かつては蜜月関係と言われていたトランプ大統領とテスラCEOのイーロン・マスク氏。政府効率化省(DOGE)の責任者に任命されるなど、マスク氏は新政権の主要幹部として重宝されていたのですが、大型減税対策への意見相違によって関係は悪化し、現在の政商と言われるほどの関係だった両者の関係は決裂してしまいました。

トランプ大統領に気に入られていると有利なのにね



我が強い者同士だと色々と難しいのかもしれないね
イーロン・マスク氏が政権を去ってから入れ違いのようにトランプ大統領に気に入られ始めた人物がいます。それがエヌビディアCEOのジェンスン・ファン氏です。ファン氏はトランプ政権発足直後の2025年1月末まで、トランプ氏と会った事すらなかったようですが、徐々に関係を深めていく事になります。
トランプ大統領と会うきっかけとなったのは、トランプ政権幹部のラトニック商務長官が製造業の米国回帰を目指す過程でファン氏に政権への協力を依頼した事から始まります。
その後、ファン氏は2025年5月にトランプ大統領の中東訪問に同行したサウジアラビアでは 1万8000基の AI半導体をサウジアラビアに供給する契約を結んだり、2025年9月には英国に国賓として招かれたトランプ大統領と一緒に英国王国が主催する晩餐会に出席して、その後に英国でのデータセンターの巨額投資計画を発表したりと、トランプ大統領の外遊についていき、数々の契約を結んでいきました。
ファン氏率いるエヌビディアは、従来以上に政権に資金を提供するようになり、2025年1〜9月のロビー活動費は 345万ドル(約 5.3億円)と前年同期比の7倍にも膨れ上がっています。今では米国有数のロビイング企業となっています。
その影響力は政策を変更させるほどになってきており、従来は中国に対して厳しい半導体規制を打ち出していたトランプ政権(従来の米国政権も含む)ですが、最近では規制を緩和して中国に輸出規制を掛けていた「H200」という半導体の販売許可を出しています。
また、エネルギー政策も転換しており、トランプ氏は従来であれば化石燃料の増産を掲げていたのですが、最近ではデータセンターの電力不足を考慮して原子力発電所の新増設に動き出すなど、ファン氏(エヌビディア)よりの政策になってきています。
身内びいきが強いトランプ大統領において、トランプ大統領の政商となれば非常に有利に事業を進めていく事が出来ます。現代の政商としてファン氏が有利なポジションに立っており、このまま良好な関係を続けていければエヌビディアの強さは当分維持されていくのではないかなと思っています。


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