「相場なんて読めるものではない」とは、昔から言われているよね。でも、誰もが相場は読めないものと思いながらも、自分なりの想定を立てながら相場に臨んでいるよね。「これくらいになったら追加投資しよう」とか「これくらいになったら利益確定しよう」とかを思いながら、自分のポートフォリオの調整していると思います。

どうせ投資するなら安い時に買いたいよね



そう思っている時ほど上昇してしまって買いそびれるよね
私も、「下がったら買おう」と思っている時ほど上昇してしまって買いそびれたり、「もう下がりそうにないから買いそびれない内に買っていこう」と思って買うと下がっていったりすることがあって、ときどき頭を抱えています(笑)
最近の出来事では、米国長期債券ETFへの投資とその値動きについてがチグハグでした。
1年ほど前(2023年12月頃)に米国債券ETFを購入したのですが、景気が悪化していくのであれば米国債券ETFは上昇(長期債券金利は下落)するはずなので、「今のうちに買っておけば、もう少し経つと米国債券ETFは上昇するだろう」と思って購入したのですが、思惑通りには動きませんでした。
米国の経済は予想以上に力強く、減速しそうで持ちこたえる状況が続いており、その状態でトランプ氏が大統領選挙で当選しました。すると、トランプ氏は関税を掛ける事を公約に掲げていたので、関税を実行するとインフレになる可能性が高くなるので、物価が上昇するようであれば政策金利は上げないといけないので、米国長期債券ETFは下落(長期債券金利は上昇)していきました。
上昇するはずだと思っていた米国長期債券ETFは、私の思惑とは裏腹に下落を続ける状況となっており、しかもこれからトランプ氏が関税を掛けていく事で物価が上昇してインフレになるという想定が市場では強くなっており、長期金利は5%を突破して更に上がっていくという想定が大勢となっていました。
なので、私は保有していた米国長期債券ETFを半分ぐらい売った(EDVとTMFを全部売却して、2621だけは残した)のです。売却した当時の長期金利は4.3%ぐらいだったのですが、その後は市場の想定通り長期金利は上昇していき、4.8%ぐらいまで上がっていました。
でも、最近は再び長期金利は下落をしており、4.2%ぐらいにまで下がっているんですよね。
トランプ氏が関税を掛けるとインフレになるから、長期金利は上昇するという想定が多勢だったはずなのに、いざトランプ氏が関税を掛け始めると長期金利は下落を続けているんだよな。



なんでやねん!
確かに関税を掛けると物価高になってインフレになるから長期金利は上昇傾向になるのだけど、インフレになる懸念よりも関税によって景気が悪化する懸念の方が強く働き、景気の悪化に対して利下げもあり得るという事で長期金利は先回りして下落しているという展開のようです。



めっちゃムズイやんけ、相場の値動き。読めるわけないやん
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