円安はさらに加速して、米国債の金利はまだ上昇する

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気が付けば、ドル円相場は1ドル160円台に手が届きそうな水準にまで上昇しており、一時は1ドル159円93銭にまで行っていたので、このブログ記事がアップされる頃には160円台を突破している事もあるかもしれませんね。2011年には1ドル76円台だった事を考えれば、為替レートだけで2倍になっているのだから、あの当時から考えると今の水準が凄いなと思います。

どこまで円安が進むんだろうね

円安だと外貨資産は増えるから嬉しいけど、円安になり過ぎて少し怖いね

個人的にはこのレベルの円安水準が続くとは思えないし、1ドル155円台が限界だろうと思っていたのですが、そんな思いとは裏腹に円安はドンドンと進行していき、今では1ドル160円を突破しそうになっているので、本当に為替って分からないものですね。調子乗ってFX(外貨証拠金取引)などをしなくて良かったと思います。

私は、いずれ円高ドル安に振れていくと思っていますが、ゴールドマンサックスのアナリストの見立てでは1ドル168円ぐらいまでは円安ドル高が進む可能性があるらしいです。さらに円安ドル高が進むなんて私には想定すら出来ない水準です。

今年には米国において大統領選挙があります。今のところ、トランプ氏が若干リードしているようですが、どちらが当選するのかは蓋を開けてみないと分からないといった感じのようです。トランプ氏、バイデン氏のどちらが大統領になったとしても、米国の財政は悪化すると想定されており、それにより米国債の金利は上昇していく可能性があるようです。

特にトランプ氏が当選した方が警戒度が高いらしく、もしも議会の上院と下院の両方を共和党が握れば(多数派となれば)トランプ氏の減税政策はスムーズに通過する事となります。

トランプ氏は前回の大統領の時に、トランプ減税を実施しており、法人税を35%から21%へと大幅に引き下げています。この減税処置は2025年の年末で終了となるのですが、トランプ氏が大統領に就任すると減税処置は継続となる予定です。減税が延長となり、今後10年ほど経つと1.6兆ドル(約250兆円)の税収減少になっていきます。

トランプ氏が前回の大統領に時に減税処置を導入の際には、米国長期国債(10年物)の金利は、1.8%から2.5%にまで急上昇しており、今回も同じような状況になれば、米国長期国債の金利は上昇傾向になっていくと想定されています。

また、トランプ氏は通商交渉にも強気であり、米国ファーストを貫くことから、中国を筆頭に関税が引き上げられる可能性が高く、輸入品の価格上昇につながる事から、インフレに繋がりかねない状況となります。インフレが再び頭を持ち上げ始めると利下げも難しくなってしまいます。

米国の長期金利の上昇と、インフレの再燃。これによって、日米の金利差は開いたままとなってしまい、ドル円相場はさらに円安ドル高へと進むという見立てのようです。

個人的には、早くて9月頃・遅くても年末には米国の長期金利が下がっていき、利下げも開始されて、円高ドル安の方向に進んでいくと思っているのですが、その目論見が外れてしまう事もあるかもしれませんね。

     

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