多くの投資家が一つの目標や区切りとしている1億円という大台。億り人などの言葉やミリオネアなどとも呼ばれることもある1億円プレーヤーに、いつの日か届くことを夢見ながら投資を続けている人も多いと思います。
FIREする際の一つの基準とも言われているよね
年齢や家族構成にもよるけど、1億円あればFIREが視野に入ってくるよね
多くの人が目標としている1億円ですが、「1億円ぐらいだったらインデックス投資をしているだけで誰でも到達する」という意見もあったので、1億円に届くという事について少し考えてみようと思います。
シミュレーションの設定として、30歳の時に貯金が500万円あり、それを全額インデックス投資に回す事として、毎月5万円づつ積み立てていけば、25年後の60歳の時には1億円ぐらいになっているというものでした。
30歳の時に貯金が500万円という設定は、可能性としては充分ありえる水準ですね。そして、毎月5万円の積み立ても可能といえば可能だと思います。ただ、家庭を持つと毎月5万円の積み立ては厳しいかもしれませんが、独身であれば問題ない水準ですよね。
さて、インデックス投資を行うとして、その平均リターンは11%で見積もっていたようです。最近10年間のS&P500の年間平均リターンを計算すると、約11%ぐらいだからという事のようです。
「投資スタート30歳、初期投資額500万円、毎月5万円積み立て、インデックス投資の平均リターン11%」
これで計算(税引き後の投資資産)すると、次のようになります。
年数 | 投資資産 | 年数 | 投資資産 |
---|---|---|---|
5年目 | 1144万円 | 10年目 | 2132万円 |
15年目 | 3651万円 | 20年目 | 5983万円 |
25年目 | 9564万円 | 30年目 | 1億5062万円 |
25年目には 9500万円とほぼ1億円の大台に近づいており、26年目には 1億483万円と1億円という大台を突破します。その後も投資を続けると、30年目には 1億5千万円になっています。
確かに、こうやってみると簡単に1億円に乗せているように感じますね。
30歳から投資を始めて、55歳の頃には9500万円になっているので充分な満足できる資産規模になっていますね。少し早めに定年退職して、自由気ままに暮らすといった感じになるのでしょうか。
シミュレーションすると簡単に1億円に届くような気がします。でも現実的には、こんなにうまくはいかないだろうなと感じます。
まず、インデックス投資のリターンが高く設定しているかなと思います。確かに最近10年間は平均リターン11%ぐらいあるみたいですが、今後もその水準で設定しておくのは少し強気な感じがします。
また、インデックス投資を続けていくという事ですが、その間に暴落などが起きると、投資を継続していける人は意外と少ないものです。誰もが長期投資をすればいいと分かっていながら、それでも多くの人が大台に届いていないし、長期投資自体が出来ている人も少ないです。
計算上は簡単にみえる1億円までの道のりも、平坦な道のりではなく、山あり谷あり、そしてジェットコースターやフリーフォールのように急降下することもあるので、乗りこなせる人は少ないものなのです。
淡々と右肩上がりであれば、だれでも投資に成功するのですが、そんな感じには動いてはくれず、あくまでも平均すれば右肩上がりなだけであり、急落時にはインデックス投資であったとしても握ったままで過ごすことが難しくなる人が続出するのです。
想像するのと体感するのでは、まったく異なるという事を理解しておいたほうがいいのではないかなと思っています。
コメント
コメント一覧 (2件)
そのようなコメントを見ると、あぁ~資産1000万も投資経験も無いただの雑魚養分貧乏投資家なんだぁ~とささっと左から右へ流しますwどうせ数年でいなくなりますからw
自分の資産規模と同等以上でないと参考価値はありません。株式投資を最初から舐めている奴は皆退場します。
今思い出しましたけど、2020中盤~2021年のバブルで、「インデックス投資とか眠たい投資してるやつ馬鹿なの?」このワードだらけでしたねwこいつらは皆2022年で消えましたけど(笑)
2023年はこんな虫どもが消えてxは良かったんですが、最近また増えだしてうんざりもしています。まぁいい指標なので使えますが。
清水ケンイチさんはご存じだと思いますが、あの方ですら20年かかってます。リーマンから始まりチャイナショック・血まみれのクリスマスショック・コロナの未知の恐怖からの暴落・そして緩和バブル・バブル崩壊など今までの暴落で耐えられるのはほんの一握りですね。たった20年で上記以上にまだまだあると考えると、今後20年も全く気が引けません。
また積立は勘違いされている方が多いいですが、運用額が大きくなればなるほどリスクは上がります。
平均的な会社員の給与だと1憶円からの50%下落では取り返せません。また積立5万とかほぼその規模の下落中だと影響を与えません。そういった経験もないからそのようなコメントが出来るんですよねw
そんな時はニュースは悲観だらけで倒産などの状況ですよね。リストラに合うかも。果たしてホールドできるのか?またいつ戻るのかも保証もありません。
理論主義者ではなく現実主義者でないと生き残れないですね。
2022年のピークに退職して暴落を乗り切ったよしぞうさんは、マジですごいと思いますwこれからも応援しています。2621爆損中です(´;ω;`)来年かなぁ~
投資している金額が大きくなっていくと、自分の収入で挽回できる金額ではなくなってくるので、減った金額を取り戻すのが難しくなりますね。
長期投資って、握っているだけだから簡単だと思われがちだけど、なかなか思うようにはいかないですよね。
私は18年ぐらい投資をしているのですが、一番長く保有していた銘柄でも10年ぐらいなので、長期投資を続けることは簡単ではないなと感じます。
下落時には、KKGさんが仰るように総悲観になるので振り落とされる人が多発しますね。長く生き残るだけでも充分素晴らしいことだと思います。
私は、円安に助けられてなんとかなっているだけなので、今後に円高に振れた時が怖いです。
円が130円ぐらいになるだけで20%ぐらい評価額が下がるし、そこに株安が重なれば、今の資産も大幅減少となるので、いつも不安感があります。
安定感を出そうと思って、米国債券ETFにも投資してみたけど、今のところはイマイチです。
同じく、2621が思わしくないので、困ったものです(笑)。
やはり、投資は思うようにはいかないものですね。