８月１９日の米国株市場は大きく下げていましたね。Ｓ＆Ｐ５００は1.3％の下落をしており、ダウ工業平均も1％近い下落をしていました。個別株などは更に大きく下げている銘柄が多かったです。
６月の下落から持ち直しつつあった米国株市場も久しぶりの大きな下げに戸惑いを覚える投資家も多かったのではないでしょうか。
長期金利の指標でもある米国債１０年の利回りは2.97％となっており、米国債１０年の利回りも久しぶりに3％を超えそうな水準にまで高まってきました。
それに呼応するかのようにアマゾンやマイクロソフトなどのハイテク銘柄やナスダックは大きく下げていたので、こういった下落をみていると少し先行きが不安になってきますよね。
今後は巻き返していくのか、それともこのままズルズルと下がってしまうのか、丁度瀬戸際に立っているのかもしれませんね。
私の現状と相場の相違
さて、私のポートフォリオはキャッシュ比率が約７０％ぐらいになっており、キャッシュが非常に多い状態となっています。
下落に備えてキャッシュポジションを多くしているのですが、現状では株価は６月の頃から考えると持ちなおしており、キャッシュを多く保有している方がパフォーマンスが悪くなっています。
Ｓ＆Ｐ５００などは高値から２０％以上も下落していたのが、最近では高値から１１％程度の下落にまで戻ってきています。
Ｓ＆Ｐ５００は第二次世界大戦以降では、安値から半値を戻すと、それ以降は安値を更新した事はないと言われているようです。このアノマリーからすると今回の下落は６月が底値であり、今後は上昇していくという事になります。
そうなると、キャッシュを用意していたのは無駄骨となりますね。まあ、安心のために安全策を取ったのだから仕方がないのですが、とりあえずは当面はまだ様子をみているつもりです。
さて、Ｓ＆Ｐ５００だけで考えると高値からまだ大きく下落している（１１％ぐらいの下落）状態なのですが、Ｓ＆Ｐ５００投資信託（eMAXIS Slim米国株式：S&P500）は円安ドル高の影響もあって、現時点では最高値を更新しているんですよね。
えっ、最高値なの？
昨日気付いたけどそうみたいｗ
米国株市場が下がっていても、利上げをして円安ドル高になるのであれば、「eMAXIS Slim米国株式：S&P500」などの投資信託は下落のダメージは限定的になります。しかもある程度株価が戻ってくるのであれば、円安の効果が強く発揮されるので、逆に高値を更新する事すらありますね。
こういう局面では下手に動かない方がいいですね。
何が悪かったのか
私自身のポートフォリオでいうと、何も売らずにずっとホールドを続けていれば良かったのですが、流石に現在の資金規模の状態であの場面でそういう行動はとれなかったと思います。
ただ、余計に動き過ぎたというのは反省しないといけないなと感じています。
個別株を売った事は、それでよかったと思っています。
アマゾンやマイクロソフトを売却したのは安全を考慮して、個別株を売るという判断をしたのだから、結果が伴わなかったとしても問題ないと思います。むしろ事前のルール通りに動いているのでこれで良いと思います。
でも、「eMAXIS Slim米国株式：S&P500」まで売る必要はなかったよね。
これこそ、ガチホで問題ないやつです。でも、売ってしまったのは少しでも安値で買い戻してパフォーマンスを良くしようと欲張った結果です。
インデックス投資なんかは下落しても売る必要などはないです。それは分かっていましたが、それでも「まだ下がるだろうから、今のうちに売っておいて、安値で買い戻して少しでも早く元の資金量に戻れるようにしてみよう」という欲が失敗を招いています。
これは、素直に反省しないといけませんね。
今後はどうのように動いていくのか
さて、こういった経緯もあり、現時点ではキャッシュ比率が７０％ぐらいあるキャッシュリッチ状態です。これを少しづつ戻していかないといけません。
ただ、あまり焦ってキャッシュを投入していこうとは思っていません。
今までの経験上、慌てて乗り込んで行っても大抵の場合は上手く行かなかったので、もう少し様子を見ながら、少しずつ資金を入れていこうと思っています。
今でも、今後の相場は下がっていくと思っていますが、自分の想定とは異なり株式市場が上昇をしていくのであれば、Ｓ＆Ｐ５００が高値から１０％下落ぐらいまで戻した水準の4316.90ぐらいまで行けばキャッシュを入れ始めていると思います。
アマゾンに関しては、決算の内容が思っていたよりも良かったので購入してもいいと思うのですが、決算発表後は大きく急上昇しており、これほど一気に上がった状態の時に慌てて買っても上手くいく気がしないので、アマゾンの購入も少し様子をみています。
私の今後の想定としては、基本的にはまだ下がっていくと思っているのですが、私の想定と異なる結果となっていく場合には一定の水準を超えた段階でキャッシュを投入して徐々に買い始めていき、一方で私の想定どおりに株式市場が下落をしていくのであれば、ある程度下がった段階から買い始めていこうと思っています。
とりあえず、あまり慌てずにノンビリと相場を眺めながら、コツコツとキャッシュを戻していこうと思います。
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