オープンAIが破綻したら、どうなる?

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AIブームの先頭に立ちながら、桁違いのキャッシュを消費している事で、いずれは資金がショートして破綻に追い込まれる可能性が指摘されているオープンAI。ハイテク大手企業が相次いで資金提供しているものの、いつまでもそれが続くとは限りません。早急な収益化の拡大をする必要があるのですが、それも時間が掛かりそうな感じです。

もはや我慢比べのようになっているよね

耐えた先には莫大なお宝が転がっているみたいなんだけどね

ハイテク大手各社がオープン AIに入れ込んでいるのも、オープン AIが目指している「何でも出来る神のような AI」が出来れば、数十兆ドル(数千兆円)という途方もない規模の市場価値が見込まれています。そのために、今の時点で200万ドル~300万ドル(3兆円~4兆円)をつぎ込んでも、元が取れれば安いと考えているのです。

何でも出来る神のような AIである AGI(あらゆるタスクや処理を人間と同等か、それ以上の行う事が出来る AI)が本当に完成するかどうかは、資金を最後までつぎ込めるかどうかに掛かっているのですが、その辺りが今は不安視されています。

さて、ではオープンAIが資金不足となり破綻に直面したらどうなるのだろうか?

そうなった場合に、一番可能性が高いのはマイクロソフトによるオープン AIの買収です。オープン AIと関係が一番深く、一番資金を提供しているのもマイクロソフトです。そして、マイクロソフトにとってオープン AIの人材と開発力は喉から手が出るほど欲しいものです。

現在、マイクロソフトはオープンアイの利益の約半分を受け取る権利を持っていますが、会社そのものを所有しているわけではありません。買収できれば、GPTシリーズの知財を完全に自社専用にできます。それに、オープンアイが破綻して優秀な研究者がグーグルやアンソロピックに流出することは、マイクロソフトにとって最大の悪夢です。

なので、オープン AIが破綻するとなるとマイクロソフトが救済に入る形になる可能性が濃厚です。

ただ、マイクロソフトがオープン AIを完全に買収するのは難しいとされています。それは独占禁止法による横やりです。米連邦取引委員会(FTC)や欧州・英国の規制当局は、AI市場においてトップを走るオープンAIとマイクロソフトの現在の両社の提携においてでさえ「実質的な合併ではないか」と厳しく監視しています。マイクロソフトがオープン AIを完全に取り込めば、AI市場の競争が失われる(独占状態に近くなる)として、ほぼ確実に買収差し止めの訴訟が起こると想定されています。

オープン AIを買収できればいいのですが、もし正式な買収が法的に認められない場合、マイクロソフトは会社は買わずに、人だけを雇うという手法をとる可能性が高いとされています。

2024年にマイクロソフトが Inflection AIに対して行ったやり方で、多額のライセンス料を支払う形で資金を提供しつつ、創業者や主要エンジニアを丸ごと自社に引き抜く手法です。これなら「企業買収」という形をとらずに、オープン AIの技術力だけをマイクロソフト内部に取り込むことが可能であり、マイクロソフトによる実質的なオープン AIの吸収が可能となります。

オープン AIが破綻した場合は、マイクロソフトが買収するか資金提供を行いながら人材を引き抜くかしてオープンAIを事実上吸収する方向性になりそうなのですが、独占禁止法の適用次第ではそれも難しい局面になる可能性があります。

そうなった場合に備えて、マイクロソフトは用意周到に手をまわしていて、2025年末の契約更新により、マイクロソフトはオープン AIのモデルのウェイト(重みデータ)やコードに対する広範な権利を2032年まで保持しています。またオープン AIが「AGIに達した」と判断されるまでは、すべての技術を自社製品(Copilotなど)に組み込む権利も持っています。

オープン AIが破綻した場合に買収や人材吸収が上手く行かなくても、オープン AIの技術は一定期間確保できるようにしています。オープン AIが法的に破綻しても、マイクロソフトはその技術を使い続ける法的根拠をすでに固めているのです。

オープン AIが破綻すると、出資していた企業は損失を被る事にはなりますが、マイクロソフトとすればオープン AIを手に入れる絶好の機会にもなります。破綻による影響で大きなダメージを食らうのは間違いないのですが、血を流した代償として技術を手に入れる事が出来る可能性があります。

出来ればオープン AIが破綻することなく、企業として存続を続けていく方がベストですが、資金繰りが悪化して最悪破綻したとしても、どこかがそれを引き継いで AI開発が続いていく事になります。

AIが今後の社会において必須の技術となるのであれば、それを開発・支援している企業などに投資をしておくことがいいのではないかなと思います。マイクロソフトやグーグル、アマゾンなどは、どう転んでも AI時代において主導権を握っている企業になっていると思います。

   

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