今年に入ってからはテック企業の下落が強くなっていました。特に、マイクロソフトやアマゾンなどは他の企業と比べると年初来の下落率が大きくなっています。一方で、消費関連銘柄などは順調に上昇している銘柄などが多く、代表的な企業であるウォルマートやコストコなどは順調に株価が伸びています。

今年は、オールド銘柄が強いイメージだよね



エネルギーや消費銘柄は確かに強いですね
従来であれば、ハイテク企業などのPERは高くて、消費関連銘柄などは低い(普通のレベルのPER)事が多かったのだけど、今では逆転現象が起きていて、ハイテク銘柄よりもオールド銘柄と呼ばれている消費関連銘柄の方がPERが高かったりすることがあります。
「代表的なハイテク銘柄と消費関連銘柄のPER比較」
| 企業名 | 現時点のPER | 2026年予想PER | 2027年予想PER | 2028年予想PER |
|---|---|---|---|---|
| アマゾン | 29.4倍 | 27.2倍 | 22.6倍 | 18.3倍 |
| マイクロソフト | 25.0倍 | 23.9倍 | 21.2倍 | 17.9倍 |
| グーグル | 28.9倍 | 27.1倍 | 23.3倍 | 20.2倍 |
| エヌビディア | 41.0倍 | 23.6倍 | 18.4倍 | 15.2倍 |
| ウォルマート | 46.0倍 | 43.1倍 | 38.2倍 | 33.6倍 |
| コストコ | 53.2倍 | 48.8倍 | 44.6倍 | 40.2倍 |
| S&P500(指数) | 25.3倍 | 21.8倍 | ー | ー |
表をまとめてみると、現時点のPER(実質PER)では、アマゾンやマイクロソフト、グーグルなどが普通のPERにまで下がってきているのが分かりやすいですよね。S&P500とあまり変わらない水準になっています。
エヌビディアに関しては、やはりPERは高い(期待値が高く乗っている)のですが、予想PERをみるとそれほど高いという感じではなく、業績が想定通りに推移していくのであれば、むしろ安いと言えるかもしれません。2027年度の予想PERでは20倍を切る水準となっています。
一方で、ウォルマートやコストコなどの消費関連銘柄は40倍を超える水準となっていて、結構高い数値になっています。現状ではハイテク銘柄ほど売上や利益が急成長するという想定ではないので、2026年度や2027年度などのPERの減少幅も少なめで、来年以降のPERも高めになっています。
ウォルマートやコストコに関しては、現状ではPERが高く感じるけど、今後AIが導入されていくと、人件費や経費が削れていく事になるので利益が増える可能性が高いと考えられています。そうなると、利益が増加する事でPERも減少していくので、将来的にはもう少しPERが勝手に減少していく事になると思います。あくまでも現状での利益想定を反映しているので、ちょっと高めのPERになっています。逆に言えば、将来的にコスト削減効果があると見込まれているから高いPERでも買われているといった感じなんだと思います。
さて、現状では伸び悩んでいる(下落傾向にある)ハイテク銘柄ですが、だいぶ落ち着いたPERになってきていると思います。今想定されている業績(利益)を上げていく事が可能なのであれば、何も問題はなく、むしろ更に下がるようであれば絶好の買い場になるのではないかなと感じます。


コメント