の扱いには慣れているようで、片言の英語がちゃんと通じるのでスムーズにマカオパスが購入できる。「Macau Pass・One」といえば、「One hundred and thirty」と英語で値段を言ってくれて、現金を渡せばすぐにマカオパスを渡してくれた。
さて、楽勝でマカオパスを手に入れたんだけど、ここから乗るバスはカジノが運営している無料のバスに乗ってカジノまで行けるんだ。俺が泊まるブロードウェイマカオは、ギャラクシーマカオ(澳門銀河)という巨大IR施設(複合カジノ施設)の中にあるので、ギャラクシーマカオのバスの乗っていけば無料でギャラクシーマカオまで連れて行ってくれるんだ。



カジノ行きのバスは「C」の娯楽場巴士だよ





ここまでデカデカと書いてあるとバカな俺でもすぐ分かる





これでもかというぐらい澳門銀河アピールが凄い


スーツケースは自分でバスの横から積み込むみたいで、自分でスーツケースをバスの下部に収納したら、バスに乗り込んで好きな場所に座る。ギャラクシーマカオのカジノバスは 20分~30分間隔で運行しているようだ。幸いなことに俺が乗った時は5分ほどで出発してくれることになった。
港珠澳大橋澳門口岸(国境ターミナル)から約 20分ほど走ると目的地のギャラクシーマカオに到着。自分でスーツケースをバスから取り出して、いよいよギャラクシーマカオに足を踏み入れる。



ダイヤモンドロビーという名前からしてカジノっぽいぞ





ギラギラ巨大オブジェ、ド~ン!


大人のディズニーランド、巨大カジノ施設についにやってきた。ピカピカに磨き上げられた通路の両サイドには、エルメス、シャネル、ルイヴィトン、ロレックス、ハリーウィンストン、ブルガリなどなど、誰でも知っている有名ブランドの店舗がずらりと並び、カジノにやってきた老若男女を引きずり込む。



床の反射具合、ウユニ塩湖かよ


とりあえず、宿泊するブロードウェイマカオにチェックイン。すると、スタンダードルーム(1泊 11,680円)で予約していたのにアップグレードしてくれてスイートルームになっていた。幸先良いスタートだ。俺に運が向いてきたんだ。



部屋が広い。1人なのにトイレが2つある。どうしたらいいんだ


窓の外を眺めてみると、ギラギラのカジノタウンが俺を誘っている。今の俺はツイている。スタンダードをスイートに変える力を持っているんだ。何をしても勝てる気がする。はやる気持ちを抑えきれずに部屋をあとにするんだ。



まさに俺の為に煌びやかに飾ってくれてるぜ


スーツケースを放り投げ、意気揚々とギャラクシーマカオのカジノエリアに向かう。今の俺なら、最強棋士の藤井壮太にも勝てるかもしれない。大谷翔平を三振に取るのも楽勝だろう。怖いものなしだ。
すでに 22時を回っているというのに、カジノエリアは多くの人々で賑わっていた。テーブルゲーム、スロットともに熱く盛り上がった人々で埋め尽くされていた。時々、勝利の雄たけびのようなどよめきが巻き起こっている。この雰囲気を味わいにきたのだ。そして、そのどよめきはもうすぐ俺のものとなるのだ。
とりあえず、はやる気持ちを抑えながら、じっくりとカジノ全体を歩いてみる。ギャラクシーマカオは、広大な敷地面積を誇り、テーブルゲーム600台・スロットマシーン1500台を配置し、カジノエリアを1周するだけで 30分ぐらい掛かるというマンモスカジノ施設だ。
ゆっくりと吟味した俺の目の前に、光り輝くスロットマシーンがある。そうだ、こいつが俺を呼んでいるんだ。今夜のお供はお前だ。一晩中寝かせないぜ。
お札をスロットマシーンに吸い込ませる・・・。
クレジットが表示され、ゲームがスタートする。ボタンを押すと、するりとスロットが回り始める。
時折、スロットの画面が激しく光ったりしながらゲームが続いていく。
そう、今宵の俺はツイているんだ。スタンダードをスイートに変える力を持つ男だ。
不可能はないんだ・・・・・・・・。
ざわ・・・・ざわ・・・ざわ・・・
・・ざわ・・・・ざわ・・
・・・ざわ・・・
・・・・・
・・・





5分も掛らずに突っ込んだ現金が全て溶けたやんけ~
恐るべし、カジノ。あっという間に現金が溶けていく。半端なく早いスピードでお金が消えていく。なんだ、こりゃ?
庶民が近寄っていい場所じゃなかったんだ。そうだ、ここは高級ホテルが立ち並ぶ富豪達が集う場所。ギャラクシーマカオは人生の勝者が集う場所なんだ。そんな場所に庶民の俺がいて良いはずがない。早々と立ち去るべきなんだ。
冷静になってよくよく考えてみれば、まだ晩御飯食べてないんだな。移動ばかりで晩御飯を食べる場所もなく、気が付けば 22時半過ぎ。お腹も減っているし、カジノやっている場合じゃないよな。という事で晩御飯を食べに行く事にした。カジノがあるIR施設は、飲食店も24時間営業している店舗や深夜まで営業している店舗が複数あるので、食べる事には困らない。
カジノエリアの中にある巧麺館(ヌードルキッチン)というお店に入ってみる。本場中国の華北と華南の味をオープンキッチンの活気ある雰囲気の中で作っているらしい。材料はすべて厳選されており、小麦粉でさえも内モンゴルからマカオに空輸されているほどこだわっているみたい。ただ、時間が遅かったのでガラガラだったけど。



お高級な雰囲気の店内


注文したのは、養肝菌螺頭炖鶏湯(つぶ貝、鶏肉、漢方入り蒸しスープ)と鮮肉煎鍋貼(豚肉の焼き餃子)。ここの焼き餃子は看板メニューのようだし、漢方入りスープは体に良さそうな気がしたから食べてみた。
焼き餃子は、確かに美味い。餃子というよりも小籠包に近い。餃子を噛むと肉汁が溢れそうなぐらい零れてくる。看板料理なのも頷ける美味しさだった。



羽根(パリパリの所)があるだけでテンションが上がるよね





餃子と小籠包の良いこと取り


漢方スープは鶏肉やつぶ貝が入っているのだが、これも非常に柔らかくて美味い。つぶ貝は弾力もありつつ、柔らかさもあり、しっかりと煮込まれている感じ。提供されるのも時間が掛かっていて30分ぐらい待ったと思う。漢方スープの味自体は、美味しいというよりも健康に良さそうといった感じだな。



中国らしい一品。日本だとわざわざ頼まないよな


養肝菌螺頭炖鶏湯(つぶ貝、鶏肉、漢方入り蒸しスープ)は 138パタカ、鮮肉煎鍋貼(豚肉の焼き餃子)は 78パタカ、サービス料が 10%加算されるので、たった2品だけなのに合計で 237.6パタカ ( 4,752円)となかなかのお値段。忘れてた。ここは高級ホテルが立ち並ぶ富豪達が集う場所だった。
お腹も満たされ、漢方スープで健康的に体も温まったが、心と財布は寒いままだった・・・。
ワクワク・ドキドキしながらやってきたマカオ。カジノでやられて、ちょっと凹んで1日が終わってしまったのだ。


コメント
コメント一覧 (2件)
前にもコメントしましたが、私はマカオがポルトガル領の頃に行きました。
よしぞうさんのブログの記事を見ていると、現在のマカオは私が行った頃とはあまりにも違いすぎるのでものすごく新鮮に感じます。
今後のマカオの旅行記を楽しみにしています。
こんばんは、せいさん。
リスボアとかセナド広場などがある旧市街地は昔の面影が残っていると思うのですが、新しいカジノ施設が多く立ち並ぶタイパ地区は凄く近代的になっていました。
ポルトガル風の街並み、香港のような雑多な街並み、新しいIR(カジノ複合施設)が立ち並ぶ煌びやかな街並み、それぞれ趣があって良かったです。
1週間ごとに旅行記を更新していくので、また見てくださいね。