こういうのは真似して欲しいよね

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近年、日本において導入された新NISA制度。イギリスのISA(Individual Savings Account)制度を参考に、従来の旧NISA制度の良くなかった部分を上手く改正して、皆が使いやすい制度へと生まれ変わりましたよね。今後も海外の良い制度はドンドンと取り入れていってほしいですよね。

良い事例は積極的に取り込んでほしいね

投資に限らず、私達の為になる改正は歓迎だよね

投資先進国の米国では、子供の未来を支援する施策として「MEGA口座」というものを作る法案が協議されています。「MAGA口座」と名付けられた新たな資産運用制度で、今後数年間に米国の新生児1人につき 1000ドルがこの口座に支給される事になります。つまり、子供が生まれると政府から 1000ドル(約 15万円)が支給されるというものです。

MAGA口座は、2026年1月1日以降、8歳未満の子どもを持つ親によって開設できるようになるみたいで、まずは試験的プログラムとして、2025年初めから2028年末までに生まれた新生児に米国政府が 1000ドルを対象者のMAGA口座に拠出するそうです。口座を持っていない対象児童には、財務省が自動的にMAGA口座を開設するそうです。

運用管理は銀行などの金融機関が担い、インデックスファンドや分散型ポートフォリオを通じた米国株投資のみが許可されるとなっています。

MAGA口座の資金は18歳までは引き出せず、その後も25歳までは最大半額までしか引き出せない。口座は31歳で自動的に閉鎖され、全額が所有者に分配されるという形になるみたいです。つまり、子供の間は強制的に引き出せないようになっていて、その後も引き出すことは限定的になっており、最終的に25歳~31歳の間にいったんすべてを引き出す形になるみたいです。

MAGA口座の資金を特定の用途に使う場合は、より低い長期キャピタルゲイン税率が適用されるみたいで、教育資金、住宅購入、小規模事業の立ち上げにかかる費用などが含まれるそうです。その他の用途に使う場合は、通常の所得税が課される見通しです。

ちょっと使い勝手が悪いと思えるのですが、それでも国が全ての生まれた子供に15万円を分配してくれて、それを18歳までは引き出せないようにしていて、なおかつその資金は運用するので、裕福ではない家庭の子供であっても、誰でも生まれてきた子供は投資で長期運用を必然的に行う事ができるようになっています。

15万円というとかなり少ないと思えてしまうかもしれませんが、S&P500の平均利回りが8%程度なので、18年間置いておくだけで約60万円になっているし、全額引き出せる25歳まで置いていると約100万円になっています。何もしなくても(何も金銭的な準備をしていなくても)、誰でも25歳の時には100万円を手にする事ができるのであれば有難いですよね。

子供の未来の為に、生まれた子供達に国が資金を提供して、その資金は引き出せないような形で運用を行い、子供達の将来の為に据え置いていく。もちろん、子供達の為の資金は各家庭で準備するのがベストなんだろうけど、一部でも国が支援してくれて用意が出来るのであれば有難い制度だと思います。

日本は少子高齢化となっていて、子供の数が増えていません。こういった制度を導入したからといって、子供の数が増えるわけではない(積極的に産もうと思う訳ではない)ですが、それでも子供を支援しようという姿勢は伝わってくると思います。将来の日本を支える子供達の数が増えていかないと日本はジリ貧になっていく一方です。他の国で良い制度があれば積極的に取り入れていくような形になっていけばいいなと思います。

    

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