時代の流れが変わり、王者を飲み込んで新たな企業が成長する

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エヌビディアがインテルに50億ドル(約7250億円)を出資するようですね。エヌビディアがインテルの普通株式を1株あたり23.28ドルで購入して、これによりインテルの株式の約 4%の持ち分となるようです。かつては、パソコン市場などの半導体において独占的な強さを誇っていた王者インテルが今ではエヌビディアの傘下に下りそうな感じになってしまっています。

「インテル入っている」というキャッチフレーズで有名だったのにね

インテルが入っているなら間違いないといった感じだったのにね

今回の出資はエヌビディアによるインテル救済という色合いが濃いのですが、それでも両社にとってはメリットがあり、インテルは資金の確保とエヌビディアの技術を使えるという点があり、エヌビディアにとってもCPUにおいては今でも強いインテルの高性能な製品を使えるという点において有利です。

両社は「複数世代のカスタムデータセンターおよびPC製品」を共同開発するとしており、従来であればCPUとGPUをそれぞれ基板上で組み合わせていたのを、両者が手を組むことで Soc化(コンピュータに必要な色々な機能をひとつの半導体チップにまとめること:CPUとGPUを1つの半導体として作る事)が進み、両者のいい所取りの高性能製品が出来る可能性が高まります。

今回、エヌビディアは50億ドルを出資してインテル株式の4%を取得します。この4%がどのくらいの規模なのかというと、このぐらいの大株主となります。

インテルの大株主ランキング

順位企業名持ち株比率
1位米国政府10.0%
2位バンガード8.9%
3位ブラックロック6.4%
4位ステート・ストリート4.7%
5位エヌビディア4.0%

先月に発表された米国政府によるインテル株式取得により、米国政府が第1位の大株主となっています。それ以外では、バンガード、ブラックロック、ステート・ストリートという3大資産運用企業が名を連ねています。そんな中で、第5位の大株主としてエヌビディアが加わる事になりました。

4%の持ち分という事で、これだけでエヌビディアがインテルをコントロール(経営に強く関与する)という事までは出来ませんが、「戦略的提携とセットの大株主」という位置づけから、経営方針に対して無視できない影響力を持つ事になります。

エヌビディアは、共同開発・提携の方向性を通じた間接的な発言力が強まる事でインテルとの協議を主導していく事が出来るので、エヌビディアにとっては有利な状況となる可能性があります。

かつての絶対王者を飲み込み、インテルのポジションを奪い取ったエヌビディアは、更に巨大に成長していく事になるかもしれませんね。

   

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