有力企業の決算発表が続々と行われているね。保有する銘柄の決算発表に一喜一憂している人も多いのではないかな。どれもが好決算で上昇してくれることを願いながら、出来れば保有株の決算発表は無事に通過してほしいよね。
せめて失望されるような決算内容にはなって欲しくないよね
期待外れで急落するのは避けて欲しいよね
大手企業や有名企業などの決算発表が続いている決算ウィークの真っただ中なんだけど、そんな時にガバナンスに懸念が高まっている企業が出てきたね。
今年に急上昇して大きな話題となっていたスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)という企業の名前は一度は聞いたことがあるんじゃないかな。そのスーパー・マイクロ・コンピューターを担当している会計事務所が監査法人を辞任した事で先日の株価は前日比30%の下落という大暴落だったね。
スーパー・マイクロ・コンピューターは、AIサーバーに強く、エヌビディアのGPUを使用したAIサーバーを手掛けている事から、投資家の間で人気となり、株価が今年に急上昇していて今年の1月から3月のわずか2か月余りで株価が4倍になるほどの急上昇をしていたんだ。
そんな話題のスーパー・マイクロ・コンピューターも、気が付けばズルズルと株価が下がっていき、8月になると株価は最高値の半分ぐらいになっていたね。
そして、8月にはヒンデンブルグ・リサーチがスーパー・マイクロ・コンピューターを調査した結果、「会計上の明白な懸念があり、未公表の関連者取引の証拠、制裁および輸出管理の不手際、顧客問題などが発生している」とレポートで公表していたんだ。これを受けてスーパー・マイクロ・コンピューターの株価は更に下がっていたね。
更に、9月になるとヒンデンブルグ・リサーチのレポートを受けて、米国司法省がスーパー・マイクロ・コンピューターへ調査に入ったという報道をウォール・ストリート・ジャーナルがしていたんだ。
そして、最後にとどめを刺したのが、今回の会計事務所アーンスト・ アンド・ヤングによる監査法人の辞任だね。
会計事務所アーンスト・ アンド・ヤングはスーパー・マイクロ・コンピューターのガバナンスと透明性に懸念があることが監査法人を辞任した理由であると公表しており、極めて厳しい状況となっているみたいだね。
今年に監査法人が辞任したサンパワーやティンゴ・グループなどの企業は、その後に上場廃止となっており、スーパー・マイクロ・コンピューターも状況によっては、こうした懸念があるよね。
株価が勢いよく上昇していた今年の初めごろには、スーパー・マイクロ・コンピューターは大人気の銘柄の1つとして注目されていたんだけど、この時に手を出していたら大やけどを負っているね。
すでに株価は年初の頃の株価を下回っていて、最高値の水準から76%も下落をしているというナイヤガラの滝状態の大暴落中だよね。
ブームにうっかりと乗ってしまうと高値圏で掴んでしまって、こういった事故にあう可能性があるから怖いよね。
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