インデックス投資も個別株投資も、基本的には長期投資をしていくのが良いと言われています。でも、頭で分かっていても、なかなか長期投資は難しいもので、気持ちが付いていかない時があります。インデックス投資であればマシなのですが、特に個別株になると浮き沈みが大きいので、長期投資が難しい時が多々あります。
投資は長期投資が基本だと言うよね
セオリーなのですが、簡単ではないですよね
私も長く投資をしていますが、株価に振り回されている時があるし、長期投資をしているつもりでも手放してしまう事もあります。
特に成長株などは株価が暴れてしまう事があるので、乗りこなすのに苦労する事があります。
最近、株価が上昇していて上場来最高値を更新して話題になっていた銘柄にネットフリックス(NFLX)があります。サブスクの動画配信サービス最大手企業ですよね。独自政策のドラマや映画に定評があり、加入者数も右肩上がりとなっています。そんなネットフリックスも浮き沈みが激しい企業です。
ネットフリックスは、私も投資をしたことがあり、2021年3月に505ドルぐらいで購入しました。その後、暫くして587ドルで売却したので、約16%ほどの上昇で利益確定した感じなっています。今は、上場来高値を更新して698ドルとなっているので、そのまま保有していれば購入時よりも38%ほど上昇している状態になっています。
結果だけをみると購入して、そのまま長期投資を継続していた方が良かったことになりますが、投資を続けていく事は簡単な事ではなく、なかなか難しいものです。
私が売却して、暫くは上昇していましたが、その後に大きく下落をしています。この大幅下落に巻き込まれて、それでも「長期投資なら大丈夫だ」とホールドを続けられた投資家はほとんどいないと思います。
「ネットフリックスのチャート」
わずか7か月の間に、75%も株価が下がるいう大暴落となってしまいます。会員数が減少しており、決算も期待外れ、ビジネスモデルが曲がり角に差し掛かったと言われ始めており、お先真っ暗なボロボロの状態でした。ディズニー社の動画配信サービスのディズニープラスに負けてしまうだろうという意見が大半でした。
それでもネットフリックスは、自社制作を続けて質の高いコンテンツを作り続けた結果、利用者数も再び増え続けていき、暴落してから2年ほどで株価は3倍にまで上昇して、上場来最高値を更新するまでになりました。
結果だけをみれば、私が購入した時点からホールドを続けていれば、売却した時よりも上昇しており、売却せずにホールドしている方が正解だったという事になると思います。
しかしながら、あれだけ暴落をした株を手放さずにホールド出来る強心臓の投資家なんてほぼいないと思います。私が購入した時点から計算しても65%もの大暴落となっているのだから、これに巻き込まれたら確実に怖くなって手放していると思います。
今の結果だけをみるだけであれば、誰でも「ホールドしていればいい」「長期投資をしていれば大丈夫」と思うかもしれませんが、実際の相場にいる時にそんな言葉を言えるような投資家はほとんどいないです。
大抵の投資家は心を保てないものなのです。
コメント
コメント一覧 (2件)
それって投資金額が大きくなればなるほど難しいでしょうね。
私はわーずかだけど、多分380ドルくらいの時に買いました。一度ぐんと上がり暴落してもネットフリックスの人気(色んな質の高い独自の作品作り)を信じてほったらかしてました。
ただこれは金額が少なかったから。
きっと大きい金額ならそんな心境にはなれないかもです。
同様にコロナの時もです。大きい赤字になっても持ち続けるって難しいですよね。
でもだからこそ長期保有で大きく資産を増やせるんでしょうね。
ということは、よしぞうさんがいつも解説していただけるように個別株はよく調べることが大切なのでしょうね。
ある、株で資産を築いた方が悪くなることは1ミリも考えない。上がるまで待って売るよと言われて、そうか〜と思ったことがあります。
こんばんは、森の子さん。
投資金額が大きくなると確かに気持ちの持ちようが難しくなることはあると思います。
100万円が半分になっても、50万円なくなるだけだけど、1000万円が半分になれば500万円吹き飛ぶので、怖さも違ってくると思います。
あとは、それに収入が絡んでくるかな。
年収が400万円の人が、コツコツと1000万円ためて、それを投資に回したけど、500万円吹き飛んだら、めっちゃ恐怖感が高まると思います。
一方、年収が1500万円の人からすれば、500万円吹き飛んでも、痛いのは痛いけど、働けば数年で取り戻せると思えば、耐えられるケースも多くなってくると思います。
投資金額と収入のバランスによって、異なってくるのかなと思います。
なので、年金生活の方の投資は保守的にいかないとダメだと感じます。