エヌビディアは次の決算までは上昇する

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米国株市場は好調さを維持していますが、その中でも非常に強い勢いを感じられるのがエヌビディアですよね。市場が上昇している時は当たり前のように他の銘柄よりも大きく上昇しているし、市場が下落している時でさえも相場の下落など我関せずといった感じで上昇しています。まさに現代の無敵艦隊のような進撃ぶりです。

エヌビディア凄いよね

先日の決算後も勢いは止まらず右肩上がりですね

好決算を叩き出した先日の決算発表の時も、決算発表後に16%もの大幅上昇をするなどしていましたが、その後も勢いは衰えず、決算発表後から僅か1か月程度で更に約35%も株価が上昇しているという爆裂ぶりを見せつけています。

業績の急角度で上昇していますが、株価も急角度で上昇しています。9日の金曜日は利益確定に押されて大きく下落をしていましたが、それでも一時は史上最高値の972ドルまで上昇する場面もあり、もうすぐ1株1000ドルに到達するかもしれないですね。まさに天井知らずのような勢いを感じる銘柄となっています。

さて、この勢いは何処まで続くのでしょうか? もちろん、ホルダーとしては何時までも上昇が続いて欲しい所なのですが、ひとまず次の決算ぐらいまでは株価が好調な状態は維持していると思います。次の決算においても好決算が想定されています。

前年度の売上自体がまだそこまで高くないので、前年対比で3.3倍という非常に大幅な増収が期待されていますが、その部分は間違いなくクリアしていくでしょう。米国当局に規制されていて暫くは出荷できていなかった中国向けの半導体についても、性能を落として設計した「H20」というチップが今年の1月から出荷され始めているので、売上の伸びに貢献してくれると思います。

中国側としては、いつ何時、米国政府によって半導体の輸出が規制されるか分からないため、買える時に資金を惜しまずに買えるだけ買いだめをすると思います。ゆえに、「H20」は想定以上に売れる可能性があります。前回の決算は中国への半導体規制の影響を受けて、中国への売上が大幅に減少したにも関わらず、米国を含めた他の地域におけるエヌビディアの半導体への需要が非常に高かった事を受けて、売上・利益は大幅に増加していました。

次の決算は、現在のエヌビディアの半導体に対する需要が高い状況に加えて中国での売上も加算され始めていくので、市場の想定を上回る決算を叩き出す可能性は充分にあると感じます。なので、そういった事を期待されて株価は先回りをして上昇していく展開となっていくと思います。

また、売上だけでなく、粗利益率も毎期ごとに上昇しており、今期の粗利益率は76%だったのですが、来期の粗利益率の中央値は76.3%となっており、今期よりも更に高まる想定となっています。売上だけでなく、利益も上昇していく可能性が高い事を考えれば、来期の決算も充分好決算になっていくと想定されています。

さて、しかしながらいつまでも好決算が続いていくという訳ではないと思います。失速とまではいかないけれども、成長性の伸びは確実に鈍化していきます。今までは前年の売上や利益が低かったので、結果として大きな成長性となっていましたが、徐々に前年度の実績は高まってきているので、比較対象となる前年の売上が高くなる事で成長性は落ちていきます。

例えば、来期の2025年度1Q(2024年2月~4月)の売上は前年対比で3.3倍になる想定になっていますが、その次の2025年度2Q(2024年5月~7月)では前年の実績が伸びていたのでその分だけ成長性は落ちる事となり、前年対比で1.9倍程度になると予想されています。

そして、その後も売上自体は順調に伸びていくものの、前年の実績が上がっているので前年対比でみた成長性は徐々に落ちていく想定となっています。

2025年3Q(2024年8月~10月)の売上については、前年対比で1.5倍程度を想定されており、徐々に成長性の鈍化が感じられるようになっていく事になります。

爆発的な成長をみせていたエヌビディアは、その爆発的な成長性がアダとなって、成長率は落ちていく事となります。ただ、成長性が落ちていくといっても充分な成長率を出しているので、企業としては順調に成長はしているのですが、今までのような爆発的な株価の成長性は徐々に見込めなくなっていくといった感じです。

業績が爆発的に伸び始めた2024年2Q(2023年6月~8月)から眺めていくと、成長性の鈍化が徐々に進んでいくのが分かると思います。

決算時期売上高成長率
2023年05月~2023年07月135億0700万ドル2.0倍
2023年08月~2023年10月181億2000万ドル3.1倍
2023年11月~2024年01月221億0300万ドル3.6倍
2024年02月~2024年04月240億0000万ドル3.3倍(予想
2024年05月~2024年07月256億8000万ドル1.9倍(予想
2024年08月~2024年10月275億0000万ドル1.5倍(予想

ただ、あくまでの売上高の想定は現時点での想定であり、最近の決算発表では毎回市場の想定を上回る売上や利益を叩き出していて、更に次期ガイダンスなども市場の想定よりも高い設定だったりするので、今後の決算において業績が上振れするようであれば、更なる株価の上昇も期待できるかもしれません。

また、株価は1株1000ドルを超えていくようであれば、3年前に株式分割をしたように、今回も株式分割への期待も高まっていく事になるので、株価上昇の後押しになるかもしれませんね。

ひとまず、次の決算までは特に大きなバットニュース(米国政府による更なる半導体輸出規制など)がない限りは、次の決算まではある程度順調に問題なく株価も上昇していくのではないかなと思います。

もちろん、その先も更に大きく上昇してくれるとホルダーとしては嬉しいのですが、あまり高望みはせずに、とりあえず次の決算ぐらいまでは順調な上昇を期待したいと思います。

   

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